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旧東海道庄野宿

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旧東海道の庄野宿に行ってきた。


shono3.jpg
旧東海道庄野宿の標柱

出張で名古屋に出かけた。
で、時間があったので、旧東海道の庄野宿に
行ってきた。

庄野は東海道の45番目の宿場である。
ちいさな宿場であり、その存在を知る人は少ない。
旧東海道を歩く旅人、自転車で走る旅人、
あるいはオートバイで走る旅人くらいしか、
その存在を知らないのではないか。

私自身は旧東海道をオートバイで、
日本橋から京まで走ったことがあり、
そのときに庄野を訪れている。
2001年5月のことであった。

東海道は江戸時代から大きな街道であったが、
一般の旅人の多くは、お伊勢参りが目的であった。
そのため、江戸から来た旅人は四日市から、
京・大坂から来た旅人は関から、
それぞれ伊勢街道に行ってしまう。
また、商用や公用で江戸と大阪を行き来する旅人の多くは、
七里の渡しを嫌って、中山道と美濃街道を使った。
だから、亀山、庄野、石薬師の3つの宿場は、
当時から、宿泊客が非常に少なかったものと思われる。


現在では、庄野の地名はほとんど知られていないけれど、
歌川(安藤)広重の描いた東海道五十三次の浮世絵、
庄野「白雨」(はくう=夕立、にわか雨の意)は有名である。
突然の雨に、旅人たちが逃げまどうように街道を走る姿が、
いきいきと描かれている。

hiroshige.jpg
歌川広重 庄野「白雨」

木版画では、遠近感が表現しにくい。
どうしても、べったりした面になるので、
平面的な表現になってしまうのだ。
が、広重は背景の竹林について、近くは濃く、
遠くは淡く描くことにより、みごとに遠近感を
表現してみせている。そして、夕立の強い雨に煙り、
視界が悪くなっている様子も、同時に表現している。
みごとな感覚、技法であるといえよう。

私は子どもの頃、永谷園のお茶漬け海苔に入っていた
広重の「東海道五十三次シリーズカード」を
集めていたのだが、「庄野」はとくに気に入っていた。

その庄野を、久しぶりに訪ねてみようと思った。
じつは、前回、オートバイで走った際には、
いまにも雨が降りそうな天気だったし、
日程の都合で、どうしてもその日のうちに京都まで
走りたかったので、白雨の旅人と同じように、
急いで駆け抜けてしまった。で、庄野宿の様子を
あまりよく見ていなかったのだ。


2013年7月26日朝7時ごろ、私は関西本線の加佐登
(かさど)駅にいた。
駅を出てから、線路沿いに西に向かう。
そして線路の反対側に出て、川を渡り、
なにやら大きな工場のあいだの道を抜けると、
「庄野町西」という交差点に出る。
そこから約800メートルくらいが、旧東海道の
街道集落になっている。




町を歩き始める。

庄野宿資料館というものがあった。
前に来たときには、まったく気がつかなかった。
よくある本陣跡とか、そういうのではなく、
普通の民家である。館内には、なにやらいろいろなものが
展示されているようで、入館は無料であるが、
残念ながら開館は10時から。
まだ、あいていなかった。

shono.jpg
shono3.jpg
庄野宿資料館 (旧小林家)


さらに歩く。

家々の大半は新しいものだけど、ところどころに
古い民家が残っている。本陣跡という標柱があったが、
残念ながら、建物は残っていなかった。
さらに歩くと、街道集落が終わったところに、
「東海道庄野宿」という標柱があった。

shono_4.jpg
旧東海道と現在の庄野の町並み


それだけである。

まあ、なにもないところである。
日本の歴史に興味がなければ、
面白くもなんともないだろう。
一般の人にとっては、名古屋港水族館か、
リニア鉄道館にでも行った方が、よほど楽しいと思う。
同行者がいれば、必ず、文句を言われるだろう。
けれど、私ひとりだから、文句を言われることはない。
そういったところが、私がいつもひとりで旅をする
理由なのである。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
現在の庄野宿はなにもないところであるが、
江戸時代の旅文化と、広重が浮世絵で描いた風景を偲ぶには
いいところである。

午前8時すぎに加佐登駅に戻った私は、
8時36分発の亀山行きに乗車。
亀山発9時08分発の関西本線の気動車に乗り、
つぎの関(せき)で降りて、関宿を見てから名古屋に戻った。


