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創作活動と環境問題

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創作活動には、いつも環境問題がつきまとうよね。

前の記事では、また地雷を踏んでしまったね。
(^^;ゞ

どうも、写真とかカメラに関する記事を書くと、
必ず反発をくらうね。カメラが好きな方は、
自分のスタイルと異なる人を受け入れられないのかな。

私自身は、表現のひとつの手段として写真を撮っているだけで、
カメラなんか、べつに好きでもなんでもない。
でも、そういう態度が高級デジタル一眼レフを持っている人
の神経を、逆なでするのかもしれないね。

以前、「私はオートバイを使って旅をすることが好きな
だけで、オートバイなんか、べつに好きでもなんでもない。」
と書いたら、ハーレーとかBMWに乗っている人たちに
総スカンをくった。www
けど、私自身のいつわらざる本音だから、仕方がない。
「ハードウェアよりもソフトウェア」という生き方をすると、
いろいろと苦労するのである。


ま、私自身はべつに、高級デジタル一眼レフカメラを
否定するわけではないんだけどね。

いまのデジタル一眼レフは、フィルムカメラでは絶対に
考えなければならない相反則不軌という問題をいっさい
気にしなくてもいいし、必要ならば、比較明合成という
技術を使って、なんでも撮れちゃう。
本当に、魔法のような機械だと思う。

それはそれですばらしいことだけど、それとは別に、
表現の一手法として、モノクロフィルムによる写真
というのもあっていい、と、私は言ってるだけで、
べつに反発するようなことでもないと思うけどな。

もちろん、テクノロジーの面からみれば、時代遅れかも
しれないけれど、それを言うのであれば、
銅版画、リトグラフ、シルクスクリーンなど、
創作活動における表現手法はすべて、時代遅れである。


ハイドロキノンの毒性なんて、たかがしれてるし。

通販で売っているインチキ化粧品なんか、
美白効果を得るために、わざわざハイドロキノン
を配合しているもんな。ま、あんなもん使う
くらいなら、D-76で顔を洗った方が安上がり、だと、
私は思うけどね。(やらないでね。www)


創作活動には、いつも環境問題がついてまわる。
たとえば、銅版画だけど、腐食液は塩化第二鉄という
物質で、これ自体は無害なんだけど、銅を腐食させる
わけだから、当然、廃液には銅が含まれる。
さあ、エッチング銅版画をやっている人に、
「環境に気をつかえよ。耄碌して、そんなことも
わからないのかよ。」
と言ってみよう。www

私自身は、大学時代にシルクスクリーンをやっていた。
当時、版を洗うのに有機溶剤のトルエン入りのシンナー
を使っていたな。
トルエンは規制物質だから、もう、DIY店では売っていない。
けど、シルクスクリーンには絶対に必要なものだから、
たぶん、画材屋さんには売っていると思う。
さあ、シルクスクリーン版画家に対して、
「シルクスクリーンなんて、ローテクなものに、
いつまでこだわってるんですか。まあ、あんたが
売れないのは勝手だけど、環境を汚すのだけは
やめてくれませんか。」
と言ってみよう。www

油彩画だって、問題はあるね。
絵の具のなかには、有害物質を含むものがあるから。
カドミウムレッドとか、クロムイエローとか。
さあ、公園で油絵を描いている人に
「あんた、下手な絵を描くのは勝手だけど、
環境をよごすのだけはやめてくれませんか。」
と言ってみよう。www

そもそも人間が生きている限り、二酸化炭素を排出する。
さあ、私のように子育てを終わった世代に対して、
「あんた、もう、生きててもしょうがないでしょ。
そろそろ耄碌してくるだろうし、環境にも悪いから、
死んでくれません?」
と言ってみよう。www


ま、学校の勉強をよくして、先生の言うことをよく聞く
よい子は、環境問題のことさえ言っていれば、
先生にほめられたんだろうな。だから、写真の現像液みたいな、
ささいな問題に対しても、鬼の首でもとったように怒る。
自分でものを考えたことがないから、環境問題以外の視点からの
ものの見方があるなんて、考えたこともない。

人間の創作活動に対する意欲は、おさえられるもの
ではないですから。
創作活動をなにもせず、単にカメラに凝っているだけの
オヤジにはわからないかもしれませんが。

環境問題のことを言うんでしたら、マフラーを改造して
走りまわっていたり、排気ガス対策をしていない外車に
乗ってるオートバイ乗りに言った方が、はやくないですか。

4,320円で、ジナー買ったった

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ジナーというカメラを買ったのだが。


sinar1.jpg
4,320円で買ったジナーF
※年式は不明


ジナーというカメラメーカーがあるのだが。
大判カメラ(4×5インチ判以上)を主な製品とする
スイスのメーカーである。カメラが好きな方なら、
誰でも知っている名門メーカーだね。

 ジナー社Webページ https://sinar.swiss/en/


私が大学を出て、最初に就職した会社は広告代理店
だったのだが、当時、商品の撮影は、ほとんどが
このジナーか、あるいはカンボ(オランダ製)などと
いった大判カメラで行われていた。

ま、素人が買えるものではなかったね。

レンズもなんも付いていない単なるフレームとレールだけで、
価格は50万円から100万円くらい。www
それにシュナイダーとか、ローデンシュトックのレンズが
1本10~20万円くらい。はっきり言って、バカ高かった。

なんで、そんなもので写真を撮っていたのかというと、
当時、商品や建物など、アオリが必要な撮影は、
4×5インチ判の大判カメラで撮ることが業界の常識だったから。
それに対して、モデルさんのようなアオリが必要ない撮影は、
ハッセルブラッドなど、6×6センチ判の一眼レフで撮ることが
多かった。

こういってはなんだけど、
はったりもあったと思う。


ジナーとかハッセルで撮ると、いかにもプロっていう感じが
するじゃないですか。発注者である広告代理店としては、
写真家のセンセイに、1ショットで何十万円も出すのである。
なのに、ハーフサイズのオリンパスペンで撮られたりしたら、
ナットクできないもんな。www


時は流れて、いまはデジタルの時代。
フィルムカメラで撮影することは、ほとんどなくなった。
アオリが必要な写真も、フォトショップで補正して終わり。

ということで、いまや中判、大判のカメラが中古市場に
大量にあふれている。今回、私はジナーFのジャンク品を
とあるお店で、4,320円で購入した。

売っていたお店の人は、これがなにに使うものか、
わからなかったようだ。ビデオ機材のジャンク箱に
ころがっていたもんな。ま、たしかに一般の人には、
カメラには見えないだろうなー。

私が最初に見つけたときは、フレームとレールだけで、
蛇腹がなかった。けど、私は「絶対にあるはずだ。」
と思って、カメラのジャンクの山のなかをかきわけ、
捜索したね。すると、ボロボロになった蛇腹が見つかった。
本体とはべつに、300円の値札がついていたね。www

私はレジに持っていくと、ダメもとで、
「これって、本来、ひとつのものなんですが。」
と言ってみた。するとお店の人は、あっさりと、
「じゃ、全部で4,000円でいいです。」
と言ってくれた。消費税込みで4,320円を支払い、
私のものになった。

え、そんなもん、使えるのかって?

だいじょーぶ。
何度も言うけれど、こんなもん、単なるフレームとレールだけ
だから。どんだけ壊れていても、なおせないということはない。

今回、私はフレームとレールおよび蛇腹だけ手に入れたけど、
あとは、レンズとカメラバック(ピントスクリーンとフィルム
ホルダーを固定する道具)さえあれば、写真は撮れる。
そういった部品は、いま、オークションに大量に出ているから。

同じ大判カメラでも、山岳写真家など、特定の人しか
使わなかったリンホフなどとちがって、ジナーはたいがいの
広告写真スタジオにあったから、部品の入手はラクである。

ということで、約3ヶ月間、オークションのサイトに入り浸って、
レンズを約5,000円、カメラバックを約8,000円で手に入れた。
新品だと、おそらく100万円を超えるものが、全部で1万数千円。www
ちょっと幸せな気分になったね。♡

schneider01.jpg
レンズ 独シュナイダー製 Symmar 180mm F5.6 約5,000円
 ※ジナーのレンズボードはおまけで付いてきた

cameraback.jpg
カメラバック 約8,000円


sinar2.jpg sinar3.jpg

本体にレンズとカメラバックをつけたところ



ということで、今回の記事のまとめであるが、
古い大判フィルムカメラ、ジナーを手に入れた。
これから、これを使って、撮影をしてみるね。

ジナーを使ってみる その1

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まずは、フィルムを入れないと。


4,320円で買ったジナーを、実際に使ってみることにする。
まずは、4×5インチのフィルムを入れてみる。
おっと、その前にフィルムホルダーを買わないと。
もう一度、ヤフオクに行って、5枚1,000円(送料込み)
で手に入れた。


filmholder.jpg
フィルムホルダー(4×5インチ)

※番号は私が自分で入れたもの。1つのホルダーに裏表で
 2枚のフィルムが入るので、1~10まで順にふってある



フィルムについては、いろいろと考えたすえ、
「ARISTA EDU ULTRA 400」にした。チェコ製のフィルムで、
FOMA(フォマ)というメーカーからのOEMである。
25枚入りで約3,200円。
ネットでの評価を読むと、トライXとほぼ同等の性能で、
品質もまずまずらしい。モノクロ未来館という通販サイト
で買った。

arista.jpg
ARISTA EDU ULTRA 400(4×5インチ)

