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倒したオートバイの起こし方

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11月28日の記事を読まれた読者の方から、
「倒したバイクも起こせないような技量でしたら、
大型車なんかに乗らないでください。
他車に迷惑がかかりますから。」
というご意見をいただいてしまった。


ご意見をくださったのは、オートバイのインストラクターをされておられる
という方である。
けれど、私はべつに、起こせないとは書いていない。
「オートバイを起こせなくなった時が、オートバイから降りるとき」
と書いたのである。
オートバイの運転は上手かもしれないけれど、もう少し、文章の読解力を
身につけていただければ、と思う。文章を読んで150字以内で内容を要約
する訓練をすると効果的だから。 (受験を経験された人なら、必ずやっている
ことだけど)

ま、誤解を招くのも仕方がない。
このブログではなんども書いているが、
私はオートバイの運転がどヘタだから。(笑)

ということで、私はなるべく転倒しないように、注意して乗っている。
けれど、もし、オートバイを倒してしまったら、どうするか。
なにがなんでも、自分ひとりで起こさないといけない。
でないと、他車に迷惑をかけてしまうからね。
ひとりでオートバイを起こせないようなら、乗るべきではない、
というご指摘は、たしかにそのとおりであると思う。

そこで今回は、倒してしまったオートバイを、
いかにして起こすか
について、いくつかの方法を
紹介しようと思う。


まず、教習所で習う方法、ハンドルとハンガーを
持って引き起こす
というのは、基本中の基本
であるから、まずは、この方法を思い出していただきたい。
車体重量が200kgまでなら、この方法だけ覚えておけば十分である。
けれども、200kgを超える重量の車体を倒してしまうと、
この方法だけではきつい。非力な方、年配の方だと、まずムリだね。

ちなみに、私自身の体格は身長178センチ、体重85kg。
男性としても、まあまあ大きい方である。
いちおう、自転車乗りのはしくれだから、背筋力は100kgを超える。
それでも、235kgのCB750をごろんと倒してしまうと、
ハンドルとハンガーを持って引き起こす方法だと、ちょっときつい。
平坦なところなら平気なんだけど、坂道だと力が入りにくいからね。
そこで、以下に、私なりのオートバイを起こす方法を紹介する。

私のオートバイの起こし方
 ①ハンドルを倒した方に、いっぱいにきる。
 ②ギアをローに入れ、タイヤが動かないようにする
 ③下がわのハンドルグリップをヒジを伸ばした状態で、
  両手で持つ。
 ④ヒザの屈伸を使って持ち上げる。
 ⑤タンクと腰を密着させ、徐々に車体を起こしていく。



※動画を撮ろうかと思ったけど、車体にキズがつくからやめた(笑)


この方法なら、コツさえ覚えれば、非力な方、あるいは
年配の方でも、オートバイをラクに起こすことが可能である。

ポイントは、③である。
必ず、ヒジを伸ばした状態で持つこと。
ヒジを曲げた状態だと、オートバイは、まず上がらない。

理由は簡単で、腕の筋肉だけで200kgを超えるオートバイを
持ち上げられる人なんて、男性でも、そうはいないから。
やろうとしたら、コンセントレーション・カールで30kgくらい
上げられるくらいの腕力が必要である。
私くらいの体格でも、そんなのムリムリ。(笑)

また、④も重要である。
必ず、すわった姿勢から脚の力で上げる
背筋力だけで上げようとすると、腰を痛めることがあるからね。
大腿筋を使えば、女性でも80kgくらい、ラクに上げられる。
あとは、タンクと腰を密着させて、じわじわと立てていくこと。
あるところから急にラクになり、簡単に立てることができるから。


さらにいうと、注意が必要なのは、
地面が乾燥した舗装路であり、
靴とのあいだに十分な摩擦力がある

ことである。ここは重要。
濡れた路面、砂利道など、足もとがすべる場合は、非常に危険だから。
足がすべって、オートバイの車体が自分のからだに乗っかってしまうと、
大怪我をするから。

ちなみに、オートバイに乗るときは、裏がつるつるの滑りやすい靴をはく。
オートバイ用品店で、ちゃんとしたメーカーのライディング用ブーツを
見てもらえばわかると思うけど、例外なく、裏がのっぺりしていて、
滑りやすいようにできている。でないと、転倒したときに、うまく路面を
すべっていかず、からだがごろごろと転がってしまって、大怪我をするからね。
これは自転車用シューズでも、まったく同じ。
SIDIとかシマノなど、ちゃんとしたメーカーのシューズなら、
ソールはつるつるである。 (除くオフロード、BMX用シューズ)

滑りにくい底のトレッキングシューズなどで、オートバイや自転車に
乗ってはいけない。そんなの、オートバイ乗り、自転車乗りにとっては
あたりまえのことである。
それはともかく、ちゃんとしたライディング用の靴をはいているならば、
悪い路面状態でオートバイを起こすときには、細心の注意が必要である。


じつは、私がまだCB750に乗り始めた頃なんだけど、
四国の山奥、梼原 (ゆすはら) 近くの国道439号線で、
立ちゴケをしてしまったことがある。
当時の国道439号線は、国道とは名ばかりの悪路であり、
路面にコケが生えていた。(笑)
で、足もとがすべりやすく、非常に危険だった。
もちろん、私はいつも、裏がつるつるのライディング用ブーツをはいている。

結局、そのとき、私は燃料タンクをはずして起こした。
足もとがすべる状態で、重いオートバイを起こそうとして、
もし、失敗してしまったら、大怪我をする可能性がある。
そんなことをして、山奥で動けなくなったら終わりである。
だから、少々面倒だけど、タンクをはずして起こした方がはるかに
安全である、と判断したのである。

高い位置にあって、重量のある燃料タンクさえはずせば、
どんなオートバイでも、簡単に起こすことができるから。
CB750など、国産車の燃料タンクは、ボルト1本でついているだけ。
タンクをはずすのは、1分もかからないから。

ということで、オートバイを起こせないときの最終手段として、
燃料タンクをはずして起こす、という方法があることは、
初心者の方も、覚えておいた方がいい。
要するに、私のようにオートバイの運転がどヘタな者であっても、
つねに冷静に判断して、最も無難な方法を選択するようにしていれば、
ケガをすることはない。大丈夫だから。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
倒れたオートバイを起こすためには、いくつかの方法がある。
基本はハンドルとハンガーを持つ方法であるが、
もう少し、ラクに起こすことができる方法もある。
ご興味があれば、上の解説を読んでいただければ、と思う。


ま、倒れたオートバイを起こすのは、最終的には体力勝負である。
おおざっぱに言って、400~750CCクラスの中型車に乗るなら80kg以上、
1000CC以上の大型車に乗るなら100kg以上を持ち上げることができる
くらいの筋力を維持する必要があるね。
私はそれができなくなった時点で
オートバイから降りよう
と決めているのである。


追記1
「あなたの文章はとても長くて、何を書いているのか、
さっぱりわからない。自分が書いた文章を150字以内で
まとめてください。」
という要望がきた。

今回の記事
オートバイの引き起こしには、いくつかの方法がある。
基本はハンドルとハンガーを持って引き起こすというもの
だが、この方法だと200kgを超える車体を引き起こすのは、
非力な方、年配の方は無理である。そこで、下側のハンドル
を両手で持って、脚力を使って引き上げるという、
私のやっている方法がおすすめである。(148字)


11月28日の記事
ホンダの125CCスクーターPCXが爆発的に売れているようだ。
燃費がよく、カッコよく、価格も安いことが人気を呼んで
いるものとみられる。道交法の制約がすくない原付2種は、
もっと見直されていいクラスである。軽い車重は、大型車
を引き起こすことが難しくなった中高年にとっても魅力的
である。(146字)



追記2
「こういう方法もありますよ。」
と教えてくださった方がいた。

動画
http://youtu.be/k4MPyX0QCYw?t=36s

へー、背面式ですか???
初めて見ましたけど、この方法なら脚力を有効に使えますよね。
いいかもしれません。


追記3
「追記2の方法だと、左がわに倒してしまった場合、
どうするのでしょうか。」
というご指摘をくださった方がいた。

私も同じことを考えました。
たしかに勢いあまって、向こうがわに倒してしまう危険性はある
と思います。が、角度にして70度くらいまで、この方法で上げて
おいてから、からだをひねって、静かに立てるようにすれば、
大丈夫なのではないかと。
いずれにしても、背面式は脚力をきわめて有効に使えますので、
大型車の引き起こしには効果的かと思われます。


リアブレーキパッドを交換した

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リアブレーキパッドを交換した。


pad1.jpg
ポッドをみがいてセットしたところ

プロのレーサーや上級者は、リアブレーキをほとんど
使わないらしい。オフ車乗りでも、上級者になると、
林道などの荒れた路面でさえ、リアブレーキは
ほとんど使わないという。

いや、マジで。

理由は、リアブレーキを使うと、車体が安定して
立ってしまうから、上級者にとっては、かえって危ない
らしいのだ。やはり、上級者と言われるような人は、
すごいもんだね。

私自身は、オートバイに乗り始めて、もう、通算で20年以上。
だけど、運転がどヘタだから、いまだにリアブレーキに
頼りきりである。(笑)


今回、私はD社の赤いブレーキパッドを購入した。
いつもは純正部品を使うんだけど、先週はいろいろとあって
忙しかったので、ホンダ店まで行く時間がなかった。
で、つい、社外品をポチッとやってしまったというわけ。
定価3990円のところ、amazonで約2500円であった。
最近は、amazonでオートバイの部品まで購入できる。
便利な時代になったよなあ。


で、ブレーキパッドの交換であるが、
交換作業そのものは、簡単である。
私は運転だけでなく、整備もどヘタだから、
後輪だけで約30分、前輪はCB750の場合、ダブルのうえ
2ポッドだから、2時間くらいかかってしまう。
だけど、バイク用品店だと、10分もかからないらしい。

このあたりは、性格的なものもあると思うんだけど、
私は生命がかかっている部品だけに、
慎重にやることにしている。
やり方はここでは詳しくは書かないけど、
サービスマニュアルなどを参考にしていただきたい。
とくにエア抜き作業は、念入りにやった方がいい。
私なんか、エア抜き作業だけで、20分くらいかかるから。
自信がないなら、信頼できるお店に任せた方がいいと思われ。

pad2.jpg
エア抜き作業

pad3.jpg
完成

なんだか、赤が目立っちゃうね。(笑)




ということで、今回の記事のまとめであるが、
ブレーキパッドの交換は簡単である。
けど、それなりのノウハウはある。
自分の生命がかかっているだけに慎重にやるべきであろう。

皇居のサクラ

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東京では、例年よりも大幅に早い開花であったのだが。


fujimi.jpg
富士見櫓(ふじみやぐら)とサクラ   2013年3月28日

仕事で大手町に行った。
で、ちょろっと仕事をしたあと、上司に電話連絡を入れた。
「もう一件、まわってきますんで。」

そして、大手門から皇居にはいった。
サクラを撮りに行くためである。
もう一件まわってくる、とは言ったけど、
それが仕事だとは言ってない。
つまり、私はウソは言っていない。
だから、オッケーなのである。ウフフ。

