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Channel: 続・国道な日々
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残りすくなくなった国鉄型車両

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国鉄型車両が、残りすくなくなってきたのだが。


令和2年となりました。
今年も、オートバイや自転車を使った旅が
好きな方にとって、読むとホンの少しだけ
タメになるブログをめざして、
記事を書いていきたいと思います。
どうかよろしくお願い申し上げます。
m(_ _)m


中高年以上の者が、よく口にするフレーズに、
「あれから、もう、何年になりますか。
はやいものですなあ。」
というものがある。

私にとっては、1987年4月1日の国鉄分割民営化
がそれで、
「あれから、もう、33年になりますか。
はやいものですなあ。」

という感じである。

なんたって、現在、33才よりも若い方は、
国鉄を知らないんだから。
もう、びっくりだね。
私と同じ世代で、旅がすきな方のなかには、
同じ思いの方も多いだろう。

国鉄が分割民営化される前と後では、
どのように変わったのか。
じっさいには、なにも変わらなかった。
列車は、いつもと変わることなく、定刻どおりに
運行されていたし、車両も変わりはなかった。

いってみれば、国鉄の分割民営化は、
膨大な債務を、最終的に国民につけかえるための
口実だったわけで、国鉄のビジネスモデルを
変えたわけでも、なんでもなかったのである。

ま、むずかしいハナシはともかく。

国鉄時代に走っていた車両は、現在も走り続けている。
しかしながら、その数は徐々に減り続けており、
すでに首都圏では、見られなくなった。
あれほど、たくさん走っていた115系も
現在は、壊滅状態だもんなあ。
私は出張や旅行に出るたびに、
国鉄型車両が走っているのをみかけると、
つい、写真を撮るようになってしまった。

kiha40.jpg
キハ40型気動車(1700番台)   釧網本線(北海道)にて


105_kure.jpg
105系電車 呉線(広島県)にて


kiha47.jpg
キハ47型気動車 鹿児島本線(福岡県)にて


2020年3月のダイヤ改正で、また、多くの国鉄型車両が
姿を消すことになっている。
詳しくは、鉄道雑誌や車両好きのWebページを
ご覧になっていただきたいのだけど、
乗るなら、いまのうちである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
国鉄型車両は、どんどん減っている。
いまのうちに乗っておくというのも
いいかもしれない。


じつは、国鉄がなくなっても、国鉄の残した負債が
なくなったわけではない。現在もなお、税金から返済を
続けている。ていうか、そのために、国鉄は分割民営化
されたのだから。

国鉄清算事業団が引き継いだ長期債務は、
最終的に約28兆円に達した。
これを、現在もなお、国民の税金により
返済し続けているのである。
つまり、国鉄を知らない若い人たちも、
国鉄の残した債務を払い続けているというわけ。

現在の債務残高は約17兆円。
返済期間は2058年まで。あと38年である。


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