ガソリン高いよなあ

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ガソリンの値段が4年10カ月ぶりの高水準なのだが。


gasprice.gif
ガソリン価格の推移

なんでも、エジプトやイラン情勢の緊迫化などに伴って
原油価格上昇が影響したことによるとか。
こまったもんだよね。

CB750は、財布にやさしいレギュラーガソリン仕様。
とはいえ、レギュラーガソリンが
1リットルあたり160円
になってしまうと、さすがに乗る気になれない。

趣味のことには、お金のことは気にしないという人もいる。
けれども、私は気にするし、高いものは買わない主義である。
旅をするための道具である以上、コストパフォーマンスを
追求するのは当然だからである。

ということで、一昨日、CB750からバッテリーをおろしてしまった。
ガソリンの値段が下がるまで、休眠である。
そのあいだは自転車の旅や、青春18きっぷを使った列車の旅
をすることにしよう。

それにしても、ガソリン、高いよなあ。

円安というけれど、いま、1ドル=97円。
まだまだ、円高なのである。
なぜか、日本の経済環境がよくなることを嫌うマスメディアが
さかんに円安、円安というから、ダマされているだけである。
原油価格は、7月になって急に上がったとはいえ、
ここ2~3年、1バレルあたり90~100ドルであったから、
どう考えても、1リットル160円は高すぎである。

米国におけるレギュラーガソリン価格が
1ガロンあたり3.7ドル(8/5現在)だから、
1リットルになおすと、約90円。
米国のガソリン税は、1ガロンあたり18.4セントで
タダみたいなもんだけど、日本の揮発油税は
1リットルあたり53.8円と高い。
ま、それにしても、1リットルあたり160円はぼりすぎで、
だいたい145~150円くらいが適正価格ではないのか。

にもかかわらず、160円で売るのは、
その価格でも買う人がいるからである。
買わなければ、必ず値段は下がる。
だから、1リットルあたり145~150円くらいになるまで
わが家では、オートバイ、クルマとも封印することにした。




ということで、今回の記事のまとめであるが、
現在の原油価格からみて、レギュラーガソリンの
適正価格は145~150円くらいである。
私としては、その価格まで下がるまで、
なるべくオートバイ、クルマの使用を控えようと思うのである。

天王洲アイル

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仕事で天王洲アイルに行ったのだが。


かつてはウォータフロントを代表する街で、
デートスポットとしても有名だったけど、
最近は、落ち着いた雰囲気になったね。

天王洲アイルへは、私はいつも品川駅から歩いて行く。
たてまえは健康のため、ホンネは電車賃の節約のためである。
キヤノン本社の前の橋をわたって、
品川インターシティのなかを通り、
楽水橋、ふれあい橋の順にわたる。
運河をわたるのは楽しいし、気持ちがいいね。

けれど、この日はめちゃめちゃ暑くて、
途中で汗だくになった。
「やはり、モノレールに乗ればよかった。」
と後悔したね。(笑)


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ふれあい橋

tennoh1.jpg
高層ビル群

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TYハーバーブリュワリー
※ここのビールは美味しい。今回は仕事中だからパス。

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ボードウォーク

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sunflower2.jpg
遊歩道に咲くひまわり

sailship.jpg
東京海洋大学の帆船「雲鷹丸」

いままで自転車で走った区間

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いままで、自転車で走った区間のログを
Googleマップに表示してみた。


cycle_route2.gif
自転車で走った区間 2013年8月現在


だいぶ、距離が伸びてきたなあ、と思う。
ヘタレチャリダーとはいえ、少しは格好がついてきたね。(笑)

けれども、まだ日本縦断を達成していない。
秋田~札幌のあいだが抜けている。
ここさえ走れば、宗谷岬~佐多岬が1本の線でつながるのに...。
早く走破したい。
けど、今年は10月まで仕事が忙しいから無理。
来年以降になる。

それと、柏崎から西の日本海岸が、手つかずのまま。
どうも、私の場合、北陸地方、山陰地方には、
なかなか足が向かない。
心を入れ替えて、とりあえず富山に向けて走ろうと思う。

基本的に、前回のゴールした地点から走っているわけだけど、
だんだん、そこまで行くのが大変になってきた。
一番西は、鹿児島。
遠いよなあ。
まあ、最近は、鹿児島までLCCのジェットスターが飛んでいるから、
行きやすくなったけど。週末のセールにかけてみようかな。(笑)


水戸から北は、いわきまではノープロブレム。
だけど、そこから先は、少なくとも、あと100年は通れないだろうね。
いわきから郡山に抜け、そこから国道4号線を北上。
仙台から三陸海岸沿いに走るしかない。

radiation.jpg
放射線マップ 2013年2月現在

出所:早川由紀夫の火山ブログ
http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-570.html