東京に住んでいて、写真が趣味という者にとって、
皇居はすぐ近くにあるけれど、絶好の撮影スポットである。
定番なのは、伏見櫓(ふしみやぐら)。
いわゆる二重橋からの眺めである。
あるいは外濠に面した巽櫓(たつみやぐら)であるが、
富士見櫓も捨てがたい。
とりわけ、この時期の富士見櫓は、
サクラとの組み合わせが見事である。
おすすめの撮影地はここ
行けばわかるけど、鉄格子ごしの撮影になるので、
望遠機能付きのコンパクトデジカメがあるといいと思われる。



ということで今回の記事のまとめであるが、
サクラの時期の皇居は、どこもいい被写体であるが、
とりわけ、富士見櫓がおすすめである。
仕事で大手町に行ったら、ちょっとさぼって
立ち寄ってごらんになるといいだろう。

青春18きっぷで日本海へ

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青春18きっぷを使って、日本海をみてきた。


japan_sea.jpg
日本海 (上越市船見公園にて)


ひさしぶりに、日本海を見たくなった。
ということで、青春18きっぷを使って出かけることにした。
今回も家内が同行する。

立川 5:55→ 6:13 高尾 JR中央線
高尾 6:14→ 9:05 岡谷 JR中央線
岡谷 9:08→ 8:34 松本 JR中央線
松本 9:37→11:10 長野 JR篠ノ井線

長野 11:24→12:58 直江津 JR信越本線

高尾駅を出るやいなや、家内はでパックからひざかけ毛布
を取り出して、寝る体勢にはいった。
前回の経験から、今回はそれなりの準備をしてきたようだ。(笑)
すぐに熟睡する。

初狩(はつかり)駅をすぎ、笹子トンネルを抜ける。
勝沼ふどう郷駅では、サクラが満開であった。
この駅はかつて、スイッチバック駅であったのだが、
引き込み線の跡地に、サクラの樹がたくさんある。
スイッチバック時代のホームも復元されていて、
「勝沼」という古い駅名標が立っている。
家内に見せたいと思ったが、よく寝ていたので起こさなかった。
甲府盆地では、モモの花がたくさん咲いていて、
窓の外がピンク色に染まった。

松本から篠ノ井線に乗る。
篠ノ井線に乗ったのは、何年ぶりであろうか。
長野新幹線ができてからは、松本経由で長野に行くことは、
まずなくなったからなあ。
スイッチバックの姨捨(おばすて)駅からの眺望も、久しぶりにみた。
まあ、姨捨駅と上信越自動車道の姨捨サービスエリアは、
すぐ近くだから、景色はほとんど変わりはないけど。


obasute.jpg
姨捨駅からの眺望


長野から信越本線に乗り換え、直江津に着いた。
現在は上越市という漠然とした名前の市であるが、
私の子どもの頃は直江津市であった。
1971年に旧直江津市と旧高田市が合併して、
上越市となったのだが、駅名としては、
直江津、高田のままである。
北前船の港町である直江津、そして、高田藩の城下町である
高田の伝統を、それぞれが誇りに思っているからであろう。
直江津駅の北口を出て、日本海を見に行く。
いったん、関川に出て、川沿いに海岸まで歩いた。


naoetsu.jpg
直江津駅


ふと、道路をみるとクルミの実が落ちていた。
はて、なぜだろう、と思う。
道の反対がわにはカラスがいて、じっとこっちを見ていた。
と、クルマがやって来て、クルミを踏みつぶす。
パンと大きな音がして、クルミが砕けた。
するとカラスが、「やった、やった!」という感じで降りてきて、
砕けたクルミの実をついばみ始めた。
要するに、クルミの実を割るのにクルマを利用していたのである。
いやはや、本当に頭がいいカラスである。
家内も感心して、携帯電話で写真を撮り、子どもたちに送っていた。


crow.jpg
頭がいい直江津のカラス


船見公園というところで、日本海を見た。
これで、ミッションコンプリート。
今回の旅の目的は果たした。
ふとみると、人魚の像がある。
手には、ろうそくを持っていた。
「赤いろうそくと人魚」の像ということだ。
この話、たしか、子どもの頃に読んだ記憶がある。
が、どうも、はっきりと覚えていない。
なんだか、暗い話だったような気がする。
アンデルセンの人魚姫のような、美しい話ではなかった。
あまり好きな話ではなかったら、忘れてしまったのだろうな。


marmaid.jpg
赤いろうそくと人魚の像


直江津 14:29→15:57 長岡 JR信越本線
長岡   16:32→18:32 水上 JR上越線


直江津から柏崎までは、日本海沿いに走る。
途中の青海川(おうみがわ)駅は、ホームが半分くらい、
日本海にせり出したような駅である、
長岡からは、深い雪景色のなかを走る。
3月末とはいえ、まだ、雪解けまでは遠いようだ。
越後中里駅前のスキー場は、すでにリフトが動いていなかった。
ひさしぶりに、スキーをやってみたいなと思った。

水上   18:37→19:39 高崎 JR上越線
高崎   20:00→21:18 高麗川 JR八高線
高麗川 21:26→21:51 拝島 JR八高線
拝島   21:55→22:06 立川 JR青梅線



高崎駅に着いて、駅のコンビニで紙パック入りのお茶と
お菓子を買って、八高線に乗った。家内は、
「直江津くんだりまで行って、カラスを見ただけだったわ。」
と、あきれた感じで言った。
いや、いろんなものを見ることができたけど、
おまえはずっと寝てたから、と思ったのだが、
とくに反論はしなかった。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
青春18きっぷを使えば、1日分の約2,300円で、
東京から日本海を見て、その日のうちに帰ってくることができる。
それだけ。

ちなみに、立川~直江津~立川(661.6km)の運賃は約10,500円。
8,200円、トクであった。(笑)

大型自動二輪の教習車が乗りやすくなった

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ホンダがNC700シリーズの教習車版「NC750L」を発売したのだが。


NC750.jpg
NC750L

この3月、ホンダが大型自動二輪の教習車「NC750L」を発売した。
小さくて乗りやすいNC750Lが採用されることにより、
大型自動二輪免許は、かなり取得しやすくなるに違いない。
これから大型オートバイに乗ってみたい、と思っておられる方にとっては、
朗報ではないか。


大型自動二輪の教習車というと、かつては、
CB750が圧倒的多数であった。
そりゃ、そうである。
なんたって、750CCでありながら、コンパクトな車体で乗りやすい。
これは、CB750に乗っている私が言うんだから、間違いない。
要するに、私のようなどヘタでも乗れるくらい、よくできたオートバイだから。(笑)

ということで、CB750は教習所で大人気であった。
当時、大型自動二輪免許を取った人に言わせると、
「大きくて、運転しにくいスズキGSX400X
で中型自動二輪免許を取るよりも、
CB750で大型自動二輪免許を取る方が
ラクだったのではないか。」
とか。

まあ、たしかに。(笑)

けれども、教習車として見た場合、問題ではあった。
CB750みたいな、ちいさくて乗りやすいオートバイで免許を取った人が、
いきなり1000CC以上の大型車を買ったりしたら、
ちょっと、ヤバいもんな。

ということで、教習車の排気量はアップ。
ホンダのCB1300や、ヤマハのXJR1300が主流になった。
CB1300の教習車を例にとると、重量は250kg以上。
CB750よりも、15kgくらい重い。
初めて大型オートバイに乗る人にとって、この15kgは、
絶望的なくらいの差があるね。

そのようなことから、2008年から2009年にかけては、
「CB750が教習車として残っているうちに、
大型自動二輪免許を取ってしまえ!」

という人が続出。ちょっとした大型自動二輪免許取得ブームだったとか。(笑)


西の風も吹けば、東の風も吹く。

CB1300の教習車というのは、やはり無理があったようだ。
女性の教習生だと、起こせない、という方も多かったにちがいない。
ということで、ホンダからNC700シリーズの教習車が出た。
NC750Lの重量は220kgくらいだし、低速トルクもある。
NC700Sをベースにしているから、足つき性もいい。
NC750Lが教習車として採用されることにより、大型自動二輪免許は、
飛躍的に取りやすくなるものと思われる。
この4月から、NC750Lを採用している教習所もあるから、
調べてごらんになるといいだろう。。
そして、なるべくなら、そこに行った方がいい。
CB1300で教習を受けるのとでは、雲泥の差があるから。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
これから大型自動二輪免許を取ってみたい、と思っておられる方は、
NC750Lが教習車として採用されている教習所がオススメである。

まあ、もちろん、考え方次第ではあるけど。
NC750Lで教習を受けて、いきなり1000CC以上の大型車に乗る
というのは、どう考えても無理があるから、
あえてCB1300で教習を受けることにより、大きなオートバイに慣れておく、
というのもありだとは思う。

が、それだと技能試験に合格するのは、確実に遅れる。
はっきり言って、一本橋とかスラロームのような小技なんか、
軽いオートバイの方が、絶対有利だからね。
だから、NC750Lでさっさと免許を取ってしまって
あとは自分のオートバイで練習した方が、私はいいと思うけど。

滝桜を見てきた

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オートバイで福島県まで行って、三春町(みはるまち)
の滝桜を見てきた。


takisakura3.jpg
三春の滝桜

<撮影データ>
 撮影日時:2013年4月14日 午後1時47分
 撮影機材:オリンパス E-510
      ZUIKO DIGITAL ED14-42mm
 露出時間:1/125秒 絞り:F5.6
 ISO感度:100
 PLフィルター使用




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写真をやっている者にとって、福島県三春町の滝桜は、
あまりにも有名である。毎年、春先になると発刊される
写真雑誌の桜の特集号などには、必ず、載っているからだ。
その見事な枝ぶりと、淡い紅がかかった花の美しさには定評があり、
多くのカメラマンが、一度は撮ってみたいと思っている。
しかしながら、その実態については、あまり知られていない。


2013年4月14日午後1時ごろ、私はオートバイで滝桜にむかって
走っていた。郡山からの国道288号線から「滝桜」という案内標識
にしたがって県道144号線に入り、さらに案内係員の指示に
したがって進む。三春ダムにかかる橋をわたったところで右折。
県道57号線に入る。
そこからすでに渋滞が始まっていた。
しかも、ただごとではない。
まったく動かないのである。
駐車場に入るまで、おそらく1時間から2時間くらいかかると思われる。

こういう場合、オートバイは脇をすり抜けていいものかどうか。
むずかしい問題だと思う。
道路の渋滞のように、単純に混んでいるだけなら、
すり抜けても、いっこうにかまわないと思う。
が、このように、多くの人々が共通の目的を持ち、
順番を待って、ならんでいるのに対して、
オートバイだけが、その列を無視して先に行く、
という行為が許されるかどうか。