 モノクロ未来館
 http://www.shashinkosha.co.jp/webshop/html/


4×5インチのシートフィルムは、めっちゃ高くなった。
ちょっと前までは、ネオパン100の20枚入りが
2,000円くらいで買えたんだけどな。
いまは、イルフォードが25枚入りで約6,000円。
コダックは50枚入りで、な、なんと3~4万円。

やはり、ネオパン100の生産中止は
大きいね...。


チェコのFOMAなんて、ネオパン100がつくられているときは、
使おうなんて、考えたこともなかったけどな。
ま、しかたがない。

趣味のことで、あまりお金のことを言うのもなんだけど、
1枚あたりの撮影コストがあまりにも高くなると、
失敗が怖くて、試行錯誤ができなくなる。
それと、数が撮れなくなって、結果的にシャッターチャンス
を逃してしまうこともあるからね。

個人輸入という手もある。
有名なところでは、B&Hとか、Freestyleとか。
送料はかかるけれど、いろいろな写真機材、材料を安価で
手に入れることができるね。とりわけ、コダックとか
イルフォードのフィルム、印画紙は安い。

 B&H    https://www.bhphotovideo.com/
 Freestyle  https://www.freestylephoto.biz/


ま、個人輸入は、いよいよ最後の手段という感じがするな。
多少のコスト高には目をつぶっても、なるべく国内のお店
から買うようにしないと、最後は、まったく手に入らなく
なってしまう。それって、自分の首を締めるだけだもんな。

ちなみに、日本国内ではデジタルへの移行がすすんだけど、
海外では、銀塩写真って、意外と残っていたりする。
とりわけ、アメリカと欧州ではファンが多いね。
理由は、よくわからない。たぶん、彼らのなかでは、
“デジタルに変える必要がない”からだと思う。


話をもどすと、シートフィルムであるが、一般的な
135サイズとか、120サイズのロールフィルムとちがって、
1枚1枚、バラバラになっている。それを前述のフィルムホルダー
に入れて使うというわけ。

filmholder02.jpg
フィルムホルダーにシートフィルムを入れる
※練習のため、白い紙を使用


イーストマン・コダックがロールフィルムを発明したのは
1885年のことである。それ以前は、ガラス板に乳剤を塗った
「乾板(かんぱん)」が主流だった。シートフィルムは、
その乾板を代替したものだね。

あらためて、ロールフィルムってのは、偉大なる発明だと思う。
なんたって、明るいところで装填(そうてん)できるもんな。
シートフィルムは、暗室かダークバッグを使わないと
装填ができない。その点が、ちょっと面倒くさいね。

けれど、ロールフィルムだと、1本まるごとでないと
現像できないけど、シートフィルムだと1枚1枚、
現像することができる。そのあたりはそれぞれに
メリット、デメリットがあると思う。

シートフィルムの装填は、コツがいる。
暗闇のなか、手探りでやらないといけないから。
何回も何回も練習し、見なくてもできるようにならないと
いけないね。
暗室技術はとにかく、からだに覚えさせないといけない。
これはシートフィルムだけでなく、ロールフィルムでも
まったく同じである。とりわけ、現像タンクのリールに
フィルムを巻くのは、失敗しやすいから。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
4×5インチ判のカメラを使うためには、まずは、
フィルムホルダーにシートフィルムを入れなければ
ならない。それだけ。


それにしても、こんな大きなフィルムカメラで
写真を撮るなんて、どんなカメラマニアかと
思われそうだけど。私はカメラなんか、
好きでもなんでもないから。

じつは、私はオートバイの運転だけでなく、
写真を撮るのもどヘタなのである。
だからこそ、中判、大判を使うしかないのである。
(つづく)

ジナーを使ってみる その2

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4,320円で買ったジナーを使って、実際に写真を
撮ってみることにする。


domo01.jpg
ジナーを使って写真を撮る

ジナーを使って、大判カメラで撮影する操作手順を
説明しようと思う。若干、内容が深く、かつ、
ふつうの方にとっては、限りなくどうでもいいハナシ
だから、ご興味のない方は、どうぞ、ほかのブログに
行ってください。www

まずは、被写体にカメラをむけて、ピントを合わせる。
ま、それは、どんなカメラでも同じだと思うけど。
大判カメラのレンズには、必ず、シャッターを開放する
仕組みがついている。ということで、シャッターを
開放して、ピントグラスに写る像を、直接見ながら
ピントを合わせる。ミラーもプリズムも介していない
んだから、これがいちばん確実、かつ正確だよね。

像をはっきり見るためには、冠布(かんぷ)とルーペが
必需品だね。要するに、昔の写真屋さんがやっていた方法
そのまんまだね。www


demo02.jpg
冠布のなかでピントグラスに写った像
 ※上下逆さまになる


demo03.jpg
demo04.jpg
ルーペでピントを確認


つぎに露出を合わせるわけだけど、大判カメラには、
デジタル一眼とか、コンパクトカメラに付いているような
露出計なんか付いていない。だから、単体の露出計が
必要になるね。

demo06.jpg
私の使っている露出計
 ※入射式と反射式およびフラッシュメーターを
  兼ねている


単体の露出計は、カメラに付いている露出計にはできない
いろいろなワザが可能だから、ひとつ持っておくと便利。
ま、いまどきはスマホに露出計のアプリがあるから、
それでもいいと思う。その話はまた、べつの機会に
詳しく説明しよう。

露出を測って、シャッタースピードと絞りの組み合わせを
決めたら、レンズを絞って、被写界深度を確認する。
アオリを使っている場合は、画面がイメージサークル
のなかに入っているかどうかを確認する。
レンズには、その焦点距離とフランジバックにより
固有の写る範囲(=イメージサークル)がある。
ジナーのピントグラスの四隅が切れているのは、
イメージサークルの確認をするためだね。

demo07.jpg
イメージサークルからはずれた状態


このあたりの話は、ちょっとだけ、むずかしいかも。
デジタル一眼レフで写真を撮っておられる方ならば、
被写界深度の話はわかってくださると思うけど、
イメージサークルの話は、中判、大判で実際に
撮ってみないと、わかりづらいかもしれない。

準備ができたらシャッターを閉じ、フィルムホルダーを
カメラバックに入れて、遮光板をはずす。
最後にシャッターをきって、撮影完了。

demo05.jpg
フィルムホルダーを入れて撮影

撮影後は遮光板を入れて、フィルムホルダーをはずす。
このとき、遮光板には白い面と黒い面があるから、
未露光は白、露光済みは黒、と決めておけば、
二重露光を防ぐことができるね。

ま、カメラである以上、基本的な操作はかわらない。
けど、大判カメラの場合は、ひとつひとつの操作が
自動化されていないぶん、ぜんぶ、自分でやらなければ
いけない。そのぶん、私のようなどヘタでも
自分のイメージどおりの写真を撮ることができるね。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
大判カメラで写真を撮る手順は、基本的には、
ふつうのカメラと同じである。それだけ。


私のようにどヘタな者が、中判とか大判を
使わないといけない理由だけど、絵画とか写真の場合、
空間を四角く切り取る「フレーミング」が、きわめて
重要な要素になる。それを決めるために、黄金分割とか、
いろいろな理論があるわけだけど、基本的には、
撮り手のセンスによるものが大きいと、私は思う。

私の場合は、そのセンスがあまり良くない。
だから、その場でフレーミングが決められない。
ということで、とりあえず広めに撮っておいて、
あとでトリミングをするということが習慣になってる。
だから、35ミリ判じゃなくて、中判とか大判など、
大きいフィルムで撮らないとダメなんだよね。

写真が上手な人は、トリミングは絶対にやらないという。
私なんか、そんなの、考えられないもんな。www
ま、それはともかく、ちょっとくらいトリミングしても
画面が大きく荒れることがないというのは、
中判、大判の大きなメリットだと思われ。
(つづく)

深城(ふかしろ)ダム

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深城ダムに行ってきた。


fukash0.jpg
深城ダムのダムカード


東京都内、神奈川県内、埼玉県内のダムカード集めは
一段落したので、山梨県に行くことにする。

東京都と山梨県は近い。ていうか、県境を接している。
というと、東京都に住む人は意外な顔をするけど。
山梨県の人の半数以上は、山梨県を「関東」と
思っているそうである。東京の人間としては、
「いやいや、ちがうだろ。」
と思うけど。

ま、とにかく、東京から山梨県は近い。
そこで、今回は手はじめに、東京からいちばん近くにある、
大月市の深城ダムに行ってみることにした。


2018年11月23日金曜日、午前10時ごろ、
国道411号線を奥多摩方面に走る。
小河内ダムをすぎ、最近、外国人に人気があるという
ドラム缶橋をすぎ、深山橋(みやまばし)を渡る。

すぐに県境を超え、山梨県にはいる。
このあたりは小菅村(こすげむら)で、
東京から近いことから、釣りやキャンプなどの
アウトドア・レジャー施設がいっぱいある。
小菅村の施設は、概して料金が高いので、
私はあまり行ったことがないけど。

村役場の交差点を左折。川を渡って、対岸を走る。
しばらく行くと、「道の駅こすげ」と小菅の湯がある。
それは帰りに寄ることにして、さらに直進。
松姫(まつひめ)トンネルにさしかかる。

松姫トンネルは、2014年11月17日に開通した。
私自身は松姫トンネルを通るのは、今回が初めてである。
自宅から近いわりには、なかなか来ることがなかった。
全長は3,066メートル。
オートバイで走って、およそ3分くらいで通過してしまう。