けれども、津波で大きな被害があったところを、
自転車でふらふらと走るというのは、気がひける。
いまだに仮設住宅に住んでおられる方も多いから。
はやく復興してほしいと思う。
そして、いつか、三陸海岸を自転車で走りたいね。

バインディングペダルを買った

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バインディングペダル(ビンディングペダル)を買った。


長年にわたり、ふつうのペダルとトゥークリップを愛用してきたけれど、
とうとう、バインディングペダルとシューズのセットを買うことにした。

その理由なのであるが、じつは7月に、ふくらはきの肉ばなれを
やってしまったのだ。テニスをしていて、つい、むきになってしまった。
いい年齢をして、やらかしちまったい

で、それはもう、すっかりなおったんだけど、それ以来、
ペダルを強く踏み込むのが、怖くて仕方がない。
「また、はなれてしまったら、どどど、どうしよう...。」
と思って、つい、かばってしまうのだ。

ということで、ペダリングの基本どおり、
なるべく、かかとをあげて足首を固定し、
前に蹴りだす動きと、引き足をつかって
こぐようにしているんだけど、そうなると、
やはりバインディングペダルがないとやりづらい。


かつて、私はLookのバインディングペダルとSIDIのシューズを使っていた。
けど、35年前に「ツーリングに行く。」という友人に貸したきり、戻ってこない。
その友人とは、まだ、年賀状のやり取りが続いているけど、
いまさら、「返してくれ。」というのも気がひける。
それに、来年の年賀状に「返してくれ」と書いても、
さ来年の年賀状に、「あー、あれなあ...。どっかいったわ」
という返事が来たら、2年という時間をムダにしてしまうし。

しょーがない。買うか。

ペダルは、amazonで調べて、シマノの一番安いやつを買った。
このブログでは、ステマとみなされたくないので、
なるべく、個別の製品名をあげて紹介するのは避けていた。
けど、読者様から、「製品名をきちんと書け。」という意見が
多く寄せられるので、はっきりと書くことにする。
買ったのは、シマノのPD-M530である。
ただし、購入はご自分の判断と自己責任でお願いします。
この記事を読んで商品を購入して、なんらかの障害が生じたとしても
takは責任を負いません。


で、シマノのPD-M530であるが、amazonで2042円であった。
安い。
クリートが付いて、この値段である。
クリートだけ買ったら1432円だから、
実質710円でペダルが手に入ったことになるね。

41Wi+UovoAL._SL500_AA300_.jpg
バインディングペダル  シマノPD-M530

シューズはWiggleで、同じくシマノの一番安いやつを買った。
シマノMT-23。4835円であった。
これも安いね。
ということで、ペダルとシューズで、合計6877円であった。

shimano-mt23-tour-shoes-12.jpg
シューズ  シマノMT-23


で、さっそく取り付けてみた。
なかなかいいね。
PD-M530は、バインディングペダルにしては踏面(とうめん)が大きくて、
やや重量がある。(約450グラム)
ということで、スポーツライディングにはむかない。
だから売れなくて、安売りしていたんだろうね。

けれども、私の場合、オートバイのライディングだけでなく、
自転車のライディングもどヘタだから、
ペダルの踏面は大きい方が都合がいい。
そのほうがペダルをひろいやすいし、また、クリートをはめやすいから。
それに私の場合、スタートでクリートをはめるのに、よく失敗するんだけど、
そういうときも、2~3回転ほど、土ふまずのところでこいで、
スピードをのせてから、あらためてはめることもできるし。
ということで、シマノPD-M530は、私のような
ヘタレチャリダーにぴったりである。


シューズのMT-23は、4835円という値段のわりにはしっかりしている。
さすがはシマノである。
コストパフォーマンスはきわめて高く、初心者からベテランまで、
満足することができると思う。
ソールがゴムでできていて歩きやすいから、輪行(自転車を分解して
鉄道や飛行機にのせて移動すること)のときに便利だし。

けれども、クリートを付けたままで歩けるのかな、と思っていたら、
実際には、カチカチと地面にあたってしまう
このままだと、電車や飛行機の床を痛めてしまって、
車掌さんやCAのおねえさんに怒られてしまうね。
ということで、移動のときはクリートキャップを付けるか、
ガムテープを厚く貼って、保護する必要がある。

それと、ソールがゴムでできていてやわらかいということは、
ペダリングのロスになる。ということで、長距離や長い登り坂をこぐと、
疲労につながるだろうね。
しったかの自転車屋などは、もっと高いシューズを買わせようとして、
ペダリングのロスのことを強調するかもしれない。
けれども、実際には、そのロスはわずかなものである。
それが問題になるのは、競技として自転車に乗っている人か、上級者だね。

