を入れてみたのだが。
ガソリンの価格が、4月1日から、また上がるね。
消費税が5%から8%になるのは、まあ、仕方がないとして、
「地球温暖化対策税」とかいう税金の税率が上がるのは
理解に苦しむ。その額は1リットルあたり0.25円とか。
いまさら、地球温暖化対策税なんて、お笑いである。
アメリカなんか、今年はひどい寒波だったのに...。
ま、とにかく、上がったぶんは、なんとか節約しないといけない。
わが家には、ホンダの原付スクーター、トゥデイがある。
ちょっとした買い物から外出まで、なんでもそつなくこなすし、
ガソリン1リットルあたり40km以上と、燃費もいい。
原付一種最強だね。
ということで、ガソリンの高い現在、私はCB750には
ほとんど乗らず、トゥデイにばかり、乗っている。
メインテナンスといっても、大したことはやっていない。
3000kmをめやすに、エンジンオイルを交換するくらい。
オイルはホンダの指定どおり、二輪車用エンジンオイル
E1を入れていた。
けれど、今回のガソリンの値上げで、私は考えたね。
「二輪車用エンジンオイル、高いよな。
クルマ用じゃ、ダメなのか?」
私は、お金の使い方に慎重なほうである
もっとはっきり言うと、ケチなんだけどね。
トゥデイのオイル量は0.7リットルくらいだから、
二輪車用のエンジンオイルだと、1回交換すると600円あまり。
そのコストを惜しむというのは、さすがにちょっと、恥ずかしくなる。
だが、地球温暖化対策税とかいうワケのわからない税金
のアップぶんは、なんとしても節約しないといけない。(笑)
ということで、ネットで調べてみた。
同じようなことを考える人はいるもので、こんなページがあった。
二輪車に四輪車用オイルのススメ
http://www.geocities.jp/mysupercub/oil/bike_oil.htm
よく調べておられる。
私の知りたかったことが、あますことなく書いてあるね。
(^^;
ということで、上のページを読んでいただければ、
だいたいオッケーなんだけど、以下、簡単に私なりの
解説をまとめておく。
まず、「二輪車用エンジンオイル」とはなにか。
なぜ、わざわざ二輪車用とことわっているのか。
結論から先に言うと、二輪車とクルマでは、
エンジンの構造が異なる。そこで、二輪車用に
最適化させたものが、二輪車用エンジンオイルである。
スポーツバイクだと、エンジンオイルとトランスミッション
オイルは、ふつう共用であるし、また、湿式のクラッチを
採用している車種が多い。そのため、二輪車用エンジン
オイルには、クルマ用エンジンオイルよりも高い「極圧性」と
「せん断性」が求められる。そのようなことから、メーカーにより
独自の添加物がまぜてあるのである。
極圧性
金属同士が押し付け合ってる部分に対する滑り性能
せん断性
高分子化合物(オイル)の分子間結合を断ち切る力に対する性能
また、二輪車用エンジンオイルには、MAとMBという規格があり、
湿式クラッチのオートバイには、せん断性にすぐれたMAが、
乾式クラッチのオートバイには、低摩擦性にすぐれたMBが
指定されることが多い。理由は、これも簡単に言うと、
低摩擦性にすぐれたMBだと、湿式クラッチが滑る可能性が
あるからである。
ということで、スポーツバイクには、それぞれの車種において
指定された二輪車用エンジンオイルを入れるのが望ましい。
では、トゥデイのようなスクーターではどうか。
まずはスポーツバイクとは、エンジンの構造が異なる。
走行系は自動遠心クラッチとベルトドライブ式多段変速機
の組み合わせであり、つまり、トランスミッションも湿式クラッチもない。
構造としては、クルマのエンジンに近く、そういった意味では、
クルマ用のエンジンオイルを入れても大丈夫そうである。
ということで、試しに、トゥデイにデミオに使っているオイル
の余りを入れてみた。で、1ヶ月ほど走ってみたけど、
思ったとおり、まったく問題ない。
クルマ用のエンジンオイルは4リットル880円ほど。(10W-30 SN級)
1回あたりのオイル交換費用は約150円。
二輪用エンジンオイルを入れるよりも、ぐっと経済的になる。
これで地球温暖化対策税ぶんくらいは、節約できるだろう。(笑)
ということで、今回の記事のまとめであるが、
スクーターはスポーツバイクとちがって、
エンジンオイルとトランスミッションオイルを共用していないし、
湿式クラッチもない。だから、スクーターにクルマ用の
エンジンオイルを入れても、ほとんど問題ないから。
恐縮だけど、いちおう、決まり文句だから。
この記事を読んで、あなたがスクーターにクルマ用
エンジンオイルを入れたことにより、スクーターが故障したり、
あるいは、あなたがケガをしてもtakは責任を負いません。
CB750のようなスポーツバイクに、クルマ用エンジンオイル
を入れることはできないのか。
前述のように、スポーツバイクではエンジンオイルとトランス
ミッションオイルは共用であるし、また、湿式のクラッチを
採用している。そのようなことから、極圧性とせん断性を
向上させるための添加物が混ぜてある。その添加物とは、
メーカーの企業機密だけど、おそらく、モリブデン系とか
塩素系の添加物である。
ということで、クルマ用エンジンオイルに市販のエンジン
オイル添加剤などを、ごく少量加えて、極圧性を向上させ、
なおかつ、10W-40のような粘度の高いオイルを選ぶことにより、
せん断性の向上をはかれば、スポーツバイクであっても
クルマ用エンジンオイルが使えそうな気もするな。
けれども、クルマ用エンジンオイルには、省燃費のため、
減摩剤が入っている。だから、湿式クラッチが滑る可能性
があるね。それさえなければ、べつに大丈夫なんだけどな。
結局、私の場合、CB750にはMA規格の二輪車用エンジン
オイルを入れている。幸いなことに、CB750に指定されて
いるのは、G1という、いちばん安いオイルである。
さすが教習車。経済的だね。wwwwwwwwww
G1は、ウチの近くのホームセンターで、1リットル入りが650円
で買えるから、コスト的にはクルマ用エンジンオイルとくらべて、
大差はない。
正直いって、GB250に乗っていたときは、クルマ用エンジン
オイルをそのまんま入れていた。それで、なんの問題もなかった。
けど、CB750のような高回転を使う4気筒エンジンだと、
故障したときに高くつく。
だから、多少、慎重になっているね。