私は許されないと思う。
だから、おとなしく、渋滞のうしろについた。
私の3台前のスクーターに乗った若者も、そうしている。
ちゃんとした家庭で育って、まともな教育を受けた人ならば、
ふつうはそうするよな。
しかしながら、ハーレーに乗ったオヤジの大集団が、
平然と列を無視して、先に行ってしまった。
なんだか、バカバカしくなってきた。

輸入オートバイに乗っているやつらって、
エラそうにしているわりには、
やることが下品だよな。


なんとなく、気持ちが萎えてしまって、
滝桜を見るのをやめようかな、と思いかけた。
が、少し先に、臨時駐車場があるのを見つけた。
上の地図でいうと「蛇石」という地名が書いてある地点である。
滝桜までは、まだかなり距離はありそうだけど、
私はそこにオートバイをとめて、歩くことにした。

ま、こんなふうにルールについて堅苦しく考えるから、
私はグループツーリングに参加できないんだけどね。
だから、私はいつも、ひとりで走っているのである。

taki1.jpg
オートバイを置いて歩き始める

県道沿いに歩こうとすると、警備員に呼び止められた。
「滝桜はこちらになります。」
なるほど。「←滝桜」という標識がある。
どうやら、ダムサイト内の林道を歩いて行け、ということらしい。
すなおに案内に従って、歩き始める。

しばらく行くと、「滝桜まであと1.5㎞」という標識があった。
汗をかきながら、歩きにくいライディングブーツで歩いている私を、
小さな女の子が、珍しいものでも見るような目でみる。
すると、その子の母親が、「はやくいらっしゃい。」と注意する。
変な人を相手にしちゃダメよ、という感じであった。

taki2.jpg
滝桜まで1.5㎞の標識と珍しいものでも見るような目で私を見ていた女の子

さらに歩く。
はあ、はあ。だんだん、息が切れてきた。
ライディングブーツで歩きにくいうえ、重い三脚を持っているから。
私の三脚は、古いスリックのマスターであるが、とにかく重い。
以前から、軽いカーボン三脚が欲しいな、と思っているのだが、
もう、30年以上も私と行動をともにしてきたから、
愛着があって、買い換えることができないのである。
きょうは十分明るいし、たぶん広角での撮影になるから、
三脚はいらないだろう。
ということで、人目がないところで、藪の中に三脚を隠す。
これは、帰りに取りにくればよい。

なおも歩く。
すると視界が開け、広大な駐車場が見えた。
大型バスが、何台もとまっている。
みんな、滝桜を見に来たのである。
もう、びっくりである。

taki6.jpg
巨大な駐車場と大型観光バス


また案内標識があり、その駐車場に向かって降りて行け、
と書いてある。
で、駐車場に降りていって、人々の流れに乗ってすすむと、
滝桜観桜料金所という看板があった。

「え、お金取るの!?」

長年、サクラの撮影をやってきたけれど、お金を取られるのは
今回が初めてである。オートバイやクルマをとめるのに
お金を取られることはあっても、それは、あくまでも駐車料金。
今回のように、観桜料(かんおうりょう?)として、サクラをみる
ための料金を、堂々と徴収されたことはない。

寺社であれば、拝観料を払うのはわかる。
寺の建物を維持するのは、コストがかかるから。
観光客から拝観料をとれば、そのぶん、檀家の負担を減らす
ことができるからね。
が、今回のケースでは、相手はサクラの樹である。
ほうっておいても、春になれば、ふつうに花を咲かせるから。
いったい、なんのコストがかかっているというのか。
理解できない。
が、ここまで来たのなら仕方がない。
300円を支払い、観桜券を購入する。

taki3.jpg
観桜料金所の案内

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観桜券自動券売機

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観桜券


入場ゲートをくぐり、さらに300メートルほど歩いたところに、
滝桜はあった。
まさに、黒山のような人だかり、である。
桜の周囲には、柵とロープが張り巡らされており、
近づくことはできない。

この状況で、いったいどうやって
写真を撮れ、というのか。


写真雑誌は、みんなウソつき、ていうか、詐欺である。
こういう実態については、ほとんど紹介されていないから。


taki5.jpg
滝桜とたくさんの人々


私自身は、風景写真に人が写ることについて、とくに嫌ではない。
人が生活している町の写真などでは、意図的に人を入れたりする。
が、今回のように群衆が写るのは、やはりイヤだ。
なんとか、人を入れないようにアングルを工夫して写し、
2、3個の人の頭をデジタル処理で消したのが、いちばん上の写真である。
これで、私もウソつき、詐欺師の仲間入りである。(笑)

NHKが来ている。地元のテレビ局も来ている。
まだ、撮影は開始していない。
夕方になり、滝桜がライトアップされたところをねらっているようだ。
さぞや綺麗だろう。
けれども、私は昔から人混みのなかに入ると頭が痛くなるので、
早々に、立ち去ることにした。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
三春の滝桜をみるためには、それなりの覚悟が必要である。
それだけ。


帰り際、場内アナウンスで
「歩道にバイクをとめておられる方、歩行者が通行できず、
大変、危険です。ただちに移動させてください。」
と、何度も連呼されていた。
あのハーレーオヤジの一団だな。

こういうことをするから、いまだにオートバイは大人の趣味として、
認知されないんだよな。
反省せい!

郡山市開成山公園のサクラ

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郡山市開成山公園(かいせいやまこうえん)のサクラを見てきた。


kaisei.jpg
郡山市開成山公園の桜並木


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福島県サクラツーリングの第2弾である。
郡山市の中心部にある開成山公園の桜並木を見てきた。
ここは、映画ファンのあいだでは、
「時をかける少女」(2010年)のロケ地として知られている。


時をかける少女は、過去4回、映画化されている。
私たち、昭和30年代生まれの世代にとって印象深いのは、
なんといっても、原田知世主演の1983年版であろう。
大林宣彦監督の尾道3部作として知られ、
撮影は、主として広島県尾道市で行われている。
主演の原田知世は、ほとんどのセリフを棒よみで通してしまうが、
抜群に可愛いかったし、尾道の叙情的な情景の描写ともあいまって、
美しい作品になっていた。

1997年版の中本奈奈主演の作品は、私は見ていない。
ていうか、長いあいだ、存在そのものを知らなかった。
2006年のアニメ版は、細田守監督の作品。
質の高い絵で、趣味のよい作品であった。

で、本題の2010年版の作品であるが、
仲里依紗主演で、相手役を中尾明慶が務めている。
この作品において重要な役割を果たしているのが、この桜並木であり、
時を超えた愛を象徴する存在として描かれている。

tokikake.jpg
映画「時をかける少女」(2010年)より
  公式ウェブサイト http://www.tokikake.jp/


その桜並木に行ってみた。
ブルーシートを敷いた花見客がいっぱいで、
みんな泥酔しているのかな、と思っていたのだが、
驚いたことに、桜並木は立入禁止であった。
根の養生のためであるらしい。
映画が撮られたのはここであると思われる。
行ってみればわかるけど、ロープが張られて、立ち入ることができない。
写真としては、どうしても、いちばん上のようになる。
これ以上、どうしようもない。

tokikake3.jpg
映画「時をかける少女」(2010年)のラストシーン



ということで、今回の記事のまとめであるが、
「時をかける少女」(2010年)のロケ地である
郡山市開成山公園の桜並木は通年立入禁止
になっているから、人がおらず、きれいである。
映画のラストシーンを思い出しながら
訪ねてみるのもいいかもしれない。


映画で主演した仲里依紗と中尾明慶は、
つい先日、婚約を発表された。
おめでとうございます。

※本文中、敬称は省略させていただきました

庄司戻しの桜

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福島県白河市にある庄司戻しの桜を見に行った。


shoji2.jpg
庄司戻しの桜にて


大きな地図で見る


福島県サクラツーリングの第3弾である。
白河市にある「庄司戻しの桜」を見に行った。
庄司とは、中世の荘園を管理するために、
中央の領主から派遣された荘司(荘官)のこと。
いまでいうと、国家公務員だね。

私に会ったことがある人は、みんなご存じだけど、
じつは、私の姓は庄司という。
どうやら、かなり昔の先祖が、そんな仕事をしていたらしいのだ。
けれど、なんらかの理由により、いまの奈良県南部にあった荘園
を追われて、三重県の尾鷲まで逃げたらしい。

はっきりと、ものを言いすぎたのかもしれないね。(笑)

以来、一族はずっと尾鷲に住みつき、ふだんは農業と漁業を、
ときには、九鬼水軍のパシリのようなことをやって、
暮らしてきたらしい。私の父がそんなことを言っていた。

まあ、もし、先祖が世渡りのうまい人だったら、
私もいまごろは、そこそこにお金持ちで、
ハーレーをころがしてエラそうにしていた
かもしれないけどね。(笑)


庄司戻しの桜のある福島県白河市と私は、
なんの縁もゆかりない。けれども、庄司戻しの桜のことは、
なんとなく、以前から気になっていた。


2013年4月14日午前9時、私は庄司戻しの桜に
むかって走っていた。国道4号線を北上し、
宝積寺(ほうしゃくじ)の分岐を右折。
那須烏山にむかった。
じつは、途中、那珂川清流鉄道保存会に寄ってみよう
と思っていたのだ。が、うっかり、通りすぎてしまった。
今日はサクラの撮影に集中して、那珂川清流鉄道保存会は、
また次回にしようと思う。
午前10時すぎ、庄司戻しの桜に到着。
まだ、7分咲きといったところだった。

で、なんで、庄司戻しの桜というのだろうか。
白河市のホームページに、以下のような記述があるので、
引用させていただく。

治承4年(1180)、源義経は兄頼朝の平家追討の拳兵を
伝え聞き、平泉をたち鎌倉に向かった。信夫の庄司佐藤元治は
子息継信、忠信を従わせ、みずから白河の関までこれを送り
『汝等忠義ノ士タラバ此ノ杖ガ生キヅクデアロウ、
 若シ不忠ナリセバ枯死ス可シ』
と携えた櫻杖を路傍に立てた。
佐藤兄弟は戦に臨み勇戦奮闘し、義経の身替わりとなって
討死した。桜はその忠節に感じて枝葉が繁る大樹となった
という。
江戸時代の天保年間に野火で枯死したが、新蘖(ひこばえ)
を生じ植え継がれている。松尾芭蕉に随行した河合曾良の
「曾良日記」には
「旗ノ宿ノハヅレニ庄司モドシト云テ、畑ノ中桜木有、
判官ヲ送リテ、是ヨリモドリシ酒盛ノ跡也、土中古土器有、
奇妙ニ拝。」「酒盛は軍を送る関に来て 芭蕉」と記されている。


引用元:白河市ホームページ「庄司戻し桜(霊桜碑)」
http://www.city.shirakawa.fukushima.jp/view.rbz?cd=831



要するに、この土地の庄司に佐藤元治という人がいて、
源義経といっしょに2人の息子を平家の討伐に出した、と。
で、白河の関まで見送り、桜の木でできた杖を道端に立てた、と。
で、2人の息子は戦死してしまったけど、桜の杖は根付いて、
花を咲かせた、と。要約すると、そんな話である。