このトンネルが出来る前は、標高1,250メートルの
松姫峠を超えるしかなく、クルマやオートバイで
約40分もかかったのだ。
松姫トンネルの開通により、小菅村から大月までの
アクセスは飛躍的に良くなり、約40分で大月まで
行ってしまう。通学、通勤も可能になった。

ちなみに、松姫峠はとても景色がよく、私は何回か、
オートバイで来たことがある。松姫トンネルが開通
してからは、松姫峠までの旧道はさびれてしまって、
現在、大月がわは通行止めとなってしまっているけど。

松姫トンネルをぬけると、約2kmで深城ダムに着く。
深城ダムは2004年に完成した、比較的、新しいダムである。
葛野川(かずのがわ)の洪水調節や利水などを目的とした
多目的ダムとなっている。
まずは、ダムカードをいただくことにする。
インターフォンを押すと、

ダム職員「はい、なんでしょうか。」
私   「おそれいりますが、ダムカードをいただきたい
     のですが。」
ダム職員「何枚ですか。」
私   「1枚です。」

という、型通りのやり取りのあと、ダムカードを持って
きてくださった。


このダムは、見学もできるようだ。
けれど、仕事のじゃまをしてもなんだから、遠慮した。
ダム周辺は、紅葉がすすんでいる。
最盛期は、来週くらいかもしれない。

fukash.jpg
深城ダム

fukash2.jpg
深城ダム周辺の紅葉

fukash3.jpg
深城ダム周辺の紅葉



深城ダムを訪問したあと、葛野川(かずのがわ)ダムに
行ってみる。葛野川ダムは、事業主が東京電力である
ことから、一般の人の訪問や見学は行っていない。
ダムまで行く林道も、現在は閉鎖されている。
しかしながら、ダムカードの配布を行っている、
という話もある。どうやら、ダムの管理に管理者が
行っていれば、ゲートが開いて、訪問できる可能性が
あるようだ。
ということで、ダメもとで行ってみたのだが、
やはり、ゲートはしまっていた。残念である。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
深城ダムは東京から近いうえ、周囲は景色がいい。
秋には紅葉がきれいであるし、いい温泉もある。
いいツーリングコースであるから、訪ねてみる
のもいいかもしれない。その際、ダムカードを
もらうのを、どうかお忘れなく。


おまけ
小菅の湯には、大月駅からの富士急山梨バスと、
奥多摩駅からの西東京バスが来ている。
私が行ったとき、2台のバスがとまっていた。
同じ時刻に両社のバスがとまっているのは、
めずらしいのではないか、と思われる。

bus.jpg

オヤジになったなあ

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ひさしぶりに仲間と飲んで、
自分がいかにオヤジになったかを
語り合ったのだが...


「もの忘れが激しくなった。」とか、
「TVに出ている芸能人の名前がわからない。」とか、
いろいろな話が出た。
みんな、いちいち、うなずく。
私の番になり、話しはじめる。


私  「新幹線に乗るときなんだが...。」
みんな「うんうん。」
私  「予約そのものは、スマートEXでとるんだけど、
    いざ、乗るときになると、ICカードにデータ
    があるだけだと、どうにも不安で...。
    それで、ついつい、乗る前に自動券売機に
    クレジットカードを入れて、きっぷを出してしまう。
    そうでないと、怖くて乗れないんだよなあ。」


smart.jpg
スマートEXの画面


すると、みんな、「どうして?」とツッコんでくる。

私  「いや、だって、車掌さんが検札に来たら、
    どうするんだよ。」
みんな「来ねーよ。」(一斉に)


そういえば、最近、新幹線では乗車券の検札に来ないな。
私の若い頃は、新横浜を発車すると、必ず来たもんだけど。
車掌さんが持っているタブレットコンピュータに
予約の情報が入っていて、空席にすわっていない限り、
検札をはぶいているんだろうな。

私  「スマホのバッテリーが切れたら...」
みんな「切れないようにしろよ。」(一斉に)
私  「スマホを家に忘れたら...」
みんな「忘れんなよ。」(一斉に)


そうか。ふつうの人は、スマホを家に忘れたりしないんだ。
私なんか、しょっちゅう、忘れるけど。

私  「と、とにかく、携帯端末に決済機能を持たせたく
    ないんだよ。落としたり、忘れたりしたら、
    とたんに大ピンチになるから。」
みんな「ああ、おまえもオヤジになったなあ...。」

(一同うなづく)


うるせーよ!

ARISTA EDU ULTRA 400 インプレ

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ARISTA EDU ULTRA 400を使ってみた。


結論から先にいうと、まあまあ、いいフィルムだと
思われる。現像液と定着液が青紫色に染まるけど。www

dev.jpg
4×5インチ判10枚と120サイズロールフィルム1本を
処理したあと、青紫色に染まった現像液



ARISTA EDU ULTRA 400は、米国フリースタイル社が
販売している白黒フィルム。チェコ製であることから、
ほぼ確実に、FOMA社からのOEMであることがわかる。

フリースタイル社Webページ
https://www.freestylephoto.biz/

今回、はじめてこのフィルムを使ってみて、
まず、驚いたのは、現像液と定着液が青紫色に染まる
ことである。原因は、おそらく、フィルムベースに
水溶性の色素が含まれているからであろう。

気になったので、4×5インチ判のフィルム1枚を
犠牲にして、実験してみた。
バットに浅く水をはって、フィルムを浸けてみる。
すると、5分もすると、フィルム背面に塗布された
色素が水に溶けてきて、フィルムは真っ白になった。

arista2.jpg
arista3.jpg
実験:フィルムを水につけると色素が溶け出してくる


色素が含まれている理由はよくわからん。
おそらく、もとの乳剤のままでは、ハレーションを
起こすので、その防止のためだと思われ。

それにしても、中学生のときに写真を始めて以来、
もう、50年ちかく、フィルムの現像をやっているけれど、
こんなの、初めてである。
まあ、私はコダックとか富士フイルムの製品しか、
現像したことがないから。チェコのフィルムだと、
これがデフォルトなのかも。

現像→停止→定着といった処理を行ったあとは、
ごくふつうのグレーっぽいフィルムベースの色になる。
現像液が青紫色に染まっても、とくに影響はないみたい。
だから、気にする必要はないようだ。


arista3.jpg
処理を終え、乾燥したフィルム


で、肝心のフィルムの性能であるが、
ネオパン100 ACROSにくらべると、
やはり、粒子が粗いね。
感じとして、コダックのトライXと同じくらいかな。

まあ、私の場合は、6×9センチ判か4×5インチ判で
撮るから、あまり問題にはならない。
けれども、35ミリ判でネオパン100 ACROSを
使っておられた方が、ARISTA EDU ULTRA 400を
使われると、この粒子の粗さは、ちょっと、
気になるかもしれない。

D-76で現像してみた結果だけど、
とりあえず、ハイライト部はとばないし、
シャドウ部もつぶれない。
私のようなどヘタな者にとっては、
使いやすいフィルムだと思う。

欠点としては、そのメリットの裏返しなんだけど、
シャドウ部が写ってしまって、完全につぶれてくれない。
結果的に、メリハリのない写真になる。
まあ、高感度のフィルムってやつは、どうしたって、
シャドウ部が写ってしまう傾向がある。
それは、トライXでも同じなんだけど。

あるいは、現像液との相性の問題もあるのかも
しれない。
ま、とりあえず、D-76でシャドウ部がつぶれてない
ネガをつくっておいて、あとは、プリントのときに
調整すればそれでいい、ともいえるんだけど。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ARISTA EDU ULTRA 400は、なかなかいい
モノクロフィルムである。ネオパン100 ACROSが
生産中止となった現在、代替の有力候補であると
思われる。

ARISTA EDU ULTRA 400インプレ その2

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ARISTA EDU ULTRA 400とネオパン100 ACROSを
比較してみた。


arista02.jpg

ARISTA EDU ULTRA 400(左) ネオパン100 ACROS(右)
※クリックすると大きな画像(約750kb)が表示されます。


前の記事に対して、メッセージをいただいた。
やはり、というか、なんというか、
「いまどき、白黒フィルムについて
記事にしても、関心を持つ人なんて、
すくないでしょ。」

というものであった。

もちろん、そのとおりです。

けど、私のブログは、100人のうち、99人にとって
役に立たなくても、1人に、

「たしかに、あんたのいうとおりだよ。
それに、こんなこと書いたの、
あんたがはじめてだよ。」


と言われることをめざしているのである。
だから、これでいいのである。


個人が趣味で書いているブログに対して、
マスメディアと同じ機能を求められても困る。
たしかに、いまどき白黒の銀塩写真をやっている人、
あるいは、これから白黒の銀塩写真をやろうとしている人
というのは、ごく少数であろう。
でも、そのごく少数の方にとって役に立てば、それでいい。
それこそが、ブログのいいところだと思う。


前置きが長くなったけど、ネオパン100 ACROSが
生産中止になったことにより、私にとっては試行錯誤が
続いている。代替製品として、ARISTA EDU ULTRA 400を
候補に選んだわけだけど、なかなか満足のいくネガが
得られないのである。

そこで、ネオパン100 ACROSとARISTA EDU ULTRA 400
について、同じ被写体を撮影し、同一の条件で現像してみる
ことにした。

120サイズのフィルムを使い、6×9センチ判で撮影。
曇りの日の林の中という、あえて厳しい条件を選んだ。
現像はタンク現像で、以下のようにした。

 現像液 D-76原液
 温度  20℃
 現像時間 8分



その結果であるが、上の写真のとおりである。
プリントしてしまうと差がわかりづらくなるから、
あえて、ネガのまま、比較してみるね。


ARISTA EDU ULTRA 400は、高感度ゆえに、シャドウ部が
写ってしまって、ややコントラストの低いネガになった。
全体的にメリハリがなく、のっぺりした感じである。

