警視庁振り込め詐欺対策センターというところから
電話がかかってきた。
あいかわらず忙して、旅に出ることもできない生活が続いている。
今日は一日中、自宅で仕事をしていた。
と、電話がなった。受話器をとると、
「こちら警視庁ですが。」
一気に、緊張感が高まった。
べつに、悪いことをしているわけではない。
私は平々凡々と生活している善良な市民であり、
警察のお世話になるようなことはしていない。
たまにエロサイトに行って、動画を見たりするくらいのことはやる。
いや、正直にいうと、たまにではない。
毎日、見ている。
それだって、あくまでも合法的なものである。
けれども、電話を受けた瞬間、なぜかすごく緊張して、
汗がぷっと出た。
警視庁「tak様はいらっしゃいますか。」
私 「私です。いつもお世話になっております。」
警視庁「ワタクシ、警視庁振り込め詐欺対策センターの●●
と申します。みなさまに振り込め詐欺にあわないよう、
お電話で注意を呼びかけています。」
警察に対して、「いつもお世話になっております」という挨拶は
変だったかもしれない。けれども、平凡なサラリーマンの習性で
つい、そう言ってしまった。
それはともかく、どうやら、なんらかの捜査、取り締まりではなく、
振り込め詐欺防止への呼びかけのようだ。
私は、すこしほっとした。
だが、どうも様子がおかしい。
電話をしてきたのは、なんだか疲れた感じの女性で、
彼女の背後からも、たくさんの女性が電話しているのが聞こえる。
思わず、これも新手の手口ではないかと警戒してしまった。
警視庁「それでは、振り込め詐欺に遭わないようにするための
注意事項をご説明させていただきます。」
私 「その前に、あなたが警察の方であるということは、
どうして信用できるのでしょうか。」
警視庁「...。(面倒くさそうに)私は警視庁から委託を
うけている民間企業のコールセンターの者です。」
私 「つまり、警視庁の方ではないと。」
警視庁「はい。」
警察というのは完璧な縦割り社会であり、地元の警察署
(ウチの場合は立川警察署)のアタマごしに、警視庁が直接、
市民に接触をするというのもヘンな話である。が、ま、いいか。
警視庁の人ではないので、以下、コ(コールセンター)と表示する。
私 「で、どのようなご用件なのでしょうか。」
コ 「はい。振り込め詐欺に遭わないようにするための
注意事項を説明させていただきます。」
私 「時間がかかるの?」
コ 「5分ほどです。」
私 「...。」
警察から委託をうけているというだけで、人間って、こんなにも
高圧的になれるのか、と思った。いきなり電話してきて、
5分ほど、私の話を聞け、と言われたら、ふつうの人は怒る
のではないだろうか。
私 「申し訳ありませんが、私、いま、少し忙しいので、
1分くらいでお願いできませんか。」
コ 「わかりました。では、申し上げます。
いちばん重要なポイントですが、
現在、警察や市役所など、公的な機関を騙って
アプローチしてくる手口が非常に増えています。
そういったところからの電話といわれても、
すぐに信用しないで、あらためてかけ直すなどの
対策をとってください。」
私 「...。」
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コ 「おわかりになりましたか。」
私 「はい、わかりました。どうもありがとうございます。」
コ 「よろしいでしょうか。警視庁振り込め詐欺対策センターの
●●が対応させていただきました。失礼します。」
と最後に、もう一度、民間のコールセンターの人間が
警視庁の人間であると騙って、電話が切られた。
まあ、電話は録音されており、一日何人に伝えたかで、
彼女たちの歩合給が決まるのだろうな。
それにしても、電話帳を使ってランダムに電話してきて、
こんなギャグみたいな注意を伝えてくるなんて。
大丈夫なのだろうか。
電話がかかってきた。
あいかわらず忙して、旅に出ることもできない生活が続いている。
今日は一日中、自宅で仕事をしていた。
と、電話がなった。受話器をとると、
「こちら警視庁ですが。」
一気に、緊張感が高まった。
べつに、悪いことをしているわけではない。
私は平々凡々と生活している善良な市民であり、
警察のお世話になるようなことはしていない。
たまにエロサイトに行って、動画を見たりするくらいのことはやる。
いや、正直にいうと、たまにではない。
毎日、見ている。
それだって、あくまでも合法的なものである。
けれども、電話を受けた瞬間、なぜかすごく緊張して、
汗がぷっと出た。
警視庁「tak様はいらっしゃいますか。」
私 「私です。いつもお世話になっております。」
警視庁「ワタクシ、警視庁振り込め詐欺対策センターの●●
と申します。みなさまに振り込め詐欺にあわないよう、
お電話で注意を呼びかけています。」
警察に対して、「いつもお世話になっております」という挨拶は
変だったかもしれない。けれども、平凡なサラリーマンの習性で
つい、そう言ってしまった。
それはともかく、どうやら、なんらかの捜査、取り締まりではなく、
振り込め詐欺防止への呼びかけのようだ。
私は、すこしほっとした。
だが、どうも様子がおかしい。
電話をしてきたのは、なんだか疲れた感じの女性で、
彼女の背後からも、たくさんの女性が電話しているのが聞こえる。
思わず、これも新手の手口ではないかと警戒してしまった。
警視庁「それでは、振り込め詐欺に遭わないようにするための
注意事項をご説明させていただきます。」
私 「その前に、あなたが警察の方であるということは、
どうして信用できるのでしょうか。」
警視庁「...。(面倒くさそうに)私は警視庁から委託を
うけている民間企業のコールセンターの者です。」
私 「つまり、警視庁の方ではないと。」
警視庁「はい。」
警察というのは完璧な縦割り社会であり、地元の警察署
(ウチの場合は立川警察署)のアタマごしに、警視庁が直接、
市民に接触をするというのもヘンな話である。が、ま、いいか。
警視庁の人ではないので、以下、コ(コールセンター)と表示する。
私 「で、どのようなご用件なのでしょうか。」
コ 「はい。振り込め詐欺に遭わないようにするための
注意事項を説明させていただきます。」
私 「時間がかかるの?」
コ 「5分ほどです。」
私 「...。」
警察から委託をうけているというだけで、人間って、こんなにも
高圧的になれるのか、と思った。いきなり電話してきて、
5分ほど、私の話を聞け、と言われたら、ふつうの人は怒る
のではないだろうか。
私 「申し訳ありませんが、私、いま、少し忙しいので、
1分くらいでお願いできませんか。」
コ 「わかりました。では、申し上げます。
いちばん重要なポイントですが、
現在、警察や市役所など、公的な機関を騙って
アプローチしてくる手口が非常に増えています。
そういったところからの電話といわれても、
すぐに信用しないで、あらためてかけ直すなどの
対策をとってください。」
私 「...。」

コ 「おわかりになりましたか。」
私 「はい、わかりました。どうもありがとうございます。」
コ 「よろしいでしょうか。警視庁振り込め詐欺対策センターの
●●が対応させていただきました。失礼します。」
と最後に、もう一度、民間のコールセンターの人間が
警視庁の人間であると騙って、電話が切られた。
まあ、電話は録音されており、一日何人に伝えたかで、
彼女たちの歩合給が決まるのだろうな。
それにしても、電話帳を使ってランダムに電話してきて、
こんなギャグみたいな注意を伝えてくるなんて。
大丈夫なのだろうか。