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Channel: 続・国道な日々
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自由の学府がサヨクの大学にされてしまった 3

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私の母校である立教大学が、最近はサヨクの大学
と言われているのだが。

立教大学が、最近、サヨクの大学と言われる
ようになったのは、中指を立ててわめいている
精神科医の教授の動画が、SNSで拡散された
ことの影響が大きいと思う。

しかしながら、彼女は立教を代表する教授
ではない。有名人だから採用されたタレント
教授である。
それに彼女はサヨクではない。
もちろん、リベラルでもない。
単純に日本、および日本人がきらいなだけである。

ここで、サヨクとリベラルの違いについて
明確にしておきたい。

サヨクとは、社会主義、共産主義のこと。
リベラルは自由主義のことである。
近年、サヨクがリベラルを偽装している。
だから、わかりづらくなっているけれど、
サヨクとリベラルは、本質的には異なる
ものである。

立教は伝統的にキリスト教の精神に基づく
自由主義の大学である。
そこは間違えないでほしい。



とはいえ、立教には経済学部に伝統的に
マルクス経済学の教授がいる。
そのことは事実である。
私らの頃は、2年生になると経済原論(=マル経)
が必修であったことから、全員が「資本論」を読む。
で、経済学部の学生たちのなかには、一時期、
マルクス主義に染まる者が出てくる。
かつては、私もそうであった。

そりゃ、そうである。

「資本家が独占する資本を、社会の共有財産とし、
低賃金労働を廃するとともに、協同、協力によって
運営する社会を目指すべき」
なんてことが書いてあれば、
「そうだよなー」と思うじゃないですか。

私はバカだから、 基本的にえらい先生が書いた
本には正しいことが書いてあると思う方である。
ということで、人間にとって理想の社会は社会主義
であると、自然に思うようになってしまった。

そんなあるとき、外書購読の授業だった。
資本論の解説書(英語)をみんなで読むという
授業であったが、私の番になり、本文を音読して
日本語に訳したあと、先生に質問をした。
「結局、資本主義は人を幸せにしないって
ことなんですか。」

私はバカだから、 基本的にわからないことは、
すぐに人に聞くタイプである。
女子学生からは、くすくすっと笑われた。

先生は、じっと私の顔を見て、それから言った。
「そんなことはない。資本主義は現代においては
社会主義よりも、より多くの人を幸せにする
と思うよ。
いまは、企業が商品や行動を消費者の嗜好や
価値観に合わせていく時代だ。それによって、
多くの人が幸せになると思う。」

マルクス経済学者、まっさお
である。wwwwwwwwwwwwwwwwww


基本的に、立教の経済学部はマル経が主流
なのだが、そこに所属していながら、
こんなことを言う先生もいたのである。
いろいろな思想を持った教授がいて、
大学はそれを受け入れる。
立教が自由主義の学校である、というのは、
要するにそういうことなのである。
立教は、けっしてサヨクの大学ではない。

それにしても、当時の立教には、いい先生が
多かったな。

ちなみに、先生のこの一言は、私にマーケティング
というものに興味をもたせ、その後の私の人生に
大きな影響をあたえている。

(長くなったから、次回につづく)

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