いまも昔も、権力者に仕える身というのは、つらいもんである。
上の話、美談として伝えられているけど、
佐藤元治は、2人の息子を亡くしているのである。
私だったら、発狂するね。

庄司としていい暮らしをする一方で、いざという時には、
そんな思いをしなければならないのである。
貧しいながらも、三重県のどイナカでのんびりと暮らしてきた
私の先祖の方が、よっぽど気楽だよね。


話を、現在の庄司戻しの桜に戻す。
実際には、道端に3本のサクラの樹が植わっているだけ。
なんてことはないところである。
品種はどうやらヤマザクラらしい。
清楚な白い花を咲かせている。
例年、4月中旬くらいに見頃をむかえるということだ。
けれども、景観の整備など、なにもされていないから、
上には何本もの電線がある。
これでは写真にならない。
あきらめて、見物モードに徹する。

他に見に来る人もいない。
名桜、独り占め状態である。
私は思い切って、CB750をサクラの樹の下に持っていって、
写真を撮った。他にカメラマンがいれば、非難轟々であろう。
が、私ひとりだから、誰にも文句をいわれない。
佐藤元治の息子さんたちも、「しょうがねえ、旅人だな。」と
笑いながら、許してくれるだろう。
おだやかな春の日に、サクラの花と私のCB750が照らされていた。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
白河市にある庄司戻しの桜は、道端に3本サクラの樹が
生えているだけの、なんてことはないところである。
けれども、悲しくも美しい話が伝わる歴史のあるサクラの樹である。
例年、4月中旬に清楚な白い花を咲かせる。それを見ながら、
遠い昔に思いをはせてみるのもいいかもしれない。


ちなみに、今回の私の福島サクラツーリングのコースは
以下である。一般道だけを走る日帰りで、約530km走った。
久しぶりの長距離だから、ちょいと疲れたね。(笑)

taki0.jpg
今回の福島サクラツーリングのコース


SNSは疲れるね

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「takさんはFacebookのアカウントを持っていないんですか?」
という質問を受けたのだが。


...はい、持ってます。
が、公開はしていません。
そもそも、現在の私はSNSに、あまり熱心に参加していません。
他人の行動を、いちいち読まされるのに
疲れましたから。(笑)



インターネットが普及したのは、1990年代後半。
以降、ブログ、mixi、ツイッター、Facebookなど、
さまざまなサービスが登場した。
それ以前からのPC-VAN、niftyなどといった、いわゆる
パソコン通信も含めると、日本におけるネット文化というものは、
早いもので、もう30年以上もの歴史をもつことになる。
私自身も、パソコン通信時代からネットをやっている。
そして、インターネットの時代になってからも、
いろいろなSNSに参加し、そして逃げ出してきた。(笑)


最初に参加したのは「この指とまれ!」だね。
登録することにより、中学、高校の同窓生とコミュニケーション
ができるというのは、非常におもしろかった。
中学の卒業生なんか、卒業後、もう30年以上経過していたのに、
一瞬で、あのころに戻ることができたからなあ。

けれども、すぐに飽きた。
中学・高校時代の友人とは、すごく仲が良かったけど、
その後、それぞれがいろいろな人生を歩んできたわけである。
そして、卒業後は同じ時間を共有していないから、
話題が合わないのである。
どうしても昔話に終始するし、すぐにネタが尽きてしまう。
ということで、いつのまにか、行かなくなってしまったな。


その後、mixiにはまった。
ひどいときは、1日3時間くらい、
mixiをやっている時期があったね。(笑)
あの頃、なぜ、mixiに夢中になったかというと、
「ゆびとま」が過去の人間関係の復活だけだったのに対して、
mixiは新しい人間関係をつくる機会
を提供してくれた
からだと思う。
同じ趣味をもつ人間の集団「コミュニティ」を利用すること
によって、確実に新しい人間関係はひろがった。
パソコン通信のCUGに近いものがあったな。

でも、すぐにうっとうしくなった。
新しい人間関係をつくるというと聞こえはいいけど、
決して、いい人だけが参加してくるわけではない。
どうしたって、苦手なタイプの人も参加してくる。
それについては、大人だから、まあ、我慢して付き合う
わけだけど、あまりにも稚拙なことを言われると、
カチンとくることもある。

それにmixiって、たいして新しい情報が得られないんだよね。
延々と日記みたいなことを書いてくるやつが多くて。
で、コミュニティに参加していると、そのすべてにコメント
を入れなくてはいけない。
まさしく、mixi地獄だった。
そんなことに1日3時間くらい、時間をつかっていると、
他のことにも支障が出てくるし。
で、逃げ出してしまった。(笑)


次にブログをはじめた。
これは長続きしている。その理由は、みなさんもよく理解
していただけると思う。

書きっぱなしだから。(笑)
私のブログにRSS登録をしてくれている読者なんて、4人しかいない。
大半は検索エンジンから来てくれる読者だから。
要するに、不特定多数の読者に対して、延々と情報を発信している
だけであり、特定の人と交流をしているわけではない。
だから長続きしているのだと思う。

それでも、最初はうまくいかなくて。
So-netブログのシステムには、niceとコメントというのがあり、
私もかつては、いちいち、コメントに対する返事を書いていた。
また、“niceのお礼まいり”という暗黙のルールがあり、
私の記事を読んで、niceとコメントをくださった読者のブログを訪問し、
その記事を読んだうえ、niceとコメントを返す、ということになっていた。
そしたら、やはり1日3時間くらい、そんなことをするようになってしまった。
これじゃあ、mixi地獄の二の舞だ、と思って、逃げ出したのである。
そして、ほとぼりがさめたころ、また再開した。
こんどは、niceとコメント欄を閉鎖して、受け付けないようにして。
以来、うまく行っている。


次にツイッター。
これは微妙だよなー。
例えば、ロサンゼルス・レイカースをフォローしているだけで、
ゲームの経過、結果を逐一知ることができるというのは、
私にとっては大きなメリットである。だけど、それだけだね。


そして、Facebook。
これって感じとして、ゆびとまとmixiとツイッターを
合わせたようなシステム
だよね。
SNSとしての完成形に近いと思う。
けれども、それなりにデメリットはある。
最大のデメリットは、ある程度、社会的に成功している人
(あるいは自分で成功していると思っている人)でないと、
参加しづらいってことだと思う。

そもそも、Facebookって、ハーバード大学の学生が始めて、
エール、プリンストンなど、いわゆるアイビー・リーガーの学生と、
その卒業生のためのもんだったわけで。
要するに、アメリカ社会をリードするエリートたちが、
再就職などの情報も含めて、実名で交流するための場だったのである。

そりゃ、有意義だわな。

そんな経緯を知っている者にとっては、日本でFacebookが
始まった頃は、旧帝大+つくば、東工大、一橋、
および早慶出身者
でないと、参加しづらかった。
いまだに、Facebookの会員は、早慶および東大など、
yahooジオシティーズの大学ランキング でB1ランク以上
の大学出身者が圧倒的に多いのである。

出所:http://resemom.jp/article/img/2012/03/24/6964/25381.html


私自身は立教大学(注:C1ランクである)を卒業後、
平々凡々と生きてきた、ふつうの人である。
社会的に成功しているわけでもない。
ぶっちゃけ、Facebookでなにを言っても、相手にされなかったな。
ていうか、オートバイや自転車に乗って、旅をすることだけが
生きがいという単なる変わり者だし。

Facebookで私と交流しても、
なんのメリットもない。
それは理解できる。(笑)


現在のFacebookは、だいぶ敷居が下がったみたいだけど、
それでもネット上だけでなく、実生活も充実している
いわゆるリア充のためのSNSであることは否めない。
リア充でない私にとっては、2chを読んでいる方が、はるかに面白い。

そんな私が、どうしてFacebookのアカウントを持ち続けているのかというと、
ずばり、安倍首相の発言を読むため、である。
現在、いろんな人がメディアを通じた情報伝達よりも、
SNSを通じた情報伝達を重視し始めている。
それを読むために、Facebookのアカウントを維持し続けている。
自分が情報発信するためではない。


ま、いずれにしても、SNSというのは、延々と他人の自慢話、
もしくは日記を読まされるようなものであり、
相当がまん強い人でないと続かないから。
「なんで、友だちでもないやつの行動を読まされなければいけないんだ」
などと考えるような人は、SNSにはむいていないといえよう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
SNSは、たしかに面白い。
けれども、はまりすぎると害があるし、
むいている人といない人があるから。(笑)


ま、私自身はいろんなネット、SNSに参加してきて、
楽しかったこともあり、あるいは痛いめにもあってきた。(笑)
その結論としていえることは、ネットの世界の人間関係は
実世界とは違う。あくまでも架空のものだ
ということである。

SNSの普及により、コミュニケーションそのものは、
非常に容易になった。離れていても、いつでも誰とでも
“つながってる感”がある。
しかしながら、それは人間関係が深まっているわけではない。

要するに、実世界の友人であれば、長い交流の歴史があり、
また、お互いによく知っているから、信頼関係があるのだ。
だからこそ、良好な人間関係を維持しようとして、
お互いに尊重し、努力するわけである。

それに対して、架空の人間関係は、信頼関係なんかない。
また、仮に修復が不可能になっても、すぐに新しい人間関係
ができるから、べつにかまわないのである。
だから、人間関係を維持するための努力なんかしない。
ということで、すぐに壊れる。あたりまえの話である。

そもそも、SNSによるコミュニケーションというのは、
往々にして、一方通行である。自分が相手に対して、
こうして欲しい、と感じていることを伝えるだけである。
それを断ったり、否定したら、それで終わり。

けれども、実世界の友人であれば、相手にも相手の都合
や意見があることは当然と考える。そして、それを尊重する。
だからこそ、人間的な交流が生まれるのだと、私は思う。

タラの芽の採り方

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タラの芽を採ってきた。


tara2.jpg
タラの芽 (1つの芽を残した状態)


長野県にすむ、大学時代の友人が、
「タラの芽を採りに来ないか。」
と言うので、行ってきた。


タラの芽とは、タラノキの新芽のこと。
タラノキとはウコギ科の落葉低木であり、
近い仲間にはヤツデがある。
深い山奥よりもむしろ、人家に近い里山に多いようで、
大きな樹を伐採したあとの日当たりのいい斜面などに
よく生えているようだ。

ひょろっと伸びた棒のような樹で、鋭いトゲがある。
タラの芽をとるには、ホームセンターや作業着屋さん
で売っている革の作業用手袋が必需品である。
それと、山を歩きなれていない方は、トレッキングポールを
持って行くといい。ぬれた斜面はすべりやすいし、
トゲのある樹木やツルを避けようとすると、
バランスを崩しやすいからね。

で、タラの芽を見つけたら、手でちぎり取るわけであるが、
全部は採らない。
「全部採られてしもうたら、この1年、
わて、どないしたらええねん!」
というタラノキの心の叫びが聞こえるからね。(笑)
だから、いくつかの芽を残すようにする。(1番上の写真)

