圏央道のあたらしく開通した高尾山IC~相模原愛川IC間には、
オートバイにとって、注意しないと危険な区間がある。
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小倉山トンネル
2014年6月28日に圏央道の高尾山~相模原相川間が開通した。
立川に住む私にとっては、東名に出るのがラクになったので、
もう、4回ほど、オートバイで走っている。
新しい道路は路面がきれいだし、照明も明るい。
快適そのものである。
しかしながら、この道路には、思わぬ欠陥があり、
オートバイで走行する際には、あらかじめ知っておくとともに、
注意していないと危険な区間がある。
問題の場所は、高尾山ICから5kmほど南に下っていったところ。
そこに小倉山トンネルというトンネルがある。
このトンネル、V字型の勾配であり、全国的にみても、
非常にめずらしい構造になっている。
ふつう、トンネルというものは、入り口もしくは出口にむかって、
かるい勾配がつけられている。理由は水はけであり、
勾配がないと地下水や雨で水びたしになってしまうからである。
高速道路の場合、トンネル内は2%くらいの一方的な勾配が
設定されている場合が多い。
しかしながら、小倉山トンネルの場合、トンネルのなかに勾配の底があり、
入り口は下り坂、出口にむかっては上り坂という構造となっている。
いったい、どうしてこうなったのか。
じつは、このトンネルの上には、膨大な量の産業廃棄物が
乗っている。1980~90年代にかけて、約21ヘクタールの
山林地に、長期にわたって不法な投棄が行われた。
その投棄量、および面積は、全国的にみても最大の規模。
約212万立法メートル(10トントラックで35万台ぶん以上)と
いわれている。
![ogura4.gif]()
不法投棄された産業廃棄物(建設残土など)
この事件については、詳しくは書かない。
産業廃棄物の業界にかかわると、命がいくつあっても
足りないからね。wwwwwwwwww
で、この産業廃棄物があったことにより、
当初はトンネル~橋梁~トンネルというコースで通す予定であったのが、
設計変更を余儀なくされた。
変更後は、産業廃棄物の下をトンネルで抜けることにしたのである。
変更前
![ogura1.gif]()
変更後
![ogura2.gif]()
変更前と変更後の構造
出所:2008年6月13日 国土交通省関東地方整備局相武国道事務所発表資料
実際に、この区間を走ってみると、V字の底から上がってくる部分
の勾配は、かなり急である。
5%くらい、あるのではないか。
そして、このような急に勾配がかわる区間で恐ろしいのは、
クルマの速度が急激に落ちること。
トンネル内で勾配が変わっても、目の錯覚により、
上りと認識できず、水平にみえるんだよね。
トンネルの手前には、「速度低下注意」と注意を喚起する
標識が掲げられているし、また、トンネル内には、
「速度低下注意」という電光表示も設置されているが、
そんなもん、気休めである。
スピードは、確実に落ちる。
![ogura4.jpg]()
速度低下に対して注意を喚起する標識
圏央道の制限時速は時速80kmであるが、みんな時速100kmくらい
で走っている。が、トンネル内で急に勾配がかわるもんだから、
いっきに時速20~30kmくらい、速度が落ちるね。
オートバイにとっては迷惑なハナシである。
というのは、トンネル内では、オートバイは後方からの視認性が
極端に悪いから。
私自身の経験では、CB750で走行中、トンネル内の上り勾配に
さしかかったとき、前のトラックの速度が時速60kmくらいまで、
急激に落ちた。ということで、私も時速60kmまで減速したのだが、
そこへ、後ろから元気のいい乗用車が...。
あやうく、追突されそうになったね。
実際、このトンネルでは、そういう事故が増えるだろうな。
追突されるのを防ぐためには、まずは、速度を落とすこと。
小倉山トンネルにさしかかったら、左がわの車線に移動して
時速80kmくらいで走ったほうがいい。さらには、前のクルマとの
車間距離を、すくなくとも80メートルはとる。
で、トンネル内で上り坂になって、前のクルマの速度が落ちたら、
ゆるやかに速度を落とすとともに、徐々に車間距離をつめる。
そうすれば、追突される危険性は少なくなるから。
こういう運転をしていると、渋滞の原因になるかもしれないね。
けれども、そんなこと、知るかい。
こんなトンネルをつくった方がわるいのだから。
オートバイにとって、注意しないと危険な区間がある。

