沖縄美ら海水族館
に行った。
「黒潮の海」の水槽で泳ぐジンベエザメ
私たち夫婦は、古宇利島(こうりじま)に4日間、滞在し、
島をぶらぶらと散歩したり、宿にあるテラスに寝転んで海を見たりして、
のんびりと過ごしていた。
食事は宿の台所を使っていいことになっているので、
島に一軒ある雑貨屋さんで、カップめんやパンなどを買ってきて
自分たちでつくって食べていた。
そうしていると、3日めに、宿のご主人に、
「お客さんたち、観光とか、しないんですか?」
と言われた。
それもそうだな。
せっかく沖縄に来たのに。しかもレンタカーもあるのに、
どこへも行かないというのも変である。
そこで家内に、「どこか、行きたいところはあるか。」と聞いてみた。
とくにない、という。
ならば、出かける必要はない。
だが、宿のご主人に変な客と思われるのもイヤなので、
とりあえず出かけることにした。
で、どこに行くか。
沖縄に来たのなら、やはり、沖縄美ら海水族館
に行くしかないだろう。
あそこに行けば、1日、時間をつぶせるし。
ということで、朝10時ごろ、宿を出た。
古宇利島から沖縄美ら海水族館のある本部町(もとぶちょう)は近く、
30分くらいで着く。
入館すると、まっすぐに「黒潮の海」の水槽の前に行く。
ゆったりと泳ぐジンベエザメやマンタを見ていると、
1時間くらい、すぐに過ぎてしまう。
よく見ると、水槽の底に積み重なって、寝ているサメがいる。
ナマズのような顔をしているサメで、オオテンジクザメとか
いうらしい。
ジンベエザメやマンタといった人気者が、一生懸命泳ぎまわって
客を喜ばせているのに、寝ているとはなにごとか。
おい、おまえら、仕事しろよ。
そう思って、そばに行って、手を振ってみた。
けど、死んだように寝ている。
どうやら、夜行性のサメらしい。
こいつら、いつ仕事をしているんだろうか。
家内にそのことを話すと、
「べつに派遣じゃないんだから。
ゆっくり寝かせてあげなさいよ。」
とか言う。なるほど、それもそうか。
それにしても、派遣労働というのは、それほどきついものなのか?
寝ているサメをほうっておいて、エレベータで水槽の上に出た。
水面の上からみるジンベエザメも、なかなかのものだ。
なんたって、8メートル以上もあるサカナが泳いでいるのである。
マジでびっくりするから。
水槽の上からみるジンベエザメ
ジンベエザメをボーッと見ていたら、飼育員の方に声をかけられた。
「いまから、サンゴの海でエサをやりますよ。」
とかいう。
そのエサを見せてもらうと、イカ、ワタリガニ、キビナゴなど。
なかなか、いいものを食ってやがるな。
「下に降りて、水槽の前で見るといいですよ。」と言われたので、
エレベータで下に降り、サンゴの海の水槽の前に行った。
すでに給餌がはじまっており、水槽の前で解説する人と、
先ほど会った飼育員の方が無線で話をしている。
「つぎはイカをあげます。」とか、「ワタリガニをあげますね。」
などと言って、エサを投入するのである。
とたんに、水槽のなかの魚たちが大騒ぎになる。
サンゴの海の水槽
給餌が終わって、静かになった水槽のなかを見てまわる。
アカマツカサという魚は、キンメダイに似ている。
煮付けにしたらおいしそうだな、と思った。
すると、岩陰の暗いところに行ってしまった。
私たちも、おなかがすいたので、食事にする。
館内の食堂はいっぱいなので、外に出かけることにした。
沖縄美ら海水族館は、一時退出ができる。
入り口のところで、手にスタンプを押してもらえばいい。
スタンプは透明なインクだけど、ブラックライトで光るから。
水族館の近くにレストランはないので、クルマで本部町に出て、
沖縄そばを食べに行くことにした。
宿のご主人に「本部町そばマップ」をもらったので、持ってきたのだが、
どの店が美味しいのか、という肝心な情報を聞いてくるのを忘れた。
で、水族館の近くにある店に適当に入ったのだが、
