宮古から室蘭までのフェリーに乗った。
宮古フェリーターミナルにて
ちょいと休みをとって、北海道に行ってきた。
オートバイで北海道に行ったのは、
およそ17年ぶりである。
その話はおいといて、今回は宮古から室蘭まで
フェリーに乗った話をしようと思う。
結論から先にいうと、宮古~室蘭航路は
ヒジョーにお買い得である。
オートバイ乗りが北海道に行くとしたら、
現在は、どこかからフェリーに乗るしかない。
かつては上野から函館まで、夜行急行「八甲田」に
専用の貨物車をつないだ「MOTOトレイン」なるものが
あったけど、1998年8月に八甲田が廃止されたことに伴い、
あっさりと終了してしまったし。
で、関東から北海道に行く場合のフェリーとしては、
以下が考えられる。
1.大洗~苫小牧
2.青森~函館
3.仙台~苫小牧
4.八戸~苫小牧
5.宮古~室蘭
6.新潟~小樽
いや、オレは秋田から新日本海フェリーに乗るよとか、
名古屋から太平洋フェリーに乗るよとか、
あるいは、オレは性格は悪いけど、金だけは
たくさん持ってるから、飛行機で空輸するよ、とか、
いろんな方がいらっしゃるとは思う。
が、だいたい、船が好きな方は大洗航路、
自走にこだわる方は青函航路を使うものと
相場が決まっている。
私自身は船が好きなので、過去5回、大洗航路を
利用して、北海道に渡っている。
川崎近海汽船の宮古~室蘭航路は、比較的、
新しい航路である。2018年6月に開設された。
船が好きな私ではあるが、宮古~室蘭航路は
正直いって、あまり魅力がなかった。
もし、利用するとしたら、東京から宮古まで、
600km以上の距離を自走しなければならないし、
運行ダイヤは宮古を午前9時すぎに出て、
室蘭に午後7時すぎに着く、いわゆる昼行便である。
つまり、旅行者にとっては、まる1日、損をしてしまう。
トラックのドライバーにとっては、
法律で決められた休憩時間の関係で、
10時間の航行時間というのは便利らしいのだが、
一般のオートバイ乗りにとっては、そんなの、
関係ない話だし。
ということで、新航路のニュースが出たあとも、
私はあまり、気にとめていなかった。
だが、2019年4月26日から運賃40%引きのキャンペーン
が実施されてから、がぜん、魅力的に思えてきた。
宮古~室蘭の航行距離は326km。
これは青函航路の3倍ちかい。
でありながら、私と750CCのオートバイをのせて、
運賃は約8,000円。
まさしく、破格である。
しかも、この40%割引は、2020年1月31日まで実施される。
北海道に渡るフェリー料金比較
(2019年10月1日実施のA期間運賃)
東京から宮古まで行くには、
東京~仙台間を無料の国道4号線か、
約7,000円かけて東北自動車道で行き、
仙台から宮古までは、最近、開通した
三陸自動車道を使えばよい。
鳴瀬奥松島から宮古までは無料区間である。
私は格安とか無料ということばによわいのである。
ということで、2019年9月18日午前9時ごろ、
私は国道4号線を走っていた。
宮古には、午後8時ごろ着いた。
そこで一泊し、翌日、朝8時に宮古フェリーターミナルに
行って、乗船手続きをした。
はっきり言って、すいていたね。
メインの顧客であるはずのトラックも少なかった。
オートバイは、私と250CCのカワサキ車に乗った
若い人の2台だけ。あとは、徒歩の乗客が20人くらい。
ぶっちゃけ、存続があやういレベルである。
船は、7,005トンのシルバークイーン。
新造船ではなく、1997年9月に八戸 - 苫小牧航路に
就航した船を使いまわしたものである。
新造船のシルバーティアラは、メインの八戸~苫小牧
に就航した。
もうすこし、がんばってほしかったけど。
けど、まあ、新航路がどれだけ集客できるかは
未知数だから、しかたがなかったのかもしれない。
とはいえ、シルバークイーンの設備はまずまずであり、
快適な船旅であった。
宮古を出港して、すぐに左舷(ポートサイド)がわに
浄土ヶ浜が見える。あとは、天気がよければ
北山崎、尻屋崎、恵山岬などが見えるので、
双眼鏡は必需品であろう。
室蘭フェリーターミナルへの入港には、
前後にタグボートがついた。
シルバークイーンは、バウスラスターとスターンスラスター
を装備しているから、本来は必要ないと思われるのだが、
狭い水域で180度、回頭しなければならないので、
安全のため、ついたのかもしれない。
いつも見られるかどうかはわからないけど、
最近のフェリー旅においては、貴重なシーンであった。
室蘭フェリーターミナルへの入港でついたタグボート
宮古フェリーターミナルにて
ちょいと休みをとって、北海道に行ってきた。
オートバイで北海道に行ったのは、
およそ17年ぶりである。
その話はおいといて、今回は宮古から室蘭まで
フェリーに乗った話をしようと思う。
結論から先にいうと、宮古~室蘭航路は
ヒジョーにお買い得である。
オートバイ乗りが北海道に行くとしたら、