それに対して、ネオパン100 ACROSは、シャドウ部が
きれいに落ちて、コントラストの高いネガになった。
しかも、階調は非常に豊富で、ハイライトからシャドウまで、
きれいに表現されているね。

どちらのネガを使えば、きれいにプリントできるかは、
あきらかである。

白黒写真ってやつは、ネガの出来でほぼ決まってしまう。
プリントで調整できる範囲はわずかであり、
どんな暗室の名人であっても、出来の悪いネガから、
いいプリントをつくることはできないから。


結論
ARISTA EDU ULTRA 400は、
D-76で標準現像したのでは、
いいネガを得ることができない。



対策としては、D-76で現像時間をおし気味、つまり9分から10分
くらいに伸ばすか、あるいは、D-76のようなMQ(メトール -
ハイドロキノン)系ではなくて、もっと、現像能力の高い
PQ(フェニドン - ハイドロキノン)系の現像液を使った方が
いいかもしれない。これについては、あらためてレポートして
みようと思う。


なお、粒状性については、あきらかにネオパン100 ACROS
の方がすぐれている。ネオパンは、これまでの経験からいって、
6×9センチ判で全紙まで引き伸ばしても、余裕である。
それに対して、ARISTA EDU ULTRA 400は、6×9センチ判で
全紙まで伸ばすと、やや、ざらっとした感じになるだろうね。

まあ、これは好みの問題かもしれないけど。


私自身は、粒子の見えない写真が好きである。
だから、ネオパン100 ACROSの生産中止は、本当に残念。
ていうか、もう、30年以上、ネオパンとD-76の組み合わせを
使ってきて、なにも考える必要がなかったのである。
なのに、なんで、いまになって、こんなに苦労しなければ
ならないのか...。

まあ、なくなってしまったものを惜しんでいても
仕方がない。なんとか、ARISTA EDU ULTRA 400で
良好なネガを得られるまで、実験を繰り返して、
データを取り続けるしかないね。


古い望遠レンズを4×5インチ判用に改造してみた

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コムラー400ミリF6.3というレンズを買ったのだが。

lens01.jpg
コムラー400ミリF6.3


オークションサイトにて、800円で落札した。
こいつを4×5インチ判で使えるように、
レンズボードに付けてやろうと思う。

lens02.jpg
まずは、3つに分けてみる。
コムラー400ミリF6.3の構造であるが、
いちばん前は、レンズと絞り。
真ん中は、ヘリコイドのみ。
後ろは39ミリのネジとマウントとなっている。
落札したブツにはミノルタのSRマウントが
ついていた。ヘリコイドと39ミリネジ、
およびSRマウントは貴重だから、とっておく。

で、いちばん前のレンズと絞りの部分だけ、
レンズボードに取り付けるというわけ。

lens03.gif

lens04.jpg


もちろん、レンズボードも自作。
ダイソーで買ってきた塩ビ製のクリップボード(厚さ1ミリ)
とMDFボード(厚さ5ミリ)をジナーのレンズボード
の大きさに切って、貼り合わせる。

board1.jpg
厚さ1ミリの塩ビ板をアクリルカッターで切る

circle01.jpg
サークルカッターで丸い穴をあける

board2.jpg
MDFボードを貼り合わせ、強度を出す

lens06.jpg
レンズをエポキシ樹脂系接着剤で固定


ということで、できてしまったね。

lens07.jpg
完成した400ミリF6.3レンズ(ジナー用)


製作費
 レンズ       800円
 塩ビクリップボード 108円
 MDFボード     108円
 エポキシ樹脂接着剤  490円
   計       1,506円


え、シャッターがないって?
いらないっしょ。www


私の場合、明け方か夕方、あるいは夜間に長時間露出
をすることが多いから。レンズの前で黒い厚紙を使って
露出時間の調節をすれば、十分である。

コムラー400ミリF6.3は、35ミリ判カメラ用のレンズ
だけど、フランジバックがやたらと長く、
イメージサークルは、Φ300ミリくらい。
さすがに、この焦点距離のレンズだと、
アオリを使うことは、まずないから、
4×5インチ判でも、十分、使えると思う。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
コムラー400ミリF6.3は、4×5インチ判の
望遠レンズとして使える。以上である。


400ミリを4×5インチ判で使うと、35ミリ判換算で
113ミリのレンズに相当する。
中望遠だね。
できれば、もうちょっと、長いタマが欲しい。
けど、500ミリとか600ミリのレンズって、高いからなあ...。
広めに撮って、トリミングするしかないね。

本年もどうもありがとうございました

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いつも、当ブログをお読みいただき、
どうもありがとうございます。


すこし、長めの挨拶になって恐縮だけど
この年齢になって思うことは、
人間ってのは、自分で経験していないことは、
なかなか、わからないもんだということである。

私は1956年、昭和31年生まれである。
終戦直後の混乱期を終え、高度経済成長期の
まっただなかで育った。

とはいえ、私が子どもの頃の東京は、
まだ、戦争の傷あとがいたるところにあった。
新宿や池袋の繁華街では、戦争で腕や脚を
失った人たちが、軍服を着てアコーディオンを
弾きながら、物乞いをしていた。
(本物の傷痍軍人だったのかどうかは、
よくわからないけど。)

私の親戚にも、戦争で死んだ人がたくさんいた。
ていうか、私の父も軍人で、土浦の予科練の
訓練生であった。そこでパイロットになるための
訓練を受けているさなかに、終戦をむかえたのである。
終戦があと1ヶ月くらい遅れていたら、鹿屋にあった
特攻隊基地に送られるところであったという。

そういった意味では、私の世代にとって、
戦争ってのは、結構、身近なものであり、
また、人間ってのは、けっこう残酷なことでも
平気でできるものだ、ということは、
よくわかっているつもりである。

つい先日、大きな事件が起きた。
海上自衛隊の哨戒機に対して、韓国の護衛艦が
火器管制レーダーを照射したのである。
即、戦争になってもおかしくない事態であった。

これに対して若い人たちは
「なぜ、日本は反撃をしなかったのか。」
と批判的である。また、無責任な海外のメディアも
同様な論調である。

しかしながら、私は、
「海上自衛隊、よく耐えてくれたな。」
と思っている。
反撃をしたら、すぐに戦争になった。
現在の日韓関係からすれば、それは確実である。
戦争を経験したことがない世代は、
戦争がどんなに悲惨なことかわからない。
だからこそ、弱腰などと言えるのである。

もし、戦争をするならば、殺される覚悟が必要である。
私は隣の国のつくった核爆弾で蒸発したくないし、
自分の子どもが殺されるのを見たくはない。
だから、戦争にならなくてよかったな、と思っている。

しかしながら、戦争にならないためには、
常に準備をしておくことも必要。
要するに経済的、軍事的に強い力を持つことにより、
日本を相手にケンカをしたくはないな、
と思わせることが必要である。

そういった意味では、そう思わせなければならない相手が
1つ増えた日であった。戦後生まれで、平和な時代に育ってきた
私たちの世代であるが、もはや、日本の戦後は終わった
のかもしれないな、と思う、今日、このごろである。



みなさまからの励ましのメッセージのおかげで、
今年も1年間、記事を書き続けることができました。
感謝申し上げています。
みなさまにとって、来年がいい年でありますように。
そして、どうか、みなさまが健康でありますように。

本年も、よろしくお願いします

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いつも、当ブログをお読みいただき、
どうもありがとうございます。

例年、私は年末年始を、家内の実家で過ごすのだが。
とくにやることもないので、毎年、箱根駅伝を
見ている。

今年は大東文化大学の1区、新井選手がスタート直後に
転倒し、足首を痛めた。しかしながら、彼は脚を
ひきずりながら、20km以上を走って、2区の走者に
たすきをつないだ。その代償として、競技復帰まで、
約半年かかるということだ。

昨年の秋には、女子駅伝でも同じようなことがあった。
途中、骨折をした選手が、200メートルを這ってすすみ
ひざが血だらけになったらしい。

いつも思うのだが、こういう場合、スポーツ選手と
しては、棄権をするべきではないか。下手をすると
選手生命にかかわることだし。

しかしながら、駅伝競走で棄権をする選手はすくない。
自分に与えられた区間を走り切るということが、
チーム全員に対する“約束”になっているからだ。

日本人にとって、約束というものは重い。
自分が約束を果たせないと、みんなに迷惑がかかる。
迷惑をかけるくらいなら、選手生命を失ったほうが
ましである、というのは、気持ちとしてはよくわかる。
けれども、約束というものに対して、もうすこし、
柔軟に考えた方が、生きるのにやさしい社会になる
のではないかと、私は思うのだが。

世界的にみれば、自分の生命にかけても約束を守る
のなんて、日本人だけである。条約や約束を堂々と
踏みにじってみせることが、国力の証(あかし)、
みたいな考え方の国も、すぐ近くにあるようだし。

「オレは約束はまもる。けれども、なんらかの都合で
守れないやつがいたとしても、それは仕方がない。」
くらいに考えた方が、日本社会も国際関係も
うまくいくような気がするな。



このブログは、自転車やオートバイを使った旅が
好きな人を対象に、読むとホンの少しだけ、
タメになることをめざしています。
今年も、ときどき更新していくつもりですので、
よろしければ、来ていただければと存じます。
m(_ _)m