これが、なかなか美味しかった。
本部町そばマップ
http://www.motobu.or.jp/image/soba_map24.pdf
水族館に再入場。タッチプールでヒトデやナマコをさわって
遊んでいると、後ろから、
「Excuse me.」
と声をかけられた。
ふりかえると、白人の女性と子どもであった。
その子が、私の後ろで場所があくの待っている。
「Oh, sorry, Please.」と言って、場所をあけた。
「Thank you. なんたらかんたら」とか言われたので、
「Don't mention it. It's my pleasure.」と言っておいた。
すると、中国人の子どもが私をみて笑いながら、
「なんたらかんたらハオハオ」とか言うので、
「ニーハオ」と言って、手をふっておいた。
午後3時にジンベイザメに対する給餌が始まった。
ジンベエザメは、1回あたり約30kgのオキアミを食べる。
3匹のエサ場は、それぞれ決まっているそうで、
ヒシャクをカンカンと鳴らして、ジンベエザメを呼ぶ。
そうして、やってきたジンベエザメの口もとに、大量のオキアミをまく。
すると、ジンベエザメは大量の水とともに、一気に吸い込んで食べるのである。
そして、水だけ、エラから出すのだ。
8メートルもある巨体が、エサを食べやすいように、
立ち泳ぎ状態になっている。
なんだか、ものすごい迫力だった。
エサを食べるジンベエザメ 撮影:tak
最大のイベントであるジンベエザメの給餌を見たので、
私たちは満足して、館外に出た。
イルカとオキゴンドウのショー、オキちゃん劇場を見る。
もう、何回も見ているし、いつも同じ芸なのだが、
それなりにおもしろい。
イルカラグーンでは、イルカにさわることができる。
だが、要予約である。
ジュゴン館とウミガメ館をのぞいて、午後6時に水族館をあとにした。
「黒潮の海」の水槽で泳ぐジンベエザメ
私たち夫婦は、古宇利島(こうりじま)に4日間、滞在し、
島をぶらぶらと散歩したり、宿にあるテラスに寝転んで海を見たりして、
のんびりと過ごしていた。
食事は宿の台所を使っていいことになっているので、
島に一軒ある雑貨屋さんで、カップめんやパンなどを買ってきて
自分たちでつくって食べていた。
そうしていると、3日めに、宿のご主人に、
「お客さんたち、観光とか、しないんですか?」
と言われた。
それもそうだな。
せっかく沖縄に来たのに。しかもレンタカーもあるのに、
どこへも行かないというのも変である。
そこで家内に、「どこか、行きたいところはあるか。」と聞いてみた。
とくにない、という。
ならば、出かける必要はない。
だが、宿のご主人に変な客と思われるのもイヤなので、
とりあえず出かけることにした。
で、どこに行くか。
沖縄に来たのなら、やはり、沖縄美ら海水族館
に行くしかないだろう。
あそこに行けば、1日、時間をつぶせるし。
ということで、朝10時ごろ、宿を出た。
古宇利島から沖縄美ら海水族館のある本部町(もとぶちょう)は近く、
30分くらいで着く。
入館すると、まっすぐに「黒潮の海」の水槽の前に行く。
ゆったりと泳ぐジンベエザメやマンタを見ていると、
1時間くらい、すぐに過ぎてしまう。
よく見ると、水槽の底に積み重なって、寝ているサメがいる。
ナマズのような顔をしているサメで、オオテンジクザメとか
いうらしい。
ジンベエザメやマンタといった人気者が、一生懸命泳ぎまわって
客を喜ばせているのに、寝ているとはなにごとか。
おい、おまえら、仕事しろよ。
そう思って、そばに行って、手を振ってみた。
けど、死んだように寝ている。
どうやら、夜行性のサメらしい。
こいつら、いつ仕事をしているんだろうか。
家内にそのことを話すと、
「べつに派遣じゃないんだから。
ゆっくり寝かせてあげなさいよ。」
とか言う。なるほど、それもそうか。
それにしても、派遣労働というのは、それほどきついものなのか?