現在の私は、平地での巡航速度は時速25kmから30kmくらい。
また、1日にこぐ距離は、せいぜい100~130㎞くらいである。
そんな私のようなヘタレチャリダーには、MT-23で十分である。
そのあたりは、使用目的と乗り手のレベルにあわせて、
用具を選ぶべきだね。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
バインディングペダルは、自転車をツーリングに使っておられる方
にとっては、必須のアイテムというわけではないが、
ペダリングの効率は向上するし、疲労の軽減にもつながる。
MT-23のように、ゴムのソールで歩きやすいシューズも出ているから、
使ってみるのもいいかもしれない。


ところで、バインディングペタルから足がはずれなくて、
そのままコケてしまうという、いわゆる立ちゴケは、
誰しもが1回はやるものである。
私もやったことがあるね。
登り坂で急に勾配がかわるところで、シフトダウンが間に合わず、
そのまま、パタンとコケてしまった。
ヘタレチャリダーもいいとこだね。(笑)

その後、私はオートバイに乗るようになったので、
バランス感覚がきたえられ、完全にとまっても、
2~3秒は立っていられるようになった。
だから、もう、立ちゴケはしない。
ということで、はじめてバインディングペダルを使う方は、
完全に自転車を停止させた状態で、そのまま立つ、
スタンディングスティルの練習をするといいと思う。
これができるようになれば、余裕ができるし、
また、低速でバランスをとる練習をすると、まっすぐに走れるようになるから。
そうすれば、ライディングそのものも、格段に安定すると思う。

中華ドライブレコーダーを取り付けてみた

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中国製2000円のドライブレコーダーを取り付けてみた。


クルマを運転しはじめてから、はや35年。
もう、25万キロ以上走っているけど、
幸運なことに、大きな事故は起こしたことがない。
けれども、明日、起こすかもしれないよね。
私の場合、運転がどヘタだから。

もちろん、事故を起こすことがないよう、
いつも、どヘタなりに慎重に運転しているつもりだけど、
こればっかりは相手があってのことだから。
先日も、携帯電話をかけながら運転していた人に
ぶつけられそうになったし...。
(-_-;


それに、ウチのクルマは主として子どもたちが運転するから、
なにかあった時に、子どもたちを守るための対策も必要である。
そこで、ドライブレコーダーを取り付けることにした。

選んだのはこれ。
中国製ファイアスター FS-DR189。
amazonで2000円だった。(送料込み)

fsdr.jpg
中国製ドライブレコーダー ファイアスター FS-DR189


え? なんで、そんな安いものばかり
買うのかって?


だから、このブログでは何度も言っているけど、
高いものを買って、いいのはあたりまえ。
そんな情報は役に立たないし、取りようによっては、
単なる自慢話にすぎない。
安いものを買って、それが使えるのか、使えないのか。
具体的に、どこが不満だったのか。
それを書いてこそ、インプレ記事になると思うのである。
だからこそ、みなさんの人柱になる覚悟で、安いものを買うのである。
単にビンボーなだけでは? という意見には、
決して、耳を貸さないのである。(笑)

で、商品が届いて、あけてみると...。
うっ、安っぽい。(笑)

なんというか、プラスチックに高品質感がないというか...。
クルマが好きな人だったら、愛車にこんなもん取り付けようなんて、
絶対、思わないだろうな。
取扱説明書は、なんとペラ1枚。
しかも、中国語、英語となぜかロシア語のみで、日本語はなし。(笑)
いくらなんでも、説明不足だと思うけどなあ。

気を取りなおして、取り付けることにする。
ウチのデミオには、ダッシュボードの上に蓋つきのトレーが
付いている。蓋の部分には、すでにカーナビが、
内部にはGPS付きレーダーが取り付けてあるんだけど、
そこに強引にわりこませることにする。

電源はカーナビおよびGPS付きレーダーの配線と共用しよう
と思っていたんだけど、本体への給電は、ミニUSB端子。
シガーソケットに入れるプラグの内部に、5Vへの降圧回路が
仕込まれているのだった。ということで、シガーソケットから
電源を取らざるを得ない。

おまけに、ネットで調べてみると、この降圧回路がひどい
ノイズ発生源になっていて、ETCとかカーナビの受信を妨げる、
みたいなことが書いてある。
私は思わず、ドライブレコーダーを窓から投げ捨てそうになったね。
が、すんでのところで思いとどまり、取り付け作業を続ける。
ノイズ対策については、あとで考えることにする。

取り付けは簡単で、フロントガラスに吸盤状になったマウント用
の器具をセットし、取り付け完了。
さっそく、使ってみることにする。
おっと、SDメモリーカードを入れないと。

