Quantcast
Channel: 続・国道な日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 330

クルマのタイヤを交換してみた

$
0
0
クルマのタイヤを交換してみた。


子どもたちが乗っているデミオのタイヤにスリップサイン
が出てしまった。交換しなければならない。
デミオのタイヤのサイズは、175/65の14インチである。
オートバックスとイエローハットのチラシを見ると、
中国製もしくは韓国製のタイヤが、1本5,000円くらいから。
信頼できる国産メーカーの製品で、1本1万円くらいから。
それプラス、工賃と廃タイヤの処分料が1本3,000円くらい。
全部で5~6万円の出費になるね。

高いよなあ。


クルマのタイヤは、いまどきはネットで
1本1,000円くらいから売っている。
もちろん、新品のタイヤである。
問題はそれを買ったとして、どうやって交換するか、である。
クルマ用品の量販店では、断られることが多いようだ。
自動車整備工場でも、まず断られるみたい。
あるいは、法外な交換手数料を取られる。
理由は、彼らにとって、タイヤは大きな収益源に
なっているからである。

ということで、持ち込みタイヤを受け入れてくれる
修理工場をさがすか、あるいは自分で交換するか、
という選択になるね。

調べてみると、立川市内には持ち込みタイヤを受け入れて
くれる業者はいない。けれど、けれども、隣の小平市、
武蔵村山市で、受け入れてくれるところを見つけた。
ということで、とりあえず自分でやってみて、
ダメだと思った時点で、ここに持ち込む、ということに
方針を決定した。

まあ、私は自転車のタイヤも、オートバイのタイヤも
自分で交換する。まだ、やったことはないけど、
クルマだってできるだろう。
ちょっとデカいけど、タイヤに変わりはないもんな。


まずは、amazonでタイヤを4本、ポチっとする。
選択したのは省燃費タイヤのベストセラー、
ダンロップのエナセーブ。
1本4,500円×4=18,000円
送料が1本380円×4=1,520円
計19,520円であった。


チューブレスタイヤの交換手順であるが、基本的には
オートバイのタイヤ交換と同じである。古いタイヤを
ホイールからはずし、新しいタイヤをはめればいい。
最初にやるのは、ビード落としという工程。
これは、ちょっとだけ厄介である。
オートバイのタイヤくらいなら、簡単に落ちるんだけど、
クルマとなると手強いね。

とりあえず、オートバイのタイヤでやったように、
クルマの下に置いて、ジャッキでつぶしてみる。
けれども、タイヤが厚すぎてジャッキが入らない。
少し考えて、いったん、ジャッキアップして、
高さをかせいでから、もうひとつの古いジャッキで、
タイヤをつぶしてみた。ポコッといってビードが落ちた。
よしよし。


beadbrake.jpg
2つのジャッキでビードを落とす


あとは自転車といっしょだね。
タイヤレバーを使ってタイヤを外し、
新しいタイヤを組めばいい。
オートバイのタイヤよりも簡単だった。
オートバイのタイヤはビードが固くて、
なかなか入らないけど、クルマのタイヤは
わりと簡単に入ったね。

tire1.jpg
タイヤレバーの使い方

tire2.jpg
はずしたタイヤとホイール


最後に素人にとっては最大の難関、ビード上げである。
オートバイのタイヤ交換の記事でも書いたけど、
ここからが問題なのである。
エアコンプレッサーを持っていれば一発、なんだけど、
ふつうのご家庭には、そんなもん、ないよね。
もちろん、私も持っていない。

ということで、組んだタイヤをクルマに積み、
近くのガソリンスタンドに行く。
で、空気入れを借り、タイヤに空気を入れて、
ビードを上げるのである。

ムシゴムをはずし、空気を入れる。
プシューッ。
ん、入らないな。もう一度。
プシューッ。
...おかしい、ビードが上がらない。


オートバイの17インチのタイヤくらいなら、
パン、パンとかわいた音を出して、
簡単にビードが上がるんだけどな。
いったん家に帰り、原因をネットで調べてみる。
かなり悩んだけど、以下のような動画をみつけた。



ビードが内側に寄ったタイヤにエアーを充填する方法
  ※1分12秒くらいからが参考になる

なるほどね。
(^^)


ということで、タイヤの裏側から足で押し付けて
ビードを片側に寄せ、もっかいスタンドに行く。
プシューッ...。
ん、上がらないなー。もっかい。
プシューッ...。
...。(汗)

どうやら、スタンドの空気入れでは、クルマのタイヤの
ビードは上がらないようだ。
理由は、吐出する空気の量だと思う。
スタンドの空気入れは、脈をうつような感じで、
少量ずつ空気が出てくる。
ビードを上げるためには、大量の空気が一気に出る
ことが必要なのだが、そんな感じではない。

オートバイのタイヤとか、原付のタイヤくらいなら、
それでも上がるんだけど、さすがにクルマのタイヤ
となると、上がらない。お手上げである。

どうしようか。
この際だから、エアコンプレッサーを買おうか。
値段はカインズホームさんのチラシでみると、
だいたい、1万3,000円くらいから。
エアコンプレッサーは、タイヤのメインテナンス以外にも、
塗装やエアツールを使えるから、買うのは
悪い選択ではないと思う。

ということで、家内に相談する。すると、
「そんなもの、どこに置くのよ。
年に何回も使わないでしょう。」

と言われた。

まあ、たしかに。
プロの大工さんにとっては、エアツールは必需品だけど、
趣味のDIYでは、ほとんど電動工具ですむもんな。
結局、持ち込みタイヤ専門のショップに電話して、
ビード上げだけ、依頼することにした。
それなりの工賃を取られたけど、悩んでいる時間が惜しかった。
タイヤを持っていくと、プロ仕様のエアコンプレッサーにより、
バーン、バーンという大きな音をあげて、
一発で、タイヤのビードが上がった。
写真を撮る余裕はなかったね。


tire3.jpg
ビード上げが終わったタイヤ


ということで、あとは取り付けるだけである。

tire4.jpg
取り付けが終わったタイヤ


ということで、今回の記事のまとめであるが、
クルマのタイヤ交換は、意外と簡単であった。
オートバイのタイヤ交換よりも、むしろラク。
ただし、ビード上げの工程がむずかしいので、
エアコンプレッサーを買うか、あるいは依頼できる
業者を探すか、という選択になる。
参考になれば幸いである。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 330

Trending Articles