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Channel: 続・国道な日々
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本年もどうもありがとうございました

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いつも、当ブログをお読みいただき、どうもありがとうございます。
すこし長めの挨拶になって恐縮だけど、
私は、今年で60才。還暦になった。
これまでの人生をふりかえってみると、
生きるのに必要なことって、幼稚園でほとんど学んだような気がする。

私は東京都板橋区の稚竹幼稚園(わかたけようちえん)の出身である。
クラスは桜組。担任は佐藤先生であった。
佐藤先生は、一見、やさしそうだけど、
躾(しつけ)面では、非常にきびしい先生であった。
 きちんと挨拶をする。
 なにかしてもらったら、ありがとうと言う。
 順番をきちんとまもる。
そういった、この社会で生きていくためにに必要なことは、
私は、そのほとんどを、佐藤先生からまなんだような気がする。

あれから55年。
たとえば、私はこの年齢になっても、たとえば渋滞しているとき、
「ええい、割り込んでやろうかな。」
と思っても、その瞬間、「ちゃんと順番にならびなさい!」という、
佐藤先生のカン高い声が、頭のなかで響くのである。
そして、割り込むことができないのである。

あるいは、アウトドアで遊んだあと、ゴミを片付けるのが面倒くさく、
そのままにして帰ろうかな、と思うと、
♪おかたづけ~ おかたづけ~
という佐藤先生のひくオルガンの音と歌声が、頭のなかで響く
のである。そして、ついつい、片付けてしまうのである。

要するに、この世の中にはルールというものがあり、
みんなで生きていくためには、それを守らないといけない。
そして、他人に迷惑をかけてはいけない。
そういうことを、私は幼稚園で学んだ。
私は佐藤先生に、いまでも、とても感謝している。

現代は個人主義の時代であり、集団生活におけるルールを
守らない人が多い。あるいは、ルールを守ることよりも、自分の都合を優先する。
そういう人が増えている。

けれども、そういうのに私はついていけない。
個性の時代だか、なんだか知らないけれど、
知ったふうなクチをきくまえに、ちゃんとルールを守れよ。
他人に迷惑をかけるんじゃねえよ。
ついつい、私はそう思ってしまうのである。
そういうのは、だんだん時代遅れになってきているのかも
しれないけれど、私は生き方を変えることができないのである。



みなさまからの励ましのメッセージのおかげで、
今年も1年間、記事を書き続けることができました。
感謝申し上げています。
みなさまにとって、来年がいい年でありますように。
そして、どうか、みなさまが健康でありますように。

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