FS-DR189はFAT32フォーマットに対応しているので、
SDメモリーカードは32Gバイトのものまで使える。けど、
Class10の製品は相性の問題で認識しないことがある
と、amazonの説明に書いてあった。
ということで、私は32GバイトでClass6のものを探した。
けど、そんなもん売ってなかったので、16GバイトでClass6のものにした。
それでも録画時間は約7時間(VGAサイズ 640x480 ピクセルの場合)だし、
古いファイルから順次消していく方式だから、十分使えるとは思うけど。

日本語の説明書はないけど、操作パネルでは日本語のメニューがあるので、
なんとなくわかる。わからない設定はネットで検索してみると、
いろんな方が人柱になって記事を書いてくださっているから、
それを参考にすればいい。
たすかるね。 m(_ _)m

とりあえず、全部、初期設定のままで使ってみることにする。
で、どうだったか。
まあ、いいんじゃないでしょうか。
実際に撮影した動画を以下に貼っておく。


中国製2000円ドラレコ ファイアスターFS-DR189で撮影した動画


あいにくの雨で、かなりきびしい条件だったけど、
標識の文字などは、はっきりと撮れているね。
なかなかの実力である。

心配されたノイズの件だけど、対策がされたのか、
ETCもカーナビもGPS付きレーダーも、邪魔することはなかった。
いちおう念のため、シガープラグに100円ショップで買ってきた
アルミテープを貼っておいたけど。

録画時間は、デフォルトでは2分と設定されている。
つまり、録画された動画は、2分ごとにSDメモリーカード
に書き込まれるわけである。
ここで問題なのは、書き込んでいるあいだは録画がされないこと。
そういう仕様になっているのだから、仕方がない。
画面サイズVGAで、転送速度がClass6のSDメモリーカードの場合、
その空白時間は1~2秒ほどである。

録画時間を伸ばせば伸ばすほど、また、画面サイズを
大きくすればするほど、書き込み時間は長くかかる。
ここはデフォルトどおり、録画時間を2分、画面サイズはVGAにして、
2分ごとにやってくる1~2秒の空白時間については、
あきらめるしかないね。

実際には、交通事故における取り調べにおいて、
ドライブレコーダーの動画を提出しても、
警察は、とりあってくれないらしい。
というのは、警察は主として加害者から事情を聞くのであり、
被害者の話なんか、あまり聞かないみたいだから。
(加害者がドライブレコーダーの動画なんか、提出するわけはないし。)

そういった意味では、ドライブレコーダーを取り付ける意味って、
どこまであるのかはわからない。
けど、まあ、保険会社が過失比率を決める際の資料としては、
説得力があるのではないかと思われる。
逆にいうと、ドライブレコーダーなんてその程度のもの、
と考えれば、これくらいの価格の製品で十分であろう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
中国製 ファイアスター FS-DR189は、
2000円という価格にもかかわらず、
ドライブレコーダーの機能としては、
必要にして十分であると思われる。


著作権の関係があるので、実現はできないけど、
上の動画のBGMは、今年3月に故人となった須藤薫さんの
「フロントガラス越しに」にしたかったな。
私と同じ世代ならば、脳内で再生できるはず。
須藤薫さんのご冥福をお祈りします。

kobo touchで地図を自炊してみた

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楽天のkobo touchを買ったった。


kobo5.jpg
kobo touchでGoogleマップの画像データを表示したところ  ※直射日光下である


kobo touchを買ってしまった。
ネットの海のなかで、新品が2000円台前半で売られている
のを見つけて、思わずポチッとしてしまったのだが。
で、なにに使うか。
ツーリング中、地図をみるのに使おうと思う。


kobo touchは、電子ブックリーダーである。
E-ink社の電子ペーパーを使っており、
アマゾンのKindle Paperwhite、ソニーのReaderなどと
基本的には同じような製品である。
最新型のkobo gloは7,980円。
ということで、旧製品となったkobo touchは、
現在、投げ売りされている。

で、なぜ地図なのか。
iPadなどのタブレット型コンピュータでは、
1回の充電で、だいたい5~6時間しか持たない。
けれども、電子ペーパーを使った電子ブックリーダーだと、
1回充電すると、だいたい1ヶ月くらい使える。
だから、ツーリング中、充電のことを気にしなくていい。

それに、スマートフォンやタブレット型コンピュータだと、
直射日光の下だと見づらいけど、
電子ペーパーのkobo touchだと、見やすいから。


使い方は、以下である。
Googleマップ、Mapionなどの地図サイトに行って、
地図を表示して、画面をコピー。
それを800×600ドットのサイズに切り取って、jpgで保存。
いわゆる自炊だね。