カーナビ vs スマホのナビアプリ

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パナソニックのGorillaを使っているのだが、
スマホのナビアプリで代用できないものかと
考えた。

gorilla.jpg
パナソニックGorilla画面


Screenshot_2019-01-12-14-08-45.gif
Googleマップ画面


Screenshot_2019-01-12-14-07-31.gif
yahooカーナビ画面


結論から先にいうと、“旅をするための道具”
という観点から比較すると、やはりカーナビの方が
すぐれていると思われ。ただし、荷物を減らしたい
自転車の旅だと、スマホでもいいかも。



パナソニックのGorilla CN-GP550Dという機種を
使っているのだが。3年ほど前に、Amazonにて、
約2万円で購入した。

この製品は、タッチパネルに問題があるらしく、
私の機械は、購入後、約1年ほどした時点で、
画面でタッチした位置と反応する位置がくるってきた。
タッチした場所から、1㎝ほどはなれたボタンに
反応するのである。しかも、この機種はタッチパネル
の補正(キャリブレーション)ができない。
いろんな書き込みを見ていると、多くのユーザー
において、そういった症状が出ているようだ。

もちろん、パナソニックほどのメーカーが、
そういった不良を放置するわけはなく、
同機種であっても、製造ロットにより、
状況は異なると思う。
また、新しい製品は改善されているだろう。
ま、私の場合は、いわゆるハズレをひいてしまった
みたいだね。

ということで、購入後、わずか1年でカーナビとしては
使えなくなってしまった。
が、「現在位置表示機」としては使える。
私の場合は、それで十分だし、また、地図そのものは
非常に見やすいので、まあまあ、気に入って
使っていた。

しかしながら、最近になり、とうとう「メニュー」
のボタンが反応しなくなってしまった。
(T_T)


仕方がない。買い替えである。


正直いって、カーナビについては、すこし懲りてしまった。
最近は、スマホのナビアプリが普及しており、
かなり使えるものになっているようだ。
そこで、スマホのナビアプリで代用できないものかと考え、
実際に使ってみたうえで、比較してみることにした。

要するに、旅をするための道具として使うには、
カーナビとスマホのナビアプリのどちらが適しているのか、
という比較である。異論はみとめる。


カーナビ vs スマホのナビアプリ比較表
navi.gif


見ていただいたとおりである。
若干のコメントを付け加えさせていただくと...。

まずは基本機能(地図のみやすさ、ナビゲーション機能、
操作性)については、やはり、専用機であるカーナビの方が
圧倒的に上である。ナビアプリについては、かなり良く
なってきたとはいえ、まだまだ、カーナビに追いついていないね。

副次的機能(交通情報を考慮したルート検索、音声入力、
データベースの豊富さ、幅員表示、オービス情報)
については、一長一短である。
交通情報を考慮したルート検索については、
無料のナビアプリではなく、ナビタイムなどの
有料サービスを使ったほうがいいだろうね。

音声入力については、運転中に目的地を検索するには、
ヒジョーに便利。けれども、まだまだ認識精度は低い。

データベースの豊富さについては、Googleマップや
Yahooカーナビの方が、当然のことながら上である。
ま、営業マンが仕事で使うならともかく、
ふつうの人が旅をするために使うなら、カーナビで十分である。

幅員表示については、あきらかにカーナビの方が上。
けれども、ナビアプリの実力もなかなかであり、
キャンピングカーなど、大きいクルマに乗っておられる方は
ナビタイムの「トラックカーナビ」がおすすめである。(有料)

その他の機能(PC地図との連携、地図データの更新、
携帯サービスエリア以外での利用)については、
やはり、一長一短だね。

PC地図との連携とは、行ってみたいところを
「マイマップ」や「お気に入り」に登録しておくことにより、
ナビアプリに反映されるというもの。
地図を見るのが趣味である私にとっては、
非常に気に入っている機能である。
が、ふつうの人にとっては、そんなもん、いらないだろう。

携帯のサービスエリア外で使えないというのは、
旅をするための道具としてみると、致命的。
実際に使ってみての感想であるが、携帯のサービス
エリアのなかであっても、通信環境がよくないと、
すぐに地図が真っ白になってしまう。
肝心なとき、もっともほしいときに、
役に立たない感じである。
ほとんど都内から出ないような人であれば、
問題ないだろうけど、旅が好きな人にとっては、
やはり使いにくいね。

以上のことから、クルマやオートバイを使った旅
をするうえでは、やはり、専用機であるカーナビが
すぐれていると思われる。
けれども、どうしても荷物をすくなくしなければ
ならない自転車の旅においては、スマホのナビアプリ
で代用できると思うけど。
ま、あたりまえといえば、あたりまえの結論だけどね。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
カーナビにするか、スマホのナビアプリにするかで
すこし迷ったけど、結局、パナソニックのGorillaの
最新機種を購入することに決めた。以上である。


スマホのナビアプリというのは、プロユースというか、
物流の企業にとっては、非常に役に立つだろうね。
荷物のバーコードを読み込ませると、
配送先が自動的にスマホの地図上に表示されるとか。
その際、渋滞情報も考慮して、もっとも効率的に
配送できるルートを計算し、表示させるとか。
そういうシステム連携ができる可能性があるな。

しかしながら、ふつうの人が旅をするうえでは、
そこまでの機能はいらないから。

また、カーナビがあるからといって、
スマホを持っていかないわけではないから。
だいたいの地点まで、カーナビで案内させて、
宿泊先などの細かい地点は、スマホで調べる
ということもできるわけだし。
(ていうか、ふつう、そうするよな。)

やはり、旅をする者にとって、カーナビの優位性は
動かしがたい。昔のように何十万円もするものなら
ともかく、いまは、2~3万円で買えるのである。
ひとつ持っておいても、損はないと思われ。

ガラクタ人生

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リサイクルショップから、ギター(2,160円)を救出した。




先日、ジナーを買ったリサイクルショップに、
また行ってみた。交換レンズや三脚などの
掘り出しものがないかな、と思ったのだ。

あいにく、カメラのジャンク箱は、本当のゴミばかり。www
カメラ用品はあきらめて、店をひととおりまわってみる。

すると...。
なんだか、なつかしいものがあった。
ヤマハ G-90A。1970年代のクラシックギターである。
私がむかし持っていたギターと、同じ製品である。
そう。私はむかし、ギターを弾いていたのである。


展示されていたヤマハ G-90Aは、ボロボロであった。
無理もない。もう、50年ちかく前の楽器なのだから。
税込みで、2,160円の値札がついていた。

表板と裏板を指で叩いてみる。
かわいた、いい音がする。
ネックのゆがみもない。
エントリーモデルだけど、この時代の国産ギターは
それなりに、いい材料を使っているのである。
表板はスプルースの合板、ボディはレッドウッドの合板。
指板がエボニー(黒檀=こくたん)ではなく、
レッドウッドなのは、エントリーモデルだから、
仕方がないね。

ま、私自身はギターを弾くのは好きだったけど、
ギターそのものは、好きでもなんでもない。
だから、2万円以上のギターは買ったことがない。
ということで、エラそうなことは言えないけれど。

展示されていたヤマハ G-90Aは、あまりにも
ボロボロだったので、ちょっと考えてしまったけど、
結局、買って帰って、救出することにした。

汚れやカビ、ホコリを落とし、塗装を水性ニスで補修。
見ためは、まあまあ、きれいに甦った。
あたらしい弦をはって、チューニングしてみる。
なかなか、いい音で鳴ってくれる。


ちなみに、私はオートバイの運転だけでなく、
ギターを弾くのもどヘタである。
なんだってそうだけど、入門から初級の段階を
クリアーするのは、わりと誰でもできる。
けれども、そこから先へ行くのは、むずかしい。
才能と努力が必要なんだよね。
オートバイでも楽器でも、いっしょである。

結局、私は初級から中級への壁を乗り越えられなくて
ギターを弾くのを断念。持っていたヤマハ G-90Aは
処分してしまった。
これについては、私はすこしだけ、後悔していた。
もう、すっかり忘れていたけれど。


救出したヤマハG-90Aを、弾いてみた。
およそ、40年ぶりだから、指がまったくうごかない。
おさえる位置も、すっかり、忘れてしまった。
かろうじて覚えていた「アルハンブラの思い出」
の一節だけ、弾いてみた。
クラシックギターをやったことがある者なら、
誰でも弾くことができる曲である。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
リサイクルショップで売られていたギターを救出した。
それだけ。


なんだか、このごろ、大判カメラとか、ギターとか、
ヒト様がガラクタとして捨てたものを拾ってばかり。
ていうか、私自身の人生そのものが、ガラクタなのか。

現在、私は62才。
男性の平均寿命である81才までは、
とても生きられそうにないから、
残された時間は、あと10年から15年くらい。
もう、そろそろ、なにか生きた証を残していかないと、
まずい時期に来ているんだけどな...。

岡山~玖波(くば)自転車ツーリング その8

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岡山から広島県の玖波まで、自転車で走った。
そのつづき。

4日め  呉~玖波(くば)  約58km

day4.gif



前回の旅行記(呉~坂町)の更新から、ずいぶんと
時間が経過してしまった。理由は、平成30年7月豪雨により、
坂町から呉市にかけて、大きな被害があったからである。
そんなことがあった後に、いい年齢をした大人が自転車で
旅をした話を書くなど、不謹慎であると思ったのだ。