採ったタラの芽は、天ぷらにしていただく。
ホクホクした食感で、美味である。
以上。

(おまけ)
タラの芽を採っていたら、ニホンカモシカに会った。
気がついたら、じっとこっちを見ていた。びっくりしたなあ。

kamoshi.jpg
ニホンカモシカ

角館のサクラ

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角館(かくのだて)に行ってきた。


kakuno.jpg
武家屋敷通りの枝垂桜   2013年5月4日

連休中、サクラを撮りに角館まで行ってきた。
角館は秋田県西部の町であり、武家屋敷などの
古い建物が多く残っていることで知られている。
武家屋敷とサクラの組み合わせは、絶好の被写体である。
それを撮りたいと思った。

2013年5月4日土よう日、国道4号線を北へむかった。
北上(きたかみ)で国道107号線に入り、横手から13号線へ。
大曲(おおまがり)から国道106号線に入る。
すると、仙北(せんぼく)という、見慣れない地名が...。
「どこだよ。」と思ったが、そこが角館であった。
角館は2005年に周辺の町村と合併して、仙北市となったのであった。

知らなかったなあ。

まあ、よそ者の私が嘆くようなことではないけど、
角館のような由緒ある地名を、仙北などというワケのわからない
名に替えるほどの理由が、どこにあったというのだろうか。

気をとりなおして、とりあえず、駅に行ってみる。
駅名は角館のままで、ちょっとほっとした。
角館駅はJR田沢湖線(=秋田新幹線)と秋田内陸縦貫鉄道
の分岐駅となっている。改札口から構内をのぞいてみると、
ちょうどE6系のスーパーこまちが到着したところであった。
この3月のダイヤ改正から走りはじめたばかりで、
まだ、車体はま新しかった。

武家屋敷通りに行ってみると、たくさんの観光客がいる。
が、肝心のサクラは、いまひとつであった。
じつは、角館に来るにあたって、ネットでサクラの開花情報を
チェックしてきたのだが、それによると連休の始め(4月末)に
5分咲きであった。ということで、5月4日には満開になるだろう、
と思って、やってきたのである。

しかしながら、その後、秋田地方は寒い日が続いたため、
開花がすすんでいない。見た感じとして、5分咲きのままだ。
例年よりも大幅に遅い開花であり、観光客はみんな、がっかりしている。
角館の人たちも、なんだか困っている感じであった。

ま、相手がサクラでは、文句の言いようもない。

おそらく、見頃は今週末(5月12~13日)になるだろう。
なんとか写真を撮ろうとして、絵になるところを探したが、
どうにもならない。あきらめて観光モードに徹した。


kakuno2.jpg
伝承館前の桜と観光客

ando.jpg
安藤醸造さん



ということで、今回の記事のまとめであるが、
角館のサクラは、今週末くらいが見頃である。
E6系スーパーこまちの試乗も兼ねて、出かけてみるのも
いいかもしれない。


サクラはいまひとつだったけど、
角館は、とてもいいところである。
町中を流れている桧木内川(ひのきないがわ)は、水が澄んでいる。
釣りをやる友人のmaki氏によると、ヤマメが釣れるそうだ。
近くには温泉が湧いており、市内の旅館の多くは
源泉からお湯を引いて、かけ流しである。
今度は、紅葉の時期にでも訪ねてみようと思う。

車中泊のマナー

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道の駅や高速道路のサービスエリアで車中泊をされる
方が増えているけれど。


近年、車内で一夜を過ごす車中泊を楽しむ人が増えている。
旅のスタイルとして、定着した感があるね。
車中泊の愛好家は、年代的には50~60代といった年配の人が多い。
私は、「定年退職したから、車中泊をしながら全国をまわっている。」という
人に出会ったこともある。一方で、若い年代層や家族連れでも、
車中泊を楽しまれるという方も確実に増えているね。

しかしながら、人口が増えてくると、だんだん非常識な人
が増えてくる。タイプとしては、以下のような人たち。
 1.長期滞在する人
 2.バーベキューをする人
 3.ゴミを放置していく人


もちろん、こういったことをする人は、ごく少数である。
けれども、なんだってそうだけど、ごく少数の非常識な人のせいで、
規制がかかり、締めだされるのである。


かつては、お金のない人の旅の宿というと、
鉄道の駅に泊まるのが、一般的だった。
いわゆる駅寝。ステーション・ビバークともいう。
私自身も、学生時代には、よく駅で寝かせてもらったね。
鉄道を使った旅では、駅寝がいちばん手軽で便利だから。

その駅寝には掟があった。以下の4つである。
 ①終電車が出るまではシュラフをひろげない。
 ②火を使わない
 ③始発電車が出るまでに立ち去る。
 ④ゴミは持ち帰る。
この①~④を守っている限り、まず、他人に迷惑をかけることはないし、
また、昔は、若い人が質素な旅行をすることに対して、
一定の理解があった。だから、駅寝については、
だいたい、黙認されていた。

けれども、いつの世にも、ごく少数だけど、
非常識なやつというのはいる。
深夜、駅の待合室で宴会をして大騒ぎするやつ、
あるいは、寒いからといって、待合室で火を使うやつが出てきた。
これで、鉄道会社も態度を硬化させたね。
現在は、JRをはじめとする鉄道会社各社は、
ほとんどが、駅寝を禁止している。
まあ、もともとが不法侵入にあたる行為だから、
禁止もヘチマもないんだけどね。(笑)

また、非常識なやつらのせいで、駅近隣の住民も
旅人に対する理解がなくなった。いまは駅寝なんかしていたら、
確実に110番通報される。
たちまち警察官が来て、職務質問をされるだろうし、
そうなると、寝るどころではない。


1990年代になると、全国に道の駅ができた。
ということで、鉄道の駅にかわって、道の駅に泊まるというのが、
ひとつのスタイルになった。ミニバンが普及して、
クルマが全体的にデカくなったことも、その背景にあるだろう。
まあ、そういった事情から、車中泊が流行っているわけだけど、
前述のように、バーベキューをしちゃうとか、
ゴミを放置していくような非常識な人が増えると、
規制がかかって、締め出される可能性が高いね。


私自身は、どちらかというと、道の駅よりもキャンプ場に
行くことが多い。キャンプ場であれば、泊まることを前提
としているし、また、火を使ってもかまわないから。
ひとりだから、バーベキューなんかしないけど、
焚き火を見ながら寝るのは好きだからね。
テント、シュラフなど、ちゃんとしたアウトドアの装備を
持っている者にとっては、キャンプ場の方が気楽だし、
また、静かに眠れる。
とはいえ、自転車やオートバイで旅をしているときには、
道の駅で仮眠くらいできると、非常にたすかるけど。


道の駅の車中泊は、規制、締め出し直前だけど、
高速道路のサービスエリア、パーキングエリアは
わりと寛容な感じがする。
まあ、長距離トラックが、みんなアイドリングをしながら、
車内で寝ているもんな。
トラックはOKで、乗用車、オートバイはダメよ、とは
言いづらいんだろうね。
ということで、私も近頃は、近くにキャンプ場がないときは、
高速道路に入って、パーキングエリアで仮眠することが多い。
小さなパーキングエリアでも、トイレとあずまやくらいあるから。
シュラフとシュラフカバーさえあれば、それで十分である。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
車中泊が流行っているけれど、
1.長期滞在、2.バーベキュー、3.ゴミの放置など、
非常識な行為をする人も増えている。
このままだと規制がかかり、締め出されるから、
注意が必要であろう。
現時点において、高速道路のサービスエリアは
若干、寛容だけど、いずれにしても、こういったところは
私有地であるとともに、短時間の休憩、仮眠のための施設である。
その範囲を大きく逸脱する行為をしないのはもちろん、
他人に迷惑がかかるようなことは、しないようにしたいものである。


よくわからないのは、何百万円もするキャンピングカーで
車中泊をしている人だね。
リッチなんだか、ビンボーなんだかわからん。
そういうのはオートキャンプ場へ行かんかい、と思うけどな。
まあ、日本ではオートキャンプ場といっても、
設備がよくないところも多いし、
そんなところでも、1泊何千円も取られるから、
気持ちはわからないでもないけど。

自転車用ヘルメットに赤色LEDライト

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自転車用ヘルメットに、赤色LEDライトをつけてみた。


met1.jpg
ヘルメットにLEDライトを装着したところ

先日、福島からの帰りにオートバイで走っていると、
自転車乗りがヘルメットに赤いピカピカ(LEDライト)を付けて
走っているのを見た。なかなかいいな、と思って、
早速、マネをすることにした。
で、ネットでいろいろな製品を検討した結果、
ギザプロダクツのトルテ LPT05000という製品にした。
amazonで、約1100円であった。(送料込み)


led_tail.jpg
ギザプロダクツのトルテ LPT05000

led2.jpg
ちょっとかわいい


私は、自転車での夜間走行は、なるべくしない方がいい
と思っている。現在の交通状況で、夜間の幹線国道を
ひとりで走るのは、ほとんど自殺行為であると思うから。
けれども、スケジュールの都合上、どうしても、
夜に走らなければいけないこともあるし、
また、長距離ツーリングではトンネルという、
避けることができない障害がある。
そのようなことから、夜間および暗いところにおける
視認性向上については、考えざるをえない。


視認性向上のためには、まずは、反射材を付けることが有効である。
いまどきの反射材は、なかなかよくできていて、かなり遠くからでも、
クルマの前照灯の光を反射して、よく見えるから。
ということで、私はフレーム、キャリア、ヘルメット、バッグなどに、
反射材のテープを貼りまくっているね。
また、反射材は動きがある部分に付けるのが有効であるから、
私は後輪のリムに、部分的に反射材テープを貼っている。
後輪がまわるたびにキラキラ光るから、後ろからみるときれいらしい。
私自身は見たことがないけれど。

ま、そこまでやっておけば、夜間に見落とされることは、
まずないと思われる。けれども、トンネル内は、反射材だけでは
不十分である。というのは、トンネルに入っても、
前照灯を点けないクルマがいるからね。


トンネル内の前照灯点灯については、私が免許を取った時
(注:30年以上前である)には、たしか、「いかなる場合も」であった。
つまり、本則のみで、附則はなし。
絶対に点灯しなければいけなかった。
けれども現在は、「高速自動車国道及び自動車専用道路においては
前方200メートル、その他の道路においては前方50メートルまで
明瞭に見える程度に照明が行われているトンネルを通行する
場合を除く。」
という附則(例外規定)ができている。
つまり、明るいトンネルでは前照灯を点けなくてもいいことになったのだ。

自転車にとっては、迷惑なハナシだよね。
クルマが前照灯を点けてくれないと、反射材は光らない。
すると、自転車はまったく見えないから。
50メートル先が見通せるといっても、時速60kmで走るクルマにとって
50メートルなんか、4秒かそこらである。
その間、ちょっとCDプレーヤーを操作していたら、それで終わりである。
ということで、自転車が身をまもるためには、自分で光るものを
身につける必要がある。そこで有効なのは、赤いピカピカである。