その際、ツーリングの道順ごとに、001、002というように
番号をふっておくといい。
で、MicroSDカードのimageフォルダにまとめてコピーする。
すると、画面にタッチするごとに、001から順番に地図が
表示されていく。

ツーリングで自炊地図を持つメリットとしては、
宿泊予定施設の情報など、書き込みができるし、
目的地までの距離、予定ルートなどの情報も、あらかじめ
入れておくことができること。
それと、当然のことながら、電波が届かないところでも使える。
スマホやタブレット型コンピュータで地図をみるのにくらべて、
その安心感は比較にならない。



ついでといってはなんだけど、
電子ブックも読めるようにしておこう。

kobo touchは、市販の電子ブックを購入し、
ダウンロードできるほか、青空文庫やProject Gutenbergなどで
公開されているepubフォーマットの電子ブックデータをみることができる。
E-ink社の電子ペーパーは、非常にキレイであり、目にもやさしい。
紙の本と、ほぼ同じ感覚である。
夜、テントの中で本を読むのにいいね。

kobo1.jpg
kobo touchで電子ブックの画面を表示したところ



kobo touchとkobo gloの差は、ディスプレイの解像度である。
kobo touchが800×600であるのに対して、
kobo gloは1024×768
ま、大した差ではない。
あと、kobo gloにはフロントライトが付いているけど、
「そんなもん、いらねえや。」と言うなら、
kobo touchで十分である。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
電子ブックリーダーkobo touchで地図を自炊し、
表示させるようにすると、オートバイや自転車を使った
ツーリングにおいて便利である。


おまけ
kobo touchには、ネットに接続する機能があり、
ブラウザも付いている。私はWi-Fiルーター付きPHS
を持っているから、ツーリング中、連絡が入ったとき、
Googleカレンダーで予定を確認して、簡単な返信をかえす
くらいなら、使えそうだね。

kobo3.jpg
Googleカレンダーを表示させたところ

kobo2.jpg
Gmailを表示させたところ


追伸
gmailについては、ちゃんと受信できるし、本文も表示される。
で、返信の画面も表示できるんだけど、
返信欄に日本語入力ができない。(笑)
英語での返信は問題ない。

うー、中途半端だなー。
なにか、方法があるのかもしれないから、
うまくいったら、また記事を書きます。

鹿児島~諫早(いさはや)自転車ツーリング

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鹿児島から長崎県の諫早まで、自転車で走った。


ibusuki.jpg
指宿(いぶすき) 砂むし会館前にて


●走行データ
  使用した自転車   ロードスポーツ
  チェーンリング    44T-32T (2段)
  カセットスプロケット 11-32T (8段)



8月からずっと取り組んできた仕事が一段落したので、
休みをとって出かけることにした。(少し強引ではあったが)
で、どこに行くか。
私は、2010年12月18日に、立川から鹿児島まで走っている。
で、そこから先は、走っていない。
当然である。鹿児島県の佐多岬を目指していたのだから。
今回は、そこから先を走ることにした。

2013年11月14日木曜日午後4時。
私は、JR鹿児島中央駅前で、自転車を組み立てていた。
ここまで輪行してきたのだが、フォークやディレーラーを
保護するための梱包材をはずすと、どうしてもゴミが出る。
すると、ボランティアでゴミを集めているおじさんに、
「自分で出したゴミは、自分で始末しろよ。」
と命令口調で言われた。が、無視した。
私はどうも、ああいう、世のため人のために働く人が苦手である。

午後5時すぎ、自転車が組みあがり、走り始めた。
もちろん、ゴミは全部持ち帰っており、なにも残してはいない。
とりあえず、その日は鹿児島市内に泊まり、
本格的な走行は、翌日からにする。


isahaya.gif
今回走ったコース

(1日め)  鹿児島市~枕崎市   約109km
(2日め) 枕崎市~日置(ひおき)市  約94km
(3日め) 日置市~阿久根(あくね)市 約60km
(4日め) 阿久根市~天草町 約75km
(5日め) 天草町~諫早市 約78km
  合計 約416km



