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旧東海道徒歩の旅7 箱根湯本~元箱根

旧東海道を歩いた。(箱根湯本~元箱根)

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DAY7 箱根湯本~元箱根  約10.4km


2021年7月11日日曜日午前8時、私は箱根湯本駅にいた。
今日はこれから、東海道の旧道をのぼっていくことにする。

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箱根湯本駅にて


まずは、旧東海道の入り口である三枚橋まで歩く。
三枚橋とは、3つの橋ということ。そのまんま。
だけど、橋を1枚、2枚と数えるのは意外だったな。
なんでも、北条氏時代には川幅が広く、2つの中洲があって、
3つの橋が架けられていたとのこと。
順番に地獄橋、極楽橋、三昧橋であった。

渡ったところに早雲寺の総門があり、寺に逃げ込めば
どんな罪人でも罪を免れたということである。

江戸時代の司法制度がよくわからん。

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三枚橋


勾配がきつくなってきた。だいたい、7%くらいか。
箱根越えにそなえてトレーニングをしてくるつもりだったけど、
結局、Youtubeで箱根旧街道を歩いた人が撮った動画を
見てきただけである。

つまり、イメージトレーニング。www

体力の強化をする時間は、ほとんどなかったな。
ふだんから、からだを鍛えておけばいいではないか、
というご意見もあるだろう。けど、それだと精神的に消耗
してしまうから。ヘタすると、うつ病になってしまうから。

自分をいじめること、鍛えることがやたらと好きな人が
多いけれど、いまどきの人は、やすむことの重要性を
もっと、みなおすべきだと思う。

近江屋という旅館の先を右に入ると、猿沢の石畳道である。
箱根にはいって、はじめての石畳道である。
県道に出ると天聖院(金ピカ寺)に出る。
五重塔から、鐘からなにから、すべて金ピカである。
写真を撮ろうと思ったけど、境内は撮影禁止であった。

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猿沢の石畳道

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天聖院 (境内は撮影禁止)


さらにすすむ。
須雲川(すくもがわ)自然探勝歩道というのがある。
この道、旧東海道と部分的に重なっているらしい。
旧東海道徒歩の旅人の書いたものを読むと、ここを通った
という人と、無視したという人がいる。
ビミョーなところだけど、まあ、歩道のない県道を歩く
よりも、ずっと危険がすくないので、行くことにする。
500メートルほど先に、須雲川をわたるところがあった。
橋の上がななめになっているので、渡りづらかったけど
なんとか渡る。水は澄んでいて、きれいだった。

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須雲川自然自然探勝歩道入口

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須雲川を渡る橋


県道に戻ったところに、東京電力畑宿発電所という
看板があった。すぐに、旧街道割石坂(わりいしざか)
への入り口がある。ここは石がピカピカで、滑りやすい。
Youtubeで見たから知っていた。

デイパックから、トレッキングポールを取り出す。
いまどきのトレッキングポールはフォールディング式
といって、テントのポールのようなたたみ方をする。
収納時には37cmになり、ちいさなデイパックにも入る。
これは非常に便利だね。
アリエクで1,200円くらいで売っているから。

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割石坂への入口

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トレッキングポール(フォールディングタイプ)


「ます釣場」という看板があって、その先を旧道は下りていく。
大沢坂への入口なんだけど、ここは急な坂道で、しかも石畳に
苔がむしている。
超すべりやすいね。
大沢坂をよじのぼり、やっと畑宿に出た。

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大沢坂への入口

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大沢坂

畑宿は、小田原宿と箱根宿のあいだの間の宿
(あいのしゅく)である。正式な宿場ではないけれど、
ちゃんと本陣もある。寄木(よせぎ)細工でも有名である。
一里塚のあたりで、しばし休憩。


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畑宿

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畑宿の一里塚


畑宿からは、本格的な登りになる。
なんというか、階段と石畳、県道の坂道が連続する地獄だったね。
橿木坂(かしのきざか)は、長い階段だった。ここが最大の難所
だったかな。

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橿木坂


甘酒茶屋に着く。ここは甘酒と力餅が名物である。
食べたいけれど、私は血糖値に問題を抱えているので
食べることができない。冷抹茶セット(400円)にする。
いっしょについているのは、子どもの頃に駄菓子屋で買った
きなこ棒のようなお菓子だった。食べると血糖値が上がり
そうだな。
ちょっと考えたけど、ぽいぽいっと口のなかに入れてしまった。
私らの世代は、食べもののこすということができないのである。

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甘酒茶屋

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冷抹茶セット


甘酒茶屋まで来れば、もう、勝ったも同然である。
最後に白水坂を登り、権現坂をくだると芦ノ湖が見えた。
杉並木歩道橋をわたり、すこしおりると元箱根に着いた。

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白水坂への入口


さてと。
予定では、三島まで行くか、あるいは、とりあえず、
行けるところまで行って、バスで三島に出ようか、
と思っていた。バテバテだけど、すこし休憩すれば、
下り坂を歩くことは可能である。

が、目の前に箱根登山バスの箱根湯本行きがとまっている。
「これに乗って、ロマンスカーで帰れば、快適だろうなあ。」
と思う。
スマホで調べると、箱根湯本13:48発のはこね20号に乗れそうだ。
小田急の誇るVSE車50000系である。
あの車両はふかふかのシートで、リクライニングすると後部が
さがって快適である。新宿まで爆睡できるね。

すこし考えた。
結局、バスに乗ってしまった。途中リタイアである。
次回は、ここから続きをやることにする。

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元箱根バスターミナルにて

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