そのようなことから、自転車ツーリング中の私は、
バッグとキャリアの2ヶ所に、赤いピカピカを付けている。
けれど、正直いって、それでもまだ不安である。
トンネルの中って、中途半端に明るいから、低い位置に
赤いピカピカがあっても、案外、目立たないんだよな。
もう少し高い位置、すなわち、ヘルメットの位置に
赤いピカピカがあると、後続車の注意をひきやすい。
ということで、視認性向上の効果は大きいね。

ただし、法令では、「尾灯は地上から0.75メートル以下」
に設置することが義務づけられている。だから、ヘルメットに
赤いピカピカをつけるのは違法である可能性があるね。
もし警察官になにか言われたら、
「これは尾灯ではありません。よく目立つように、
補助的につけているものです。」

と言い張ればいいと思う。


正直いって、頭に余計なものを付けて走りたくはないよね。
カッコ悪いもんな。
けれども、自分の生命をまもるためには、そんなこと言ってられない。
少しでも目立つよう、努力する必要があるね。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
自転車ツーリングにおいては、夜間および暗いところにおける
視認性向上について、考えざるをえない。
有効なのは反射材をつけることだけど、
自ら光る赤いピカピカ(LEDライト)も効果が大きい。
その際、ヘルメットの位置に赤いLEDライトをつけると、
後続車の注意をひきやすく、視認性は大きく向上する。
参考にしていただければ、幸いである。


ちなみに、明るいところから暗いトンネル内に入った瞬間、
ドライバーは目がなれていないから、なにも見えない。
自転車なんか、まったく見えないから。
その瞬間は、赤いピカピカを付けているからって、
そんなもん、無意味である。ほとんど効果はないね。

私はオートバイやクルマの運転がどヘタだから、
いまだにトンネルに入る瞬間が、怖くて仕方がない。
だから、トンネルに入る直前、片眼をつぶって暗さに慣らしておく。
そうすれば、トンネルに入った直後も、つぶっていた方の眼で、
なんとか視力を確保できるからね。

けれども、運転が上手な人は、そんなめんどうなことはしない。
そんなことをしなくても、速く走れる自信があるからね。
ということで、世の中のほとんどのクルマは、トンネルに入った瞬間は
なにも見えていないと考えた方がいい。

そのようなことから、自転車でトンネルに入るときは、必ず、
クルマの列が切れるまで、待つべきである。でないと、トンネルに
入った瞬間、クルマにぶつけられるから。

そして、トンネルに入ったら、人間の眼が暗さになれる50メートルくらいまで、
とにかく、必死でこぐ。
つまり、トンネルの入口から50メートルは、きわめて危険な地域だから、
そこに身をおいてはいけない。一刻もはやく、そこから離脱すべきなのである。

それ以降は、まず、見落とされることはないから。
自転車でトンネルを走行するときには、そういうことも、
覚えておいた方がいいかもしれないね。

人とくるまのテクノロジー展2013

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「人とくるまのテクノロジー展2013」を見に行ってきた。

5月22日よりパシフィコ横浜で開催されている自動車産業の
技術情報展示会である「人とくるまのテクノロジー展2013」
を見に行った。

リンク
自動車技術会


私は仕事の関係で、毎年、この展示会を見に行くのだけど、
今年の展示を見ていると、素材とかIT関連の展示が
やけに多くなったなあ、という印象である。
もともと、この展示会はボディーとかエンジンとか部品などの
最新技術の展示がメインだったのだけど、素材とかITが
メインになるあたり、もはや、日本は組立型製造業の国では
なくなってきたのかもしれないな。

それでも日本メーカーの技術力は圧倒的であり、
画期的な新技術を採用したエンジンが、ポンとさりげなく
展示してあったりする。
こんなの、海外の展示会では考えられないね。

中国や韓国のメーカーは、技術開発に対して、お金なんか、
ビタ一文かけないし、欧米のメーカーにおける技術開発も停滞している。
いま、くそマジメに技術開発なんかやっているのは、
日本メーカーだけである。

そして、その日本メーカーは、どうやら、日本の自動車産業の将来は、
パワートレインとかボディとか、ユニット単位での輸出が中心になる、
と考えているようだ。
鉄とか、プラスチックといった素材はハイテク製品であり、
日本メーカーでしか作れない鉄やプラスチックは、いくらでもある。
そのような素材でつくられたボディは、日本メーカーでしかつくれない。
また、ハイブリッドやEVなど、独自開発の新技術を採用した
パワートレインは、もちろん、日本メーカーでしか作れない。

ということで、日本メーカーがパワートレインとかボディなどの
ユニットを供給して、労働力の安い海外で、それを組み立てる。
将来は、そのようなビジネスモデルになるのかもしれない。

為替レートや労働コストの関係により、日本で完成車をつくっても、
儲かる時代ではない。だから、ユニット単位で輸出するというのが、
いちばん現実的なのだろう。
まあ、さびしい限りだけど、「時代は変わったのだ。」と、
思わざるをえないよね。


で、二輪はどうよ。

今回、ヤマハとカワサキは出展せず。
ホンダはCBR400Rなどを展示しただけ。
スズキも、スカイウェイブ650を展示しただけだね。
新しい技術の展示は、なんもなし。
さびしい限りだね。

ホンダのCBR400Rは、ひさびさの400CCロードスポーツの新車である。
私は実車をはじめて見たね。

cbr400.jpg
CBR400R

engine.jpg
エンジンのカットモデル

なかなか、カッコいいね。

フロントマスクも、タンクの形状もスタイリッシュだし。
しかも、コンパクトで乗りやすそうである。
新開発の2気筒エンジンのカットモデルも展示されていた。

まあ、正直いって、私ら、古い人間にとっては、
「え? CBRなのに、直4じゃないの?」
と思ってしまうけれど、このエンジン、なかなか高性能である。
9,500回転で34kw(46馬力)を発生する。
もちろん、59馬力に規制されていた時代にくらべると、
見る影もないけれど、もう、そんな時代ではない。

ちなみに、このエンジンは、タイホンダで生産している
500CCのエンジンをストロークダウンしたもの。
クランク軸、コンロッド、ピストンは専用設計であるが、
ほかは共通である。
「え? 熊本工場でつくっているんじゃないの?」
とか、私ら、古い人間は思うけど、もう、そんな時代ではない。


それはともかく、CBR400Rの車体の細部のデザインには、
どうも違和感がある。なんか、クルマでも見ているみたいだ。
「なんでかなあ。」と、ずっと考えていたんだけど、
ようやくわかった。
フレームが見えないんだ!
側面がプラスチックのカバーで覆われていて、
フレームがまったく見えない。
そういうデザインになっているのである。

誇らしげにアルミのフレームを見せていた昔にくらべて、
ずいぶん、様変わりしたものである。
私ら、古い人間には、オートバイらしくない、と見える。
けど、これについても、もう、そんな時代ではないのかもしれないね。



ということで、今日の記事のまとめであるが、
ホンダの400CCロードスポーツの新車であるCBR400Rは、
私ら、古い人間にはわかりづらい部分もあったけど、
なかなかカッコよかったね。


おまけ
UDトラックスさんのブースで、大型トラックの運転席に
座らせてもらった。

quon1.jpg
大型トラック QUON

quon2.jpg
運転席 (オートマチックだった)


やっぱ、でかいねー。


中型免許の限定解除をしたとき、試験場で中型トラックを
運転したわけだけど、それよりも、ひとまわりでかい。
よく、こんなもん、運転できるよな。
でも、いつの日か、大型免許を取って、運転してみたいね。

自転車で犬越路を越えてみた

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犬越路 (いぬごえじ)トンネルというのがあるのだが。

※ご注意
 画像が11枚 (約500kb)あります。 パケット代を気にされる方は
 画像のダウンロード機能を切ってください。




inu1.jpg
犬越路トンネルにて

●走行データ
  使用した自転車   ロードスポーツ
  チェーンリング    44T-32T (2段)
  カセットスプロケット 11-32T (8段)



丹沢の山のなかに、犬越路峠というところがある。
丹沢湖から道志川の谷にぬける道であり、
檜洞丸(ひのきぼらまる)と大室山のあいだの
標高1,060メートルの部分を越えている。

犬越路の名は、戦国時代に武田信玄が小田原の城主
である北条氏康(ほうじょう うじやす)を攻める際に、
犬を先導させて峠を越えたという伝説に由来する。
まあ、とにかく山深いところである。

私自身はGB250に乗っていたころ、丹沢から道志にむけて
走ったことがある。丹沢がわは犬越路林道、
道志がわは神之川林道(かみのがわりんどう)という。
これら2つの林道をつなぐのが、標高950メートルのところにある
犬越路トンネル(全長約800m)である。
その後、神之川林道の崩壊が激しくなったため、
通年にわたり、クルマもオートバイも通行禁止となった。
けれども、自転車と歩行者は通行することができるようだ。


2013年6月1日午前9時30分。私はJR中央線の相模湖駅で
自転車を組み立てていた。今回は、道志がわから
神の側林道、犬越路トンネル、犬越路林道を通り、
JR御殿場線の谷峨(やが)駅まで走るつもりである。
距離は約60kmと短いものの、標高差は約780メートルもある。
しかも悪路であり、かなりの苦戦が予想される。
自転車の組み立てが終了。午前10時ごろ出発した。

sagamko.jpg
相模湖駅にて

inugoe256.gif
今回走行したルート

profile16.gif
プロフィールマップ


最初の登り坂でバテた。(笑)
国道412号線は、中央道の相模湖インターチェンジから
神奈川県南部方面への抜け道となっており、
結構、クルマが多い。
そして、そのクルマがあおってくるものだから、
ダンシングで一気に坂をかけ上がった。
そしたら、ヒザの上の筋肉がつってしまった。
チロルチョコを2コ食べて、痛みがひくのを待つ。

5分ほど休憩したらなおったので、ふたたび走り始める。
青山の交差点を右折。国道413号線に入る。
国道413号線は、自転車乗りが多い。
道志川沿いに山伏峠(標高約1100メートル)を越えて
山中湖に行くというのが、サイクリングコースになっているのだ。
結構、標高差があるので、ロードスポーツ乗りの上級者向け
のコースである。

途中のコンビニで休憩したとき、ロードスポーツ乗りを
何人か見かけた。が、彼らは気むずかしい人が多いので、
見知らぬ人同士だと、ほとんど会話をしない。
初めて会った同士でもバカ話をしながら笑っているのは、
ほとんどがオートバイ乗りであった。
青根の交差点で左折。さらに、井上商店という店のある
交差点を左折し、神奈川県道76号線に入る。