今回のコースのハイライトであるが、まずは指宿から開聞岳(かいもんだけ)
にかけての区間は、非常に景色のいいコースである。
開聞岳の山容の美しさは、旅人の誰もが認めるところであろう。
枕崎から野間池(のまいけ)にかけては、リアス式海岸でアップダウンが連続し、
自転車乗りにとっては、非常にきびしいコースである。
正直いって、私はもう、2度と走りたくはない。
が、小さな峠から見下ろす海の美しさは、筆舌につくしがたい。
天草は瀬戸内海のような雰囲気があり、おだやかな海と小さな集落が
連続する、暮らしやすそうな島であった。

kaimon.jpg
開聞岳と太平洋


今回の行程の最大の難所であるが、意外なことに、
長崎県雲仙市小浜温泉からの国道57号線であった。
この区間、片側1車線ずつ、2車線の区間であるが、
レーンは約3メートルと狭く、歩道はほとんど設置されていない。
しかも、センターラインのところにポールが立っている。

そのような状況を見たとき、私は、
「自転車で走るのは無理だ。」
と判断し、降りて押して歩いていた。
交通量は多く、乗用車がすれすれのところを抜いていく。

と、後ろからプシュー、とエアブレーキの音がした。
振り返ると、「長崎行」と書いたボンネット型のバスが停まっている。
私のせいで、通れないのであった
あわてて自転車を引き寄せ、ガードレールにはりついた。
が、それでもバスは通れない。
幸い、10メートルくらい先にガードレールの切れめがあったので、
そこまで走って、ようやくバスを通すことができた。
そのバスの後ろには、何台ものクルマが続いており、
みんな冷たい目で私を見て、通りすぎていく。
どうやら、私のせいで、渋滞をおこしてしまったようだ。
まさか、2ケタ番号の幹線国道が、このような状況であるとは、
夢にも思わなかったな。

帰ってから地図を確認してみると、この区間、海岸沿いに県道201号線
が並行している。けれども、ここも幅員が狭いうえ、クルマ1台通るのがやっと
のトンネルが2本連続している。見るからに危険である。
ということで、島原半島の西側は、自転車では走らない方がいいだろう。
日本一周をしているなど、特別な理由でもない限り、あえて走る理由はないし、
たいして景色のいい区間でもないから。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
南九州から天草、長崎にかけては、アップダウンが多く、
自転車では走りづらい区間も多いが、
11月中旬でもあたたかいし、景色はいい。海は澄みきっている。
おすすめである。


諫早についたとき、「せっかく、長崎県にきたのだから、
美味しいちゃんぽんをたべたいな。」と思った。
私にしては、めずらしい感情である。
自転車旅行中の私は、魚介類などのなまものは一切、口にしない。
飲食店にも入らない。走行中、食中毒で動けなくなってしまうと、
非常にまずいからである。食べるのは、コンビニなどで調達する
カロリーメイト、パンなどの乾いたものと、飲み物だけ。
そんな食生活が5日も続くと、さすがにイヤになってくるし、
無事に諫早に着いたのだから、もういいだろう、と思ったのだ。
が、諫早駅に着くと、こんどは店を探すのが面倒で、
結局、駅構内のミスタードーナツで「海鮮野菜そば」(399円)を食べた。


あくねツーリングSTAYtionに泊まった

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肥薩おれんじ鉄道の阿久根(あくね)駅前にある
「あくねツーリングSTAYtion」に泊まった。


akune.jpg
あくねツーリングSTAYtion
 Webページ http://akunets.web.fc2.com/


2013年11月17日午後3時ごろ、私は肥薩おれんじ鉄道の
阿久根駅前にいた。今日は、ここにある
「あくねツーリングSTAYtion」に泊まろうと思う。
あくねツーリングSTAYtionは、ブルートレインの廃止により
廃車となった寝台車を、ライダーハウスとして再利用したものである。
2009年より、地元のNPO法人によって運営されている。


寝台車のところに自転車を置き、私は駅前の事務室とおぼしき
建物に入っていって、「ごめんください。」と声をかけた。
...返事がない。
ていうか、誰も出てこない。今度はやや大きい声で、
「ごめんください!」
と叫んだ。が、やはり返事がない。

すると、カワサキの大型バイクに乗った女性があらわれ、
「あの...ここに泊まられるのですか?」
と私に聞く。「はい。」と答えると、
「階段を上がって、ドアを開けたところにある事務室が
受付になっているんですよ。」
と教えてくれた。

そうなのか。

女性ライダーにお礼を言って、階段をのぼり、
ドアをあけると、「北さつま情報ステーション」と書いた
べつの建物があった。なるほど、これじゃあ、聞こえるわけがない。
その建物に入っていって、中にいた人に泊まりたい旨を伝える。
住所、名前、職業などのフォームに記入し、
1泊ぶんの料金1500円を支払い、ようやく取引が成立した。