現在は、どこかからフェリーに乗るしかない。
かつては上野から函館まで、夜行急行「八甲田」に
専用の貨物車をつないだ「MOTOトレイン」なるものが
あったけど、1998年8月に八甲田が廃止されたことに伴い、
あっさりと終了してしまったし。
で、関東から北海道に行く場合のフェリーとしては、
以下が考えられる。
1.大洗~苫小牧
2.青森~函館
3.仙台~苫小牧
4.八戸~苫小牧
5.宮古~室蘭
6.新潟~小樽
いや、オレは秋田から新日本海フェリーに乗るよとか、
名古屋から太平洋フェリーに乗るよとか、
あるいは、オレは性格は悪いけど、金だけは
たくさん持ってるから、飛行機で空輸するよ、とか、
いろんな方がいらっしゃるとは思う。
が、だいたい、船が好きな方は大洗航路、
自走にこだわる方は青函航路を使うものと
相場が決まっている。
私自身は船が好きなので、過去5回、大洗航路を
利用して、北海道に渡っている。
川崎近海汽船の宮古~室蘭航路は、比較的、
新しい航路である。2018年6月に開設された。
船が好きな私ではあるが、宮古~室蘭航路は
正直いって、あまり魅力がなかった。
もし、利用するとしたら、東京から宮古まで、
600km以上の距離を自走しなければならないし、
運行ダイヤは宮古を午前9時すぎに出て、
室蘭に午後7時すぎに着く、いわゆる昼行便である。
つまり、旅行者にとっては、まる1日、損をしてしまう。
トラックのドライバーにとっては、
法律で決められた休憩時間の関係で、
10時間の航行時間というのは便利らしいのだが、
一般のオートバイ乗りにとっては、そんなの、
関係ない話だし。
ということで、新航路のニュースが出たあとも、
私はあまり、気にとめていなかった。
だが、2019年4月26日から運賃40%引きのキャンペーン
が実施されてから、がぜん、魅力的に思えてきた。
宮古~室蘭の航行距離は326km。
これは青函航路の3倍ちかい。
でありながら、私と750CCのオートバイをのせて、
運賃は約8,000円。
まさしく、破格である。
しかも、この40%割引は、2020年1月31日まで実施される。
北海道に渡るフェリー料金比較
(2019年10月1日実施のA期間運賃)
東京から宮古まで行くには、
東京~仙台間を無料の国道4号線か、
約7,000円かけて東北自動車道で行き、
仙台から宮古までは、最近、開通した
三陸自動車道を使えばよい。
鳴瀬奥松島から宮古までは無料区間である。
私は格安とか無料ということばによわいのである。
ということで、2019年9月18日午前9時ごろ、
私は国道4号線を走っていた。
宮古には、午後8時ごろ着いた。
そこで一泊し、翌日、朝8時に宮古フェリーターミナルに
行って、乗船手続きをした。
はっきり言って、すいていたね。
メインの顧客であるはずのトラックも少なかった。
オートバイは、私と250CCのカワサキ車に乗った
若い人の2台だけ。あとは、徒歩の乗客が20人くらい。
ぶっちゃけ、存続があやういレベルである。
船は、7,005トンのシルバークイーン。
新造船ではなく、1997年9月に八戸 - 苫小牧航路に
就航した船を使いまわしたものである。
新造船のシルバーティアラは、メインの八戸~苫小牧
に就航した。
もうすこし、がんばってほしかったけど。
けど、まあ、新航路がどれだけ集客できるかは
未知数だから、しかたがなかったのかもしれない。
とはいえ、シルバークイーンの設備はまずまずであり、
快適な船旅であった。
宮古を出港して、すぐに左舷(ポートサイド)がわに
浄土ヶ浜が見える。あとは、天気がよければ
北山崎、尻屋崎、恵山岬などが見えるので、
双眼鏡は必需品であろう。
室蘭フェリーターミナルへの入港には、
前後にタグボートがついた。
シルバークイーンは、バウスラスターとスターンスラスター
を装備しているから、本来は必要ないと思われるのだが、
狭い水域で180度、回頭しなければならないので、
安全のため、ついたのかもしれない。
いつも見られるかどうかはわからないけど、
最近のフェリー旅においては、貴重なシーンであった。
室蘭フェリーターミナルへの入港でついたタグボート
ということで、今回の記事のまとめであるが、
川崎近海汽船の宮古~室蘭航路は、
現在40%引きのキャンペーンを行っており、
格安で北海道に行くことができる。
仙台から宮古までは、三陸自動車道が開通しており、
その大部分が無料区間である。
ということで、お買い得である。
(おまけ)
多くの方にとって、船に乗っていて気になるのは、
自分がいま、どこにいるのか、であろう。
MAPS.MEというアプリをダウンロードしておけば
自分がどこにいるのかは、ひと目で分かる。
C-MAPなどの海図アプリを入れれば
海上交通規制などの情報もわかる。
双眼鏡とあわせて持っていけば、航海中、退屈することはない。
MAPS.MEに測位情報を表示させたところ