しかしながら、あれから6ヶ月以上が経過し、
復旧もされてきたようだ。そろそろ、いいのではないか、
という気もする。

私の自転車旅行記の記事について、読者からの評価は
賛否両論がある。批判的なご意見の代表としては、
「個人的な日記のようなものを、ネット上に書くべき
ではない。」というものである。ごていねいに、
「こういうものは、チラシの裏にでも書いて、
そのまま、ゴミ箱に捨てた方がいいですよ。」
というアドバイスまで、いただいた。

一方で、「楽しみにしています。」というご意見も、
少数ではあるが存在する。
私としては、批判的なご意見も、ごもっともだと思うが、
書いた以上は完結させたいと思う。ということで、
坂町から玖波まで、あと1回か2回、お付き合い願いたい。


2017年12月30日午前7時ごろ、私は広島県安芸郡の
JR呉線の坂(さか)駅の前にいた。
坂駅は、かつては、ひなびた駅であった。
私は1970年の8月に呉線に乗っており、
坂駅を訪れている。
当時、坂駅は島式ホームが1つしかない小さな駅で、
ホームに木でできた駅名標が立っていて、
「坂 さか」と書かれていた。
呉線には、坂のほか、広(ひろ)とか、呉とか、
漢字で1文字の駅が多く、とても印象的であった。

現在の坂駅は、近代的な駅舎で、快速安芸路ライナーの
停車駅である。呉線というと、首都圏、関西圏を引退した
通勤型電車が黄色く塗られて走っている、というイメージ
だったけど、現在の呉線の列車および駅の近代化は、
めざましいと思う。

陸上自衛隊のでっかい基地を通りすぎると、
海田市(かいたいち)に着く。
道がすこしややこしい。
案内標識にしたがって、広島方面にすすんでしまうと、
自動車専用の国道2号線(東広島バイパス)に入ってしまう。
自転車乗りが、自動車専用道路に迷いこむ例は多いけど、
これは道路の案内標識にも問題があると思うのだ。

正解は新海田の交差点の地下道を通り、国道31号線を直進。
橋をわたって、国道2号線の旧道に入った。

日本製鋼所広島製作所の前を通る。
旧日本海軍の大砲をつくっていたメーカーである。
現在の広島製作所は産業用機械が主力になったものの、
まだ、自衛隊向けの砲をつくっているらしい。
砲につかう鋼は非常に特殊なものらしく、
高い技術力が必要な領域である。日本では日本製鋼所の
広島製作所だけが作ることができるようだ。

向洋(むかいなだ)は、マツダの本社があるところだ。
マツダミュージアムというのがある。
入ってみたいけど、完全予約制である。
しかも、年末年始で休館であった。

ところで、マツダの本社のある府中町(ふちゅうちょう)
は、現在は広島市にぐるりと取り囲まれている。
オセロゲームだと自動的に広島市になってしまいそうだけど、
頑(がん)として、府中町のままである。
マツダがあることにより、法人税・固定資産税等の収入
で町財政は安定しており、広島市との合併には否定的な
意見が多いようだ。
午前8時20分、広島駅に到着した。

hiroshi1.jpg
広島駅にて


せっかくなので、すこしだけ、広島の観光地に行こう。
といっても、広島城も平和祈念公園も、もう、何回も
行っている。結局、原爆ドームに行った。
私にとっては3回めの来訪である。

hiroshi2.jpg
原爆ドームにて


午前9時、広島を出発。宮島方面にむかって走る。
途中、コンビニに入って休憩する。
ロードスポーツに乗った自転車乗りがいた。
お互い、軽く会釈する。けれど、私が、
「こんにちは。いいチャリですね。」
と言うと、とたんにむっとして、無視された。

そうだった。
ロードスポーツ乗りは、自転車のことを「バイク」と言う。
彼らは自分の愛車をチャリとか、チャリンコとか言われるのを、
極端に嫌うのだ。自分たちのことは、バイク乗り、もしくは
ローディーなどと言う。w

一方で、私のように自転車で旅をしている者は、
自転車のことを、チャリとかチャリンコ、あるいは素直に
自転車と言う。自分たちのことは、チャリダー、あるいは
自転車乗りと言う。有名な女性サイクリストである熊沢正子氏
の著書には

 『チャリンコ族はいそがない』(山と渓谷社1988年刊)
 『チャリンコ族はやめられない』(山海堂1993年刊)
 『チャリンコ族は丘を越える』(山と渓谷社1995年刊)


がある。この3冊は、自転車で旅をする者にとっては、
伝説の名著である。もちろん、私も持っており、
何度も読み返している。


ま、それはともかく、ロードスポーツ乗りの自転車のことを、
チャリと言ってしまった私も不注意であったが、
途端に口もきかなくなる、というのも、相当、おとなげない。
どうも、ロードスポーツ乗りと、われわれ自転車の旅人は、
水と油というか、相性が悪いようだ。

ちなみに、自転車のことは英語でBicycleであるが、
英語圏の人は、短くBikeという。
ということで、ロードスポーツ乗りが自転車のことを
「バイク」と言うのは正しい。
けれども、日本語でバイクというと、ふつうはオートバイのこと。
オートバイと自転車の両方に乗る私からすると、
ロードスポーツ乗りが、自分の自転車のことを「バイク」と
言っているのを聞くと、思わず笑ってしまう。

一方で、オートバイは和製英語であり、正確な英語でいうと、
Motorcycleである。けれども、日本語として定着していないので、
なかなか使いづらい。
フェリー乗り場で、切符売り場のおっちゃんに、
「クルマ? バイク?」と聞かれて、
「モーターサイクルです。」とか言うやつがいたら、バカである。

長くなったけど、要するに、ムリすんなよ、ということである。
自転車のことは、自転車、もしくはチャリ。
オートバイのことは、バイク、もしくはオートバイ。
日本では、それでいいのだ。

午前11時、宮島口(みやじまぐち)駅を通過した。

岡山~玖波(くば)自転車ツーリング その9

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岡山から広島県の玖波まで、自転車で走った。
そのつづき。

4日め  呉~玖波(くば)  約58km


前回からのつづき
宮島は、松島、天橋立とならび、日本三景のひとつとして
数えられる景勝地である。JRと広島電鉄の宮島口駅より
JRのフェリーが出ており、わたったところが有名な
厳島(いつくしま)神社である。

フェリーのりばには、「JRフェリーのりば」のほか、
JR Miyajima Ferryという英語表記、
JR宮島渡船という中国語表記、
それと韓国語表記の案内看板が立っている。
前に来たときは、こういうものはなかったな。

日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国表記は
首都圏JRの駅のほか、都営地下鉄にもみられる。
けれど、ちょっと、中国と韓国の客を優遇しすぎ
という感じである。
フランス人、ドイツ人、あるいはスペイン語圏の
観光客が見たら、差別ととられるおそれがあるな。

私は、現地語である日本語と国際共通語である英語の
2カ国語表記で十分ではないのか、と思うのだが。


miyajima.jpg
JR宮島フェリーのりばにて


それはともかく、宮島は周囲が約30kmという
意外に大きな島である。
人口は約2,000人。
島を一周する道路はない。
かつて、GB250に乗っていたとき、私はフェリーで
宮島に渡り、島の道路を走ってみた。
北側も南側も、林道で行き止まりになっていたな。

宮島は人口のほとんどは、北がわの一部に集中しており、
あとは無人島に近い。猿やシカなどの野生動物が多いから、
自転車で走るのは、やめておいた方が無難であると思われる。


さらに、国道2号線をすすむ。
大野浦というところに、「14番目の月」という
レストランがあった。私はユーミンのファンなので、
無視できない。
しかも、牡蠣(かき)直売と書いてある。
吸いこまれるように、入ってしまった。

自転車を置いて、店のなかに入ってみると、
大きなカキが水槽のなかで活きた状態で売られており、
客が自由にとって、会計をしたあと、
店内のコンロで焼いて食べる、というシステムに
なっている。

自転車旅行中の私は、魚介類は口にしないことに
している。食あたりでもおこすと、生命にかかわるからだ。
けれども、今回の旅行は、今日のお昼で終わりである。
もうそろそろ、JRの駅に行って、青春18きっぷで列車に乗り、
大阪にある家内の実家に帰らなければならない。

私は、すこしだけ、はめをはずすことにした。
カキは栄養豊富で低カロリーである。
カキを原料にしたサプリのコマーシャルで、
エロいおねえさんが、
「男性がよろこぶ成分の亜鉛がたっぷり!」
とか言ってたし。

おねえさんは、具体的にどうよろこぶのかは、
はっきりと言っていなかった。その後、効果について
語っている人が映ったときには、「個人の感想です」と、
ちいさく表示されていた。
だから、本当に男性がよろこぶのか、どうかは懐疑的だけど。

私は、1コ400円の最高級のカキを3コ買って、
会計をすませた。店員さんに案内され、席につく。
焼くまえに殻をはずして、半分にしてくれるのかな、
と思っていたのだが、店員さんは、カキをまるごと、
ごろん、ごろん、とコンロにのせて、
「どうぞ、ごゆっくり。」
と言って、去っていく。
これだと、カキが破裂してしまうと思うのだが。

年末の休日で、家族連れがいっぱい来ている。
案の定、ときどき、カキがボンッと破裂する音が
店内に響く。そのたびに殻が飛び散り、子どもが
悲鳴をあげる。

なんだか、命がけである。

これほど危険な思いをしてまで、カキを食べなければ
いけないのか、と思った。けれど、これが広島流の
焼き牡蠣なのかもしれない。だから、文句を言うべきでは
ないだろう。

焼き上がったカキを、1個はそのままで、
もう2個は、しょうゆとレモンをかけて食べた。
めっちゃ、美味しかった。

oister2.jpg
oister3.jpg
焼き牡蠣


牡蠣を3つ食べて、元気が出た。
ふたたび走りはじめ、12時30分、JR玖波駅に着いた。
今回の旅は、ここまでとする。
自転車を分解し、輪行袋に入れる。
13:08の糸崎行き普通列車に乗った。
糸崎、姫路で乗り換え、大阪駅には19:58に着いた。

kuba.jpg
JR玖波駅にて


今回の旅は、岡山でホテルのルームキーを返し忘れるわ、
笠岡でヒッチハイカーに1,000円をふんだくられるわ、
食事をとらないで走っていたら、ハンガーノックで
動けなくなるわ。
で、呉駅前でやすんでいたら、110番通報されて、
警察官に追いかけられるわ、と、さんざんだったな。

けれども、人間、時間が経過すれば、いやなことは
だいたい、忘れてしまうものである。
そして、瀬戸内海の海の美しさとか、
広島のカキの美味しさとか、そんないいことだけを
覚えていて、また、旅に出るのだろう。
ま、そういう単純な人間でなければ、自転車で旅なんか、
しないんだけどね。

2,160円で買ったギターでアルハンブラを弾いてみた

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リサイクルショップからギター(2,160円)を
救出した記事で、「アルハンブラの思い出」
の一節を披露したのだが...