寝ているサメをほうっておいて、エレベータで水槽の上に出た。
水面の上からみるジンベエザメも、なかなかのものだ。
なんたって、8メートル以上もあるサカナが泳いでいるのである。
マジでびっくりするから。
水槽の上からみるジンベエザメ
ジンベエザメをボーッと見ていたら、飼育員の方に声をかけられた。
「いまから、サンゴの海でエサをやりますよ。」
とかいう。
そのエサを見せてもらうと、イカ、ワタリガニ、キビナゴなど。
なかなか、いいものを食ってやがるな。
「下に降りて、水槽の前で見るといいですよ。」と言われたので、
エレベータで下に降り、サンゴの海の水槽の前に行った。
すでに給餌がはじまっており、水槽の前で解説する人と、
先ほど会った飼育員の方が無線で話をしている。
「つぎはイカをあげます。」とか、「ワタリガニをあげますね。」
などと言って、エサを投入するのである。
とたんに、水槽のなかの魚たちが大騒ぎになる。
サンゴの海の水槽
給餌が終わって、静かになった水槽のなかを見てまわる。
アカマツカサという魚は、キンメダイに似ている。
煮付けにしたらおいしそうだな、と思った。
すると、岩陰の暗いところに行ってしまった。
私たちも、おなかがすいたので、食事にする。
館内の食堂はいっぱいなので、外に出かけることにした。
沖縄美ら海水族館は、一時退出ができる。
入り口のところで、手にスタンプを押してもらえばいい。
スタンプは透明なインクだけど、ブラックライトで光るから。
水族館の近くにレストランはないので、クルマで本部町に出て、
沖縄そばを食べに行くことにした。
宿のご主人に「本部町そばマップ」をもらったので、持ってきたのだが、
どの店が美味しいのか、という肝心な情報を聞いてくるのを忘れた。
で、水族館の近くにある店に適当に入ったのだが、
これが、なかなか美味しかった。
本部町そばマップ
http://www.motobu.or.jp/image/soba_map24.pdf
水族館に再入場。タッチプールでヒトデやナマコをさわって
遊んでいると、後ろから、
「Excuse me.」
と声をかけられた。
ふりかえると、白人の女性と子どもであった。
その子が、私の後ろで場所があくの待っている。
「Oh, sorry, Please.」と言って、場所をあけた。
「Thank you. なんたらかんたら」とか言われたので、
「Don't mention it. It's my pleasure.」と言っておいた。
すると、中国人の子どもが私をみて笑いながら、
「なんたらかんたらハオハオ」とか言うので、
「ニーハオ」と言って、手をふっておいた。
午後3時にジンベイザメに対する給餌が始まった。
ジンベエザメは、1回あたり約30kgのオキアミを食べる。
3匹のエサ場は、それぞれ決まっているそうで、
ヒシャクをカンカンと鳴らして、ジンベエザメを呼ぶ。
そうして、やってきたジンベエザメの口もとに、大量のオキアミをまく。
すると、ジンベエザメは大量の水とともに、一気に吸い込んで食べるのである。
そして、水だけ、エラから出すのだ。
8メートルもある巨体が、エサを食べやすいように、
立ち泳ぎ状態になっている。
なんだか、ものすごい迫力だった。
エサを食べるジンベエザメ 撮影:tak
最大のイベントであるジンベエザメの給餌を見たので、
私たちは満足して、館外に出た。
イルカとオキゴンドウのショー、オキちゃん劇場を見る。
もう、何回も見ているし、いつも同じ芸なのだが、
それなりにおもしろい。
イルカラグーンでは、イルカにさわることができる。
だが、要予約である。
ジュゴン館とウミガメ館をのぞいて、午後6時に水族館をあとにした。
ということで、今回の記事のまとめであるが、
沖縄美ら海水族館は、日本国内最大級の水族館であり、
なんど来てもおもしろい。
人にもよるとは思うけど、1日中いても、全然、飽きないし、
ていねいに見ていくと1日では足りない。
効率的に見てまわるためには、イベントプログラム一覧表
をダウンロードしておくといいだろう。
プログラム一覧表
http://oki-churaumi.jp/images/dl/program_table.pdf
なお、入館料は大人1,800円だけど、那覇空港のほか、
コンビニ、道の駅などで、割引券を入手できる。(1,550円)
2日以上行くつもりなら、年間パスポート(3,600円)の購入も
おすすめである。