ここから先、神之川ヒュッテまでは、私がよく来るところだ。
いいキャンプ場もあるし、きれいな川もある。
立川から1時間ちょっとで来れるところとしては、
考えられないくらいの環境であり、私の子どもたちが
小さかった頃は、よく連れて来たものである。
その先の神之川林道には、ゲートがあって、
通年、車両通行止めになっている。
今日はここを越えていく。

gate1.jpg
通行止めのゲート

「車両通行止め」ということは、自転車(軽車両)も含む。
だから、本当は入ってはいけないのだろう。
が、ゲートのところにすき間があり、歩行者と自転車は
入ることができる。
自己責任でどうぞ、ということだろう。

gate2.jpg
ゲートの横のすき間  ※オートバイは通行不可能


ちなみに、丹沢の林道は現在、ほとんどがこういったかたちだ。
かつて、私がよく行った玄倉林道(くろくらりんどう)も
通年通行止めになっている。環境保護うんぬんよりも、
マナーの悪い四輪駆動車が路面を荒らすので
締めだしたもようである。

午後1時ごろ、登り始める。
すぐに未舗装路面になった。
しかも、石がとがっているガレ道である。
25Cのツーリングタイヤをはいてきたけど、
これでは、すぐにパンクしてしまうだろう。
あきらめて、降りて押すことにする。

結局、道志がわの神之川林道(全長約8km)は、
ふもとのゲートから1kmくらいと、頂上近くの1kmくらい
を除いて、大半が未舗装のガレ道であった。
私は約6kmを押して上がったことになる。
勾配そのものは大したことはなく、
いちばん急なところでも10%くらいであった。
パンクに強いタイヤさえはいていれば、
前32T、後28Tくらいで、十分登れると思う。
小径車の場合は、クランク1回転あたり2メートルを目安に、
ギア比を設定すればよいと思われる。

gare.jpg
神之川林道の路面


犬越路トンネルまで行く途中、2台の自転車とすれ違った。
それと、いま流行のトレイルランニングというのだろうか。
走って降りてくる人を、4人ほど見かけた。
いずれにしても、自転車、歩行者は、意外なくらい多かった。

頂上の犬越路トンネルには、午後3時ごろ着いた。
ここに来たのは、およそ22年ぶりだ。
トンネルは、それなりの年月が経過して古くなって
いたけれど、全体的には、ほとんど変わっていなかった。
ライトを点け、真っ暗な犬越路トンネルをぬける。

丹沢がわには、犬越路林道完成の碑がある。
が、崩落でほとんど埋まっていた。
ここに限らず、丹沢は地質がもろく、崩れやすいところである。
南の海からやってきた伊豆半島が本州にぶつかって、
ぐちゃぐちゃになって盛り上がったところだから、
断層が多いのだろう。
そのあたりは、地質学の専門家であるmicyuさん
詳しいので、こんど会ったときにでも、レクチャー
を受けてみようと思う。

monument1.jpg
落石に埋もれた犬越路林道開通記念碑

丹沢がわには、小さいけれど、広場のようなところがあり、
テントを持ってくれば、静かに眠れそうだ。
まあ、このあたり、クマがよく出るし、
犬越路トンネルは心霊スポットとして有名だから、
度胸のある人限定かもしれないけど。

parking.jpg
犬越路トンネル丹沢がわ出口のちょっとした広場

午後3時35分、犬越路トンネルを後にした。
犬越路林道は全線舗装されていて、
標高差約350メートルを、一気にくだる。
途中、ブレーキの熱でアルミのリムが熱くなり、
ブレーキの効きが悪くなってしまった。
標高700メートル近くで5分ほど休憩。
リムを冷ましてから、さらに下る。

下りきったところは、超高級なキャンプ場になっている。
私は何度か、ここまでオートバイで来たことはあるが、
当然のことながら、このキャンプ場を利用したことはない。
キャンプツーリングにおいて、私が使う平均金額は
1日2K円以下である。(笑)
そもそも、私がなぜキャンプをするのかというと、
宿泊費を削減したいからに他ならないわけで。
そういった意味では、キャンプ場も1泊1k円以下
のところしか、利用したことはないね。


午後4時20分ごろ、JR御殿場線の谷峨駅に着いた。
犬越路トンネルから谷峨駅までの21.2㎞を、
約45分で降りてきた。 (途中の5分休憩を含む)
下り最速伝説になるかもしれないな。(笑)

yaga.jpg
谷峨駅にて



ということで今回の記事のまとめであるが、
犬越路トンネルおよび犬越路林道、神之川林道は、
自転車および歩行者ならば通行可能である。
興味がある方は、チャレンジされてみてはいかがであろうか。
その際、自転車のギア比はクランク1回転あたり2メートルくらい
のギアを装備するとともに、タイヤはガレ道に強い
ブロックタイヤをはいておくといいだろう。


おまけ
道志がわの神奈川県道76号線沿いにあるエビラ沢の滝は、
とても水がきれいで、夏は快適な水遊びができる。
すぐ近くに、きれいな湧き水もあるし。
私にとっては、とっておきの穴場であり、
いままで、誰にも教えたことはなかった。
けど、私の子どもたちも大きくなって、
もう、来ることもないだろう。
だから、特別に教えちゃおう。(笑)

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エビラ沢の滝  ※付近の草むらにはヒルがいるから注意!


胸部プロテクターを約300円で自作した

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プロテクターというオートバイ用品があるけれど。


protecter1.jpg
自作した胸部プロテクターとジャケットに入れるための袋状パーツ


オートバイ事故の際、胸部などを防護するプロテクターという
用品がある。しかしながら、こういってはなんだけど、
ほとんど普及していない。
着用率はわずか6.5%にとどまるということだ。

実際問題、効果はあるのか。

下のグラフは、警察庁が調べたデータである。

protect_gr.gif
バイク死亡事故における主な損傷部位別死者の割合 (2012年)   出所:警察庁


「全損」という項目があるのに、少々ビビるが、
とにかく、二輪の死亡事故の原因として、
胸部の損傷は、頭部に次いで多いようだ。
たしかに、プロテクターを付けるに、こしたことはないようだね。
そこで、オートバイ用品屋さんに行って、プロテクターなる商品
を見てみた。
安いもので5000円くらい
高いものになると、2万円以上だね。

うーむ。

こんなもんに5000円も出す気には、とてもなれない。
そこで自作することにした。
いつものようにカインズホームへ。

素材コーナーをくまなくまわって、
発泡ポリエチレン板(10ミリ厚)というものを見つけた。
約200円。
これを切って、プロテクターの緩衝材として使うことにする。

で、どうやって、ライディングジャケットに取り付けるか。
これは簡単であり、肩パッド、肘パッド、背中パッドと同様、
袋のようなパーツをつくって、その中に入れればいい。
イオンの手芸コーナーに行って、裏地のはぎれを105円で購入。
ミシンで袋状の部品をつくって、ジャケットの胸部に
手縫いで取り付けた。

プロテクターの形状であるが、市販の製品は通気性を考え、
穴があいている。それを参考にして、私も穴をあけたけど、
まあ、こんなもん、なくてもいいかもしれないな。

市販のプロテクターは、プラスチック、もしくはCFRP
(Carbon Fiber Reinforced Plastic=カーボン)の板で補強してある。
が、素人が安易にマネをすると、からだに刺さる恐れもあるよね。
やめておいた方が無難であろう。
ということで完成したのが、いちばん上の写真である。

じつは、これをつくったのは、約1年前。
幸い、実際にこれが効果を発揮するような事故には、
一度も遭わなかったけど、付けていて邪魔に感じたこともない。
また、市販のプロテクターとほぼ同等の性能はあると思うので、
今回、記事にしてみた。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
胸部プロテクターは、効果的であることはわかるものの、
きわめて高価である。そこで、発泡ポリエチレン板を
加工することにより、約300円で市販の製品とほぼ同等
の性能を持つプロテクターを自作した。
参考にしていただければ幸いである。
いつものように決まり文句であるが。

※この記事を参考にして、プロテクターを自作したことにより
 読者が不利益(ケガ、死亡など)を被っても、takは一切の
 責任を負いません。



それにしても、胸部プロテクターが効果を発揮するケースって、
いったい、どういう状況なのだろうか。

まずは、クルマの車体に強打されるケースを考えてみる。
状況にもよるけれど、時速60kmで正面衝突をした場合、
20~30Gの衝撃である。そんなもん、プロテクターを
していたところで、まったく意味はない。
「全損」で即死だろうね。
つぎに考えられるのは、前方に放り出されて、
路面にたたきつけられるケース。
これも、時速60kmの場合、10~20Gの衝撃がかかる。
プロテクターをしていたとしても、まあ、死ぬだろうね。

そう考えると、プロテクターが効果を発揮するケースってのは、
非常に小さな衝撃であり、ごく軽微な事故だろうな。
いずれにしても、「オートバイで重大な事故を起こしても、
プロテクターを着用していれば助かるかも...」なんてのは、
楽観的にすぎる考え方である。そういった意味では、
プロテクターなんて、気休めにすぎないから。
常に安全運転をするべきなのは、言うまでもないね。

とはいえ、むき出しなのか、そうでないのかで、
ずいぶんと結果が違ってくる場合もある。
私自身の経験では、対向車線を走っていたダンプが落とした
コブシ大の石が、右足を直撃したことがあった。
けど、ブーツをはいていたので、青あざですんだ。
ラッキーであった。
むき出しだったら、骨折はまぬがれなかっただろう。

そういった意味では、たとえ10ミリの発泡ポリエチレン板
であっても、身につけてさえいれば、結果がずいぶんと
違ってくる場合もあるかもしれないから。

100均商品でフロントフォーク用ライト

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100円均一商品のライトを自転車のフロントフォーク
に付けてみた。


セリアさんという100円ショップがあるんだけど。
ダイソーさんやキャンドゥーさんのようにメジャーじゃないけど、
主として女性をターゲットにした商品ラインアップにより
ファンも多いようだ。

セリア
http://www.seria-group.com/


で、たまたま入ったセリアさんで、これをみつけた。

light2.jpg
サイクルライト (100円ショップ セリア)

高輝度LED2個で照らすタイプ。本来はハンドルに付けることを
想定した設計である。CR1220型ボタン電池を2個使用しており、
意外なくらい明るいね。 で、私はこれをフロントフォークに付けてみた。

light.jpg
フロントフォークにセットしたサイクルライト


夜間やトンネル内を自転車で走る際、ハンドルの位置に
ライトを付けると、意外と走りづらいんだよね。
私の場合、暗いところをはしるときは、路肩に引いてある白線
を目印にして走ることが多いんだけど、高い位置にライトをつけると
その白線が見づらいんだよな。
けれど、フロントフォークとか、ハブのように路面に近い
ところにライトを付けると、路肩の白線が見やすくなる。
効果は大きいね。

ハブにつける専用のアダプターも売っているし、
私も1つ持っているんだけど、輪行のときに邪魔になるから、
いつのまにか、使わなくなってしまった。
この100円のサイクルライトなら、フォークに巻きつけるように
取り付けることができる。場所をとらないから、輪行のときに
便利だし、たとえなくしても、100円なら惜しくない。
これは捗るね。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
100円ショップのセリアさんで売っているサイクルライトを
フロントフォーク用ライトとして使うと捗るぞ。