どヘタな演奏をアップするんじゃねー。」
というお叱りのメッセージを、たーくさんいただいた。
(^△^) wwww



言われると思った。

前の記事でも書いたように、私はオートバイの運転も、
ギターを弾くのも どヘタである。
それはわかっているけど、今回、私はおよそ40年ぶりに
ギターを弾いたのである。その点は考慮していただきたい
のだけど、さすがにSo-netブログの読者は、
情け容赦がないね。wwwww


言われっぱなしだと、ちょっとくやしいので、
すこしは、ましな演奏をアップしようと思った。
そこで、もういちど譜面を読み直し、1日1時間、
1週間くらい、練習した。




なんだか、ミスだらけだけど。wwww
ま、とにかくどヘタな私が、およそ
40年ぶりにギターを再開したのであるが、
なんとか、弾けるようになったね。
小脳の記憶って、意外と消えないもんだね。

若いころにギターを弾いていたけれど、もう、
何十年も弾いていない、とおっしゃる方。
意外と大丈夫ですよー。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
楽器の演奏など、小脳に関係する記憶は
意外と消えないものである。
退職して時間に余裕があり、若いときに
ギターをやられていたという方は、もう一度、
はじめてみるのも、いいかもしれない。


「アルハンブラの思い出」は、上級の曲では
ないんですか? というご質問もいただいた。
この曲、トレモロをきれいに弾くのが
むずかしいので、そう言われることもあるが、
運指そのものは、初級レベルである。

私くらいのレベルの演奏であれば、
ギターを持つのが初めてという方でも、
3~4週間ほど練習すれば、だいたい、
弾けるようになりますから。

私のようなどヘタでも弾けますからー。

寒風山トンネル(5,432メートル)を通ってきた

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国道194号線の寒風山(かんぷうざん)トンネル
を通ってきた。


kanpuzan.jpg
寒風山トンネルにて


ここんとこ、ちょっと忙しくて、
ブログの更新が滞ってしまったね。
私は営業職ではないので、3月の決算期末に
忙しいということはないんだけど、
今年はなんだか、やたら、バタバタしていた。

消費税が上がる前に契約だけすませておく、
みたいな仕事が多くて、それに伴う業務が
増加しているのである。このぶんだと、
消費税が上がったら、深刻な不況になって
しまうような気がするな。

ま、それはともかく、4月に入って、
休みがとれたので、ちょいとオートバイで
出かけることにした。

で、どこに行くか。
まだ、北は寒い。必然的に南に行くことになる。
四国か、南九州か。

とりあえず、西に向かって走り、無料の
名阪国道へ。さらに、天理ジャンクションで、
高速道路の無料区間である京阪奈(けいはんな)
自動車道に入った。
私は無料という言葉によわいのである。
和歌山からフェリーで徳島に渡った。

ということで、今回は四国に行って、国道194号線
(高知~西条)を完走したのと、無料で通れる国道では
最長の「寒風山トンネル」を通ってきた話をする。

いちおう、国道ブログだもんな。

忙しくて、なかなか旅に出ることができなくて
どヘタなギターの演奏なんかアップしたり
しているけど。wwww


国道194号線は、高知市から愛媛県西条市にいたる
一般国道である。
かつては、ひどい悪路であった。
とりわけ、寒風山越えは、片側1.5車線の道が
標高1,000メートルくらいまで、延々と続いていて、
さらに、狭い旧寒風山トンネルで抜けていた。
おまけに、12月から3月までは閉鎖であった。
しかしながら、1999年に現在の寒風山トンネルが開通。
前後の道路も整備されて、現在は快走ルートになったね。

悪路で名高かった国道439号線(通称ヨサク)も
ずいぶんとよくなった。近年、四国の国道の改良は
めざましいね。

で、この寒風山トンネルは、全長5,432メートル。
現在、日本国内で供用されているトンネルのなかでは
第17位である。
しかしながら、1位から16位までは全部、高速道路か
有料道路のトンネルであり、寒風山トンネルは
無料で通れる、いわゆる国道のなかでは最長である。

tunnnel.gif
日本国内トンネル長さランキング


私は旧寒風山トンネルは通ったことがある。
そのときに、国道194号線も完走しているのだが、
新しい寒風山トンネル、および改良区間は
これまで通ったことがなかった。
ということで、今回、行ってきたね。

え、それだけのために四国に行ったのかって?
悪いか?
(^^;



2019年4月2日午前5時に高知を出発。
しばらくは、国道33号線を走る。
国道194号線は、伊野(いの)で分岐するまでは、
国道33号線と重複区間なんだよね。

ちなみに国道には、こういう重複区間が
結構、たくさんあって、複数枚の国道標識が
が串刺しになっていたりする。そういうのを、
業界用語で「串刺しおむすび」という。[要出典

けれども、国道33号線と194号線には、そういった
ものはなかったな。私が気がつかなかっただけ
なのかもしれないけれど。

伊野で分岐したあとは、清流で名高い仁淀川(によどがわ)
に沿って走る。サクラがきれいであった。
出来地(できじ)というところで仁淀川とわかれ、
支流の上八川川(かみやかわがわ)沿いに走る。

広瀬で国道439号線と分岐する。
ここから池川までも、かつてはひどい悪路だった
のだが、新大峠(しんおおとうげ)トンネル
(2002年開通 2,928メートル)ができたおかげで、
快適に走ることができるようになった。

さらに北上し、 吾北(ごほく)で、さらに支流の
枝川川(えだがわかわ)をさかのぼる。
高知県立大手前高校吾北分校というのがある。
大手前高校は、高知県の公立トップの名門高校であるが、
分校があるとは知らなかった。
吾北分校の出身であることを言わなければ、
高知では秀才で通るのかもしれない。

6kmほどで峠道になるが、新大森トンネルで抜けて
大森川にはいる。
ここで水系が変わり、これまでは仁淀川の水系で
太平洋に注いでいたが、ここからは吉野川の水系で
徳島にいたる。

まだ、高知県吾川郡いの町である。
いの町、どんだけ広いんだよ。
(つづく)


[要出典] どこの業界?

寒風山トンネル(5,432メートル)を通ってきた その2

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国道194号線の寒風山(かんぷうざん)トンネル
を通ってきた。そのつづき。


<地形図(参考)>

おおきな地図をみる   出所:国土地理院 


本川(ほんがわ)から、国道194号線は、
吉野川の本流に沿って走る。
もともとは、土佐郡本川村であったところで、
本川はその中心集落である。
いの町は、伊野町とこの本川村、および吾北(ごほく)村
が合併してできた。高知平野から愛媛県との県境まで続く、
広大な町である。

ここから30kmほど下流に、四国最大の
早明浦(さめうら)ダムがある。
私はダムカード集めもやっているので、
できれば訪問して、カードを手に入れたいところだ。
けれど、それはまた、こんどにして、
今回は、まっすぐに寒風山トンネルにむかうことにする。

道の駅木の香(このか)で休憩。
この道の駅は、目の前が清流で、
しかも、源泉かけ流しの温泉がある。
なかなか、いいところだ。

ふとみると、バス停がある。
こんな山奥にも、路線バスが来ているのだ。
ちょっと、驚いたね。
みると、嶺北観光自動車(れいほくかんこうじどうしゃ)
という会社が運行していて、1日わずか1往復。
しかも夕方のみ。

どうやら、土讃本線の大杉駅から大川村を経由して、
ここまで来ているらしい。50km以上の距離である。
いったい、何時間、かかるのだろう。
しかしながら、こんな山奥にまで、公共交通機関が
来ているということ自体、おそるべきことである。

日本の公共交通は、赤字になれば、容赦なく減便や
廃止が行われる。ということで、現在、全国的に
路線バスの大幅な減便や廃止がすすめられているのだ。

けれども、四国では若干、流儀がちがうようで、
相当な山奥で、あきらかに赤字であっても、
路線バスが走っているね。
まあ、四国は鉄道の密度がひくいので、
バスがなくなってしまうと死活問題という地域
が多いことも影響しているのだと思うけど。

