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Channel: 続・国道な日々
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岡山~玖波(くば)自転車ツーリング その6

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岡山から広島県の玖波まで、自転車で走った。

3日め  尾道~呉  約83km

前回よりつづき)

仁方(にがた)から、国道185号線にもどる。
仁方第二トンネルをぬけると、広(ひろ)に着く。
なんだか、ハワイ島にある町みたいな名前である。

広は呉(くれ)市の一部だけど、近年では広島の
ベッドタウン的な発展をしている。JR広駅からは、
通勤時間帯には1時間に5本くらい、列車が出ている。
広島までは約50分。マツダの本社がある向洋(むかいなだ)
までは約40分。

買い物はイオン広店など、いくつかのショッピングセンター
がある。ということで、交通は便利だし、ひととおりのものが
揃っている感じの町だ。

現在は、ネットでいろんなものが買えるようになったから、
これくらいの町に住むのが、いちばん快適そうである。
もちろん、クルマを持っていることが前提だけど。

休山(やすみやま)トンネル(1,706メートル)を抜ける。
透明な板で車道と歩道が分離されているので、
トンネル内で排気ガスを吸うことなく、走ることができる。

それはいいのだが、なんだか暗い。すごく暗い。
反対がわから、携帯電話を見ながら、前を見ずに
自転車をこいでいるおっさんが来た。
「いやだなあ。ぶつかりそうだなあ。こっちを見てほしいなあ。」
と思っていたら、案のじょう、ぶつかりそうになった。


午後4時。呉に着いた。
呉は言うまでもなく、旧日本海軍の軍港および工廠
(こうしょう)があったところ。要するに、戦艦大和が
つくられたところである。戦艦大和がつくられたドックは、
現在はジャパンマリンユナイテッド呉事業所となっている。

呉駅のちかくには、大和ミュージアムがある。
1/10スケールの大和は、わらってしまうくらい、でかい。
私は大和ミュージアムに入ったことがあるのでパス。
駅のちかくにある潜水艦の前で写真を撮った。

kure1.jpg
呉駅付近の潜水艦前にて


JR呉駅前に移動する。今日は、ここまで83km走った。
もう少し走って、坂(さか)あたりまで行こうかな、と
思っていたのだが、おなかがすいて、からだが震えてきた。

現在の私は、糖尿病と診断されているので、なるべく
食べることをひかえている。そのうえ、もともと食べることに
あまり興味がないので、食事はすくなくなりがちである。
そういえば、きょうは朝、おにぎりを2個食べたきりだったな。
現在の血糖値は、おそらく90mg/dlをきっている。
要するに、ハンガーノック状態である。

セブンイレブンJR呉駅店で、一口羊羹とビスケットを買って、
駅前にある船のプロペラのオブジェの近くにすわって食べた。
血糖値が上がって、からだのふるえはとまったけど、
こんどは動けなくなってしまった。

しばらく、すわってやすんでいると、警察官がやって来た。
「あ、すみません。すぐに移動しますから。」
と言って、さっと立ち上がる。
こういう場合、警察官の追求をかわすには、とりあえず
謝って、その場からいなくなることである。
明確な犯罪行為をして、現行犯逮捕されるのでなければ
たぶん、それで大丈夫である。

要するに、誰かが110番通報をしたのである。
「駅前に、きたない自転車乗りがすわって、
ものを食べている。目ざわりだから、
追い払ってください。」
などと、通報されてしまったのだ。
だからこそ、駅前の交番から警察官が来たのである。

自転車で旅をしていると、こういうことはよくある。
もちろん、私にとっても、はじめてではない。
それはともかく、とにかく警察官の視界から消えないと
いけない。私は駅の南口に移動した。

レクレという駅ビルの駐輪場に自転車を置いて、なかに入る。
とりあえず、屋内にいれば安心である。
そして、目立たないようにして、大勢の人のなかに
まぎれていればよい。

ひとまず、警察官から逃げきって、ほっとした。
すると、からだが鉛のように重くなった。
今日はちょっと早いけど、もう、ここで終わろう。

スマホで、ビジネスホテルを検索したのだが、
どこも満室だった。年末年始だから、
予約をしなくても余裕で大丈夫だろう、
と思っていたのだが、これは誤算だった。

レクレという駅ビルのなかには、大和温泉物語という
健康ランドがある。以前、呉に来たときに泊まったから、
知っていた。この日はベッドで寝たかったのだが、
ま、仕方がない。午後4時30分、大和温泉物語に入った。

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