ツバメ減ったよな

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ウチのマンションのエントランスホールに
ツバメが巣をつくったのだが。


swarrow3.jpg
生後9日めのツバメのヒナ

<撮影データ>
 撮影日時:2013年6月30日 午後0時42分
 撮影機材:オリンパス E-510
      ZUIKO DIGITAL 70-300mm
 露出時間:1/60秒 絞り:F4.0
 ISO感度:800  フラッシュ1/4光量発光


6月21日に、ヒナが生まれた。
その後、すくすくと育って、だいぶツバメらしくなってきた。
カラスなどに襲われず、無事に育てば、
あと1週間くらいで巣立っていくだろう。

それにしても、最近、ツバメ減ったよなあ。
私が子どもの頃は、それこそ、どこの家の軒下でも、
巣をつくっていたけれど。

日本野鳥の会では、「ツバメ全国調査2012」というのを
実施している。それによると、ツバメが減った理由として
いちばん多かったのが、「カラスによる影響」で296件。
次に多かったのが、「人による巣の撤去」で216件であった。

リンク
日本野鳥の会 「消えゆくツバメをまもろうキャンペーン」


人による巣の撤去というのは、たしかにあるかもしれないな。
あいつら、あまりにも人の身近に巣をつくるもんだから、
飲食店とか、食料品店などでは、撤去されてしまう。
昔は、「ツバメが巣をつくると縁起がいい」とか言われて、
八百屋さんの店先でも、平気で巣をつくっていたけど、
もう、そんなことが許される時代ではないのかもしれない。
「鳥インフルエンザが心配。」という声もあるし。

幸い、ウチのマンションの住民は寛容な人が多く、
ツバメが巣をつくっても、苦情は出ていない。
けれど、あまりにも多くなると、やはり問題になりそうである。
まあ、夏にツバメが軒下で巣をつくるというのは、
日本の原風景という感じもする。できることなら、
いつまでも、そういうのが残っていてほしいなあ、
と思うのだが。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ツバメが減っているようだけど、増えるといいな、
ということで。


ちなみに、ツバメは旧国鉄(日本国有鉄道)の
シンボルマークだった。ヤクルトがスワローズなのは、
国鉄の野球部が母体であるからである。
ツバメという、さして強そうでない鳥が球団名になっているのは、
そういう事情がある。スワローズが弱い(現在最下位)のは、
名前のせいではないと思うけど。
で、鉄道ファンには、いまでもスワローズファンが多い。
野球そのものには興味がなくて、べつに弱くてもかまわない、
という人が多いけどね。(笑)

PORTUS買ったった

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WILLCOMの話せるWi-Fiルーター「PORTUS」を買った。


portus.jpg
WILLCOM  PORTUS
http://www.willcom-inc.com/ja/lineup/wx/02s/


ずっと、WILLCOM 03を使ってきたけれど、
買い換えることにした。
もう、5年ちかく使っているからボロボロだし、
若干の不調もある。
なによりも、飽きてきたし。

で、なんにするか。

スマートフォンはいらないなあ。
スマホでできることの大半は、パソコンでできるし。
そういうことを考えること自体、もう、オヤジなのかもしれないけど。(笑)
GPS機能の付いたスマホは、ナビがわりとして使えるけど、
ガーミンもナビも持っている私としては、よけいな機能である。

それよりも、もっと欲しい機能がある。

私の場合、外出中は必ずパソコンを持っている。
現在の私は、スケジュール管理、アドレス帳、メールなどは
すべてクラウドでやっている。それどころか、データすらも、
クラウド上に置いていて、パソコンにはない。
ここまでやってしまうと、常にパソコンがネットに
つながっていないと、不便なこと、このうえない。

普通のサラリーマンなら、そういう場合、
会社からモバイルルーターが支給されるよね。
けれど、私は営業職ではないので、それはない。
ていうか、携帯電話代は自前なのである。

イーモバとか、LTEを契約するのもいいけれど、
月々3~4000円も自腹で出すのは、バカバカしい。
で、ドリームトレインインターネットの
ServersMan SIM LTE 100を検討した。
なかなかいいなと思ったけど、
100kbpsくらいしか出ないのなら、
現在のPHSの64kbps (倍速で128kbps)と大差ない。
レンタル機器も含めて月々1000円なら、
もっと、いい選択がありそうだ。


そこで、WILLCOMのPORTUSにした。
これは簡単にいうと、PHS+モバイルルーターというモノ。
おもしろい製品だよね。
いま、キャンペーンやっているから安いし。
新規なら1円
実質タダのうえ、W-VALUE割引で通話料も毎月1900円引き。
私の場合、WILLCOMのポイントがたまりまくっているから、
それを使えば、安く手に入るし。
やはり、WILLCOM最強である。
もっとも、W-VALUE割引は2年限定だから、
3年めは、満額の月々3880円を払わないといけなくなるけど。

ま、そのときはそのとき。(笑)

で、少し使ってみたけれど、なかなかいい。
通話はWILLCOM 03よりも感度、音質ともいいし、
なによりも、通話しながらwifiが使えるから、ヒジョーに便利である。


たとえば、いま、このような電話がかかってきたとする。
相手「あ、もしもしtakさん? ○月○日の何時、空いてる?」

きわめてありがちな電話である。
で、こういう場合、いままでの私はパソコンがネットにつながって
いないから、オフラインで処理していた。つまり、出かける前に、
ブラウザでカレンダーにアクセスした状態にして、
そのままブラウザを閉じず、休止の状態で持ちだしていたのだ。
で、上のような電話がかかってくると、
すぐにパソコンの電源スイッチを入れて、カレンダーを見る。
5秒くらいでカレンダーが表示されるから、それを見て
返事をしていたのだった。
けれども、オフラインだから、その場で更新はできなかった。
これからは、その場ですぐに更新できるね。

「スマホでカレンダーを見ればよくね?」
とか言われそうだけど、私の場合、パソコンの大きな画面で
ちゃんと表になっていないと、どこが空いているんだか、
また、移動のために、どれくらい時間をあければいいのか、
さっぱりわかんないのである。(笑)


あるいは、このような電話がかかってきたとする。
相手「あ、もしもしtakさん? いまファイルアップしたから。
   ちょっと見てみてよ。」


これも、いまの社会では、ありがちだよね。
私が若い頃は、こういうヒジョーシキなこと言う人はいなかった。
「外出中」とか「出張中」といえば、
どんなことでも許されたもんである。
時代は変わったね。

で、こういった場合、いままでの私は、
「申し訳ありませんが。」と言って、いったん電話を切り、
WILLCOM 03をモデムとして使って、ファイルを読みにいっていた。

WILLCOM 03のOffice Mobileは使わなくなったなあー。
メールに添付されているならともかく、
オンラインストレージにアップされている場合、
結局は、読みにいかなければいけないからね。
考えてみると、この5年間で、仕事のスタイルって
ずいぶん変わったよな。

その際、WordとかEXCELの小さなファイルならともかく、
10Mも20Mもあるようなパワーポイントのファイルだと、
64kbpsでは、どうしようもない。お手上げである。
で、そういうことがあると、私は公衆無線LANが使えるところに
移動していた。新宿とか東京とか、大きな駅のホットスポット
の場所は、たいがい覚えてしまったな。

これからはPORTUSがあるから、そういった苦労から解放される。

便利だね。 (^^)




ということで、今回の記事のまとめであるが、
WILLCOMの話せるwifiルーターPORTUSは、まことに便利である。
それだけ。


「スマホのテザリング機能を使えばよくね?」
とか言われそうだけど、それだけのために、6~8万円もする
スマホを買うのって、バカバカしくね?
PORTUSなら、35500円だから。
新規なら、実質無料で手に入るから。
それで格安で通話ができて、しかもルーターが使えるのである。

これでよくね?(笑)

どうしても、androidなり、iOSで使いたいappがあるというなら、
べつにタブレットPCを買えばいいのである。
10台までwifiで接続できるから、その方が安いじゃん。

とにかく、私にはこれで十分。
満足している。

厚木PAは、なんだかすごいところだった

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圏央道の新しく開通した区間にある
厚木パーキングエリアは、なんだかすごかった。


atsugiPA.jpg
厚木パーキングエリア

いやあ、暑いねー。
こんだけ暑いと、中高年の私としては、昼間、オートバイに
乗るわけにはいかない。
熱中症になっちまうもんな。
日が暮れて涼しくなってから、
少しだけ走るくらいだね。
で、ちょいと海を見に行った帰り、厚木ICから圏央道に乗って、
相模原愛川ICまで走った。

圏央道のこの区間は、2013年3月30日に開通したばかりである。
まだ、相模原愛川ICと高尾ICのあいだが未開通なので、
立川に住んでいる私としては、使いづらい。
まあ、東名に出るのに少しだけ便利になったかな、
といったところである。

で、圏央厚木ICと相模原愛川ICとのあいだに、
小さなパーキングエリアがある。
厚木パーキングエリアというのだが。
まだ、なんにもない。トイレがあるだけである。
けれど、このパーキングエリア、なんだかすごいのである。

まず、サービスエリア全体が、純和風という感じである。
なんだか、古い旅館のような佇まいになっているね。
といっても、トイレだけだけど。
トイレのドアは格子戸になっていて、自動でガーと開く。
私は最初、入口だとは思わなくて、少し、びっくりした。

で、そのトイレであるが、とてもきれいである。
新東名のトイレもきれいだけど、ここもいいね。
トイレのなかには、畳になったベンチがある。
シュラフを使えば、よく眠れそうだな。

そして、ファミリートイレというものがあり、
そのなかは、なんと畳敷き!
なんだか、異様な緊張感がある。
こぼしたら、どうしようと思ってしまうね。
私自身は、おしっこは立ってする主義である。
けれども、畳敷きだと、こぼさないようにするため、
便器に座ってするしかないね。

bathroom.jpg
畳敷きのファミリートイレ


トイレをすませて出てくると、ちいさな日本庭園がある。
そして、水が流れていて、なんだか、きれいな音がする。
水琴窟 (すいきんくつ) とかいったっけ。
思わず、「京都かよ。」とツッコミを入れたくなるね。
高架の上をトラックが走ったりしたら、聞こえづらいけど、
とにかく、そんなものがあるのである。

なんだか、すごいよな。

garden.jpg
トイレの前の日本庭園


まだ、開通したばかりだから、トイレしかないけど、
ゆくゆくは売店か、レストランができるのだろう。
それらしいスペースも確保されているし。
高尾ICとのあいだがつながり、東名と中央道が直結されたら、
結構、人気が出るかもしれないな。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
圏央道の厚木パーキングエリアは、なんだかすごい。
ぜひとも、立ち寄って、おしっこをするべきである。
また、畳敷きのファミリートイレを利用するときは、
ぜひともすわってしてほしい。
男は立っておしっこをするものである、などといった
ヘンなプライドは捨て去るべきであろう。(笑)

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