小倉山トンネル
2014年6月28日に圏央道の高尾山~相模原相川間が開通した。
立川に住む私にとっては、東名に出るのがラクになったので、
もう、4回ほど、オートバイで走っている。
新しい道路は路面がきれいだし、照明も明るい。
快適そのものである。
しかしながら、この道路には、思わぬ欠陥があり、
オートバイで走行する際には、あらかじめ知っておくとともに、
注意していないと危険な区間がある。
問題の場所は、高尾山ICから5kmほど南に下っていったところ。
そこに小倉山トンネルというトンネルがある。
このトンネル、V字型の勾配であり、全国的にみても、
非常にめずらしい構造になっている。
ふつう、トンネルというものは、入り口もしくは出口にむかって、
かるい勾配がつけられている。理由は水はけであり、
勾配がないと地下水や雨で水びたしになってしまうからである。
高速道路の場合、トンネル内は2%くらいの一方的な勾配が
設定されている場合が多い。
しかしながら、小倉山トンネルの場合、トンネルのなかに勾配の底があり、
入り口は下り坂、出口にむかっては上り坂という構造となっている。
いったい、どうしてこうなったのか。
じつは、このトンネルの上には、膨大な量の産業廃棄物が
乗っている。1980~90年代にかけて、約21ヘクタールの
山林地に、長期にわたって不法な投棄が行われた。
その投棄量、および面積は、全国的にみても最大の規模。
約212万立法メートル(10トントラックで35万台ぶん以上)と
いわれている。

不法投棄された産業廃棄物(建設残土など)
この事件については、詳しくは書かない。
産業廃棄物の業界にかかわると、命がいくつあっても
足りないからね。wwwwwwwwww
で、この産業廃棄物があったことにより、
当初はトンネル~橋梁~トンネルというコースで通す予定であったのが、
設計変更を余儀なくされた。
変更後は、産業廃棄物の下をトンネルで抜けることにしたのである。
変更前

変更後

変更前と変更後の構造
出所:2008年6月13日 国土交通省関東地方整備局相武国道事務所発表資料
実際に、この区間を走ってみると、V字の底から上がってくる部分
の勾配は、かなり急である。
5%くらい、あるのではないか。
そして、このような急に勾配がかわる区間で恐ろしいのは、
クルマの速度が急激に落ちること。
トンネル内で勾配が変わっても、目の錯覚により、
上りと認識できず、水平にみえるんだよね。
トンネルの手前には、「速度低下注意」と注意を喚起する
標識が掲げられているし、また、トンネル内には、
「速度低下注意」という電光表示も設置されているが、
そんなもん、気休めである。
スピードは、確実に落ちる。

速度低下に対して注意を喚起する標識
圏央道の制限時速は時速80kmであるが、みんな時速100kmくらい
で走っている。が、トンネル内で急に勾配がかわるもんだから、
いっきに時速20~30kmくらい、速度が落ちるね。
オートバイにとっては迷惑なハナシである。
というのは、トンネル内では、オートバイは後方からの視認性が
極端に悪いから。
私自身の経験では、CB750で走行中、トンネル内の上り勾配に
さしかかったとき、前のトラックの速度が時速60kmくらいまで、
急激に落ちた。ということで、私も時速60kmまで減速したのだが、
そこへ、後ろから元気のいい乗用車が...。
あやうく、追突されそうになったね。
実際、このトンネルでは、そういう事故が増えるだろうな。
追突されるのを防ぐためには、まずは、速度を落とすこと。
小倉山トンネルにさしかかったら、左がわの車線に移動して
時速80kmくらいで走ったほうがいい。さらには、前のクルマとの
車間距離を、すくなくとも80メートルはとる。
で、トンネル内で上り坂になって、前のクルマの速度が落ちたら、
ゆるやかに速度を落とすとともに、徐々に車間距離をつめる。
そうすれば、追突される危険性は少なくなるから。
こういう運転をしていると、渋滞の原因になるかもしれないね。
けれども、そんなこと、知るかい。
こんなトンネルをつくった方がわるいのだから。
ということで、今回の記事のまとめであるが、
圏央道の小倉山トンネルは欠陥トンネルであり、
トンネル内でクルマの速度が急激に落ちる。
後方からの視認性がよくないオートバイにとっては、
追突されるおそれがあり、非常に危険であるから、
十分、注意して走行すべきであろう。
正直いって、「なんでこんな欠陥トンネルをつくったのか。」
と思う。あえて急勾配をつくるより、カーブで迂回した方が
安全ではなかったのか。
けれども、できてしまったものは仕方がない。
ここを走るオートバイは、注意した方がいいね。