午前10時ちょうど、道の駅木の香を出発。
すぐに寒風山トンネルの入口に着いた。
寒風山トンネルと書かれた石碑の前で証拠写真を撮った。

ちなみに、ここから旧道を登って行って、
旧寒風山トンネルの手前を左に入ると、
瓶ヶ森(かめがもり)林道である。

通称、UFOライン。
最高地点の標高が1,690メートルという、
オフ車乗りにとっては聖地、というか、
超有名な林道である。

私は、1994年に瓶ヶ森林道を走ろうと思って
ここに来た。けれども、あのときは天気が悪くて、
国道194号線を旧寒風山トンネルまで登った時点で、
疲れてしまって、瓶ヶ森林道に入って行く気力が
失せてしまった。
当時の瓶ヶ森林道は、かなり荒れたダートの林道
だったので、ホンダGB250で入っていくのは、
少々、きつかったし。

現在の瓶ヶ森林道は、幅員はせまいままではあるが、
ほぼ舗装されたらしい。
行ってみたいな、と思う。
けれども、現在はまだ、4月上旬。
上の方は、雪が残っていると思われるし、
運転がどヘタな私が、750CCのオートバイで
林道に入っていくというのは、
さすがに自殺行為だと思う。
ということで、やめておいた。


証拠写真の撮影を終えて、寒風山トンネルに入っていく。
全長5,432メートルというのは、さすがに長く、
オートバイで、約5分かかるね。

寒風山トンネルは、歩行者および自転車が
通行できるトンネルとしては日本最長なので、
ここを通りたいと思っている自転車乗りも多い
ことと思う。

じつは、私もそう思っていて、今回、オートバイで来たのは、
自転車で来るための下見を兼ねていたのであった。
しかしながら、ここを自転車で通るのはやめておこう、
と思った。はっきり言って、危険すぎるね。

寒風山トンネルの高知がわの入り口は、標高720メートル。
愛媛がわは、標高が530メートル。
つまり、約190メートルの標高差があり、
トンネル内は、ずっと3.5%の勾配になっている。

自転車で3.5%の勾配というのは、かなりきついので、
高知がわから入って、愛媛がわに下っていくというのが
無難であろう。
下っていくときの速度は、ロード用のタイヤだと、
時速30~40kmくらいになると思う。

しかしながら、トンネル内のクルマのペースは速く、
みんな、時速80~90kmくらいでぶっとんでいる。
このような状況で、自転車で車道を走るというのは、
まさしく、自殺行為である。

それでは、歩道ならばどうか。
寒風山トンネルの歩道は、幅80センチくらいしかなく、
自転車で走るのは、かなりきつい。
もし、走るとしたら、シートを下げて、
いつでも足をつけるようにしたうえで、
明るい前照灯をつけて、ゆっくりと走るしかないね。

そんな状況で、すぐ横を大型トラックが走るのである。
車道のレーンの幅は片側3.5メートルだから、
車幅2.49メートルの大型トラックだと、
1メートルそこそこのところを、時速80~90kmで
通過していくのである。

まさしく、命がけだね。

それでも行く、というならば、止めはしないけど、
死んでも文句は言えないような環境であることは
覚悟しておく必要があるね。


およそ5分かけて、寒風山トンネルを通過した。
あとは、西条にむかって降りていくだけ。

途中、千町(せんじょう)の棚田がある。
私はかねてから、ここの写真を撮ってみたいと
思っていたのだが、うっかり忘れて、素通りしてしまった。
残念である。
西条には、午前11時30分ごろに着いた。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
国道194号線の寒風山トンネル(5,432メートル)は、
無料で通れる国道のなかでは、日本最長である。
周囲はとても景色がよく、UFOラインとよばれる
瓶ヶ森林道も近くにある。機会があれば、でかけて
みるのもいいかもしれない。


ちなみに、前回の記事で紹介した日本国内トンネル
長さランキング(1~17位)であるが、
私自身は、第7位と8位の新神戸トンネルと、
第15位の箕面トンネルを除く、すべてのトンネルを
オートバイで通っている。
また、北海道最長のえりも黄金トンネル(4,941メートル)は、
自転車で走破しているね。

まあ、新しい長大トンネルができるたびに、
ランキングは変わるから、コンプリートをめざしても、
あまり意味はないのだが。
けれども、未走の国道トンネルのうち、本州最長の
タラガトンネル(国道256号 4,571メートル)だけは、
はやく通りたいな、と思っている。

何才まで運転するか

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何才まで、オートバイとクルマに乗り続けるか。
それが問題である。


池袋で高齢者の暴走事故があったね。
被害に遭われ、亡くなられた方のご冥福をお祈りする
とともに、ご遺族の方々には、お悔やみを申し上げる。

事故車はプリウス。
事故を起こした人は、
「アクセルがもどらなくなった。」
と供述しているらしい。

これって、正確にいうと、エンジンブレーキが
きかなくなった、ではないのか。

じつは、私の家内の妹の旦那のクルマがプリウス
なんだけど、そのセレクター(=シフトレバー)は、
以下のようなモードになっている。

 R=リバース
 N=ニュートラル
 D=ドライブ
 B=エンジンブレーキ

私は、R、N、Dは問題なくわかったけど、
Bがわからなかったね。

説明を聞くと、
「バッテリーが満充電のとき、エンジンブレーキ
が効かないので、意図的にシフトダウンして、
エンジンブレーキを使うモードですわ。
ま、ほとんど使いませんけど。」
ということだった。

要するに、プリウスというのは、回生ブレーキを
使っている関係で、エンジンブレーキが効かなくなる
ことがあるらしい。Bはそれを防ぐためのモードである。
なんだか、プリウスって、クルマというよりも
インバータ制御の電車に近いシステムだよな。

いっしょにドライブに行ったとき、
運転をかわってくれ、と言われたけど、
私はプリウスのシステムが、すぐには理解できず、
怖くて代われなかったね。
「いやあ、運転がどヘタだから。
かんべんして。」
と言って、あいまいに笑うしかなかったわ。www


クルマとかオートバイの運転操作そのものは、
標準化された動作の連続であり、主として小脳の
記憶による。だから、高齢化により、急速に衰える
ということはないと思うんだけど、
新しい技術を採用したシステムに対する理解とか、
特性の把握というのは、主として大脳の機能による。
だから、理解できなくなった時点でアウト、なんだよな。

また、これからは高齢者の運転に対する社会的な批判が
ますます高まるだろうし。
オートバイの場合は、倒したときに引き起こせるだけの
体力も必要である。

オートバイは70才まで。
クルマは75才まで、

が、ひとつの区切りかもしれないなあ。
それ以上の高齢になると、えらく保険料が高くなるか、
あるいは保険会社が引き受けてくれなくなるかもしれないし。

私は現在、63才。
オートバイ終了まで、あと7年。
それまでに、行くべきところには行っておきたいなあ。

オヤジになったなあ 2

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また、ひさしぶりに仲間と飲んで、
自分がいかにオヤジになったかを
語り合った。

「駅の階段を、一気にのぼれなくなった。」とか、
「物を持って動かすとき、よいしょっという
かけ声がでるようになった。」とか、
いろいろな話が出た。
みんな、いちいち、うなずく。
私の番になり、話しはじめる。


私  「スマホ決済とかいうやつなんけど。」
みんな「あー、なんとかpayとかいうやつな。」
私  「どうも、信用できなくてなあ。」


すると、みんな、「なんでだ?」とツッコんでくる。

私  「いや、だって、なんでそんなもん、
    使わなければいけないんだよ。」
みんな「便利じゃねえか。」(一斉に)
私  「ふつうにクレジットカードを使えば
    いいじゃねえか。
    あるいは交通系電子マネー(SUICAなど)とか、
    流通系電子マネー(Nanakoとか、Waonとか)
    もあるのに、なんでいまさら、誰も使わなかった
    QRコードなんか普及させようとするんだよ。
    ぜってー、なんかウラがある。」
みんな「いいじゃねえか。便利なんだから。」(一斉に)


なるほど。みんなは、便利かどうかが、
価値判断の基準なんだ。
私なんか、必要かどうか、で判断するけどな。


私  「そもそも、スマホ決済なんて、ニセ札が多くて、
    現金が信用できない某国とか、ICカードリーダーが
    普及していない某国とかで始めたもので、
    日本で普及させる意味なんか、ほとんどなくね?」
みんな「そういう国から、いっぱい観光客が来て、
    支払い手段でモメて困ってるから、
    お国が無理やり普及させようと
    しているんだよ。」
私  「そんなもん、オレの知ったことか。」
みんな「おまえは、日本国政府を支持しないのか。」(一斉に)

いや、そういうわけじゃないけどな。
まさか、みんなに非国民扱いされるとは、
思わなかったわ。www


私  「そ、そういうわけじゃないけど、
    某国と違って、日本の紙幣は簡単には
    偽造できないし、日本人には信用があって、
    みんな、国際的に通用するクレジットカード
    を持ってる。
    なんとかPayなんか使うより、ふつうに現金か、
    クレジットカードで支払えば、それでよくね。」
みんな「クレジットカードを持てないような国民が、
    オリンピックで、大挙してやってくるんだから、
    しょーがないだろーが。」(一斉に)
私  「...なるほどな。」
みんな「そこで納得するのかよ!」(一斉に)


そうか。日本はもう、日本人のためだけの国じゃないんだ。
国際化というのは、こういうことを言うんだなー。

私  「と、とにかく、オレは日本人にとって
    必要性がない決済サービスを使おうなんて
    思わないから。
    海外のアプリ開発会社に、個人情報を盗まれたり
    したら、大変だし。」
みんな「ああ、おまえもオヤジになったなあ...。」

(一同うなづく)

うるせーよ!
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