やれやれ。
正直いって、わかりづらい。
せめて、受付の位置を車両の入口にでも書いておいてもらえると、
助かるのだが。


寝台車の部屋に案内され、いろいろと説明をうける。
車両は24系客車である。
といっても、鉄でない一般の方にとっては、なんのことか、
わからないだろうけど、大阪~鹿児島間を走っていたブルートレイン
「なは」に使われていた車両である。
現在、ライダーハウスとして使われているのは、
B寝台2人用個室「デュエット」であり、車内は現役時代そのまま。

私自身は、鉄道ファンではあるものの、寝台車などという
贅沢なものには、あまり乗ったことがない。
さらにいうと、基本的には、いつもひとりで旅をしているから、
2人用個室のデュエットには、まったく縁がなかったな。

デュエットは居住性がよく、室内で立ち上がって着替えることが
できるし、70センチの幅のベッドは、十分な広さである。
個室だからプライバシーも守られており、
ライダーハウスとしては、非常に快適である。

「それじゃ、ごゆっくり。」と言われ、ひとりになると、
私は汗だらけの衣服を着替え、お風呂に行くことにした。
あくねツーリングSTAYtionには、お風呂はない。
けれど、阿久根の町には温泉がわいている。
さきほどの北さつま情報ステーションの人にたずねると、
1kmくらいのところにある、「ぼんたん湯」を教えてくれた。
ぶらぶらと歩いていく。

街の商店街の多くはシャッターが閉まっているが、
名画のパロティである絵が描いてあり、楽しい。
とりわけ、裸のマハと着衣のマハには、笑ってしまった。
帰ってから調べてみると、いろいろと問題があるみたいだけど。

ぼんたん湯に着き、入浴料350円を支払う。
安い。
しかも、源泉かけながしの天然温泉である。
入っているのは、ほとんどが地元の人で、
しかも、いっぱいだった。
そりゃそうだろう。
350円で、こんなにいい温泉に入れるのだから、
家の風呂なんか、誰も入らないのではないか。
私はたっぷり1時間くらい、汗を流した。

ぼんたん湯から上がって、また、ぶらぶらと歩いて帰る。
焼鳥と赤ちょうちんが目にまぶしい。
けど、自転車旅行中なので、がまんして寝台車に戻り、
お茶を飲んで寝た。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
あくねツーリングSTAYtionは、1泊1500円と安価であるが、
個室だからプライバシーは確保されているし、居住性もいい。
静かで清潔だし、ライダーおよびチャリダーにはおすすめである。


その夜、私はどうもよく眠れなかった。
鉄道ファンにとって、寝台車は走っているときは快適なのだが、
止まっていると、どうにもさびしくなる。
もう、ブルートレインは残り少なくなってしまった。
わずかに生き残ったひとつである「あけぼの」も、
来年3月のダイヤ改正で、姿を消す。
私は、すべてのブルートレインがなくなるまえに、
もういちどだけ、乗ってみたいな、と思った。

ジェットスターで輪行してみた

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ジェットスターで、成田~鹿児島まで輪行した。


jetstar.jpg
ジェットスターのカウンター(成田空港)にて


2013年11月14日午後1時、私は成田空港で
飛行機を待っていた。今日はこれから、
鹿児島まで飛ぶつもりである。

LCC(格安航空会社)のジェットスターは、2013年5月13日から、
成田~鹿児島便を飛ばしている。
運賃は乗る日にもよるが、だいたい5,000円前後。
やすい。

さらに、ジェットスターは、ときどき特別セールをする。
今回、私は成田~鹿児島の航空券を、片道1,900円
(往復3,800円)で手に入れることができた。
やすい。

また、今回は自転車を輪行するため、15kgまでの
受託手荷物を予約した。料金は片道1,000円(往復2,000円)。
つまり、合計5,800円で、自転車を輪行して成田~鹿児島を
往復できたのである。
大事なことなので、3回言いますね。
やすい。

w(o)w



それにしても、便利になったもんだよね。
昔は飛行機を使って輪行するなんて、大変だった。
また、そんなことをする人も少なくて、なんだか奇異の目で
見られたけどな。


で、受託手荷物なんだけど、ジェットスターの場合、
自転車は「大型の手荷物」と定義され、
ここに 運ぶための条件が書いてある。
念のため、記しておくと、以下のとおり。

「自転車用ケースに適切に収納されている自転車のみ
お預かりします。ジェットスターは空港で自転車用
ケースを提供しておりませんので、お客様ご自身で
ご搭乗前に自転車用のケースをご用意ください。
自転車は以下の状態で梱包されている必要があります。

 タイヤの空気を抜いた状態
 ペダルを取り外した状態
 ハンドルがフレームに並行して固定されている状態
 自転車の全長が180cmを超える場合には、前輪を取り外して
 ケース内の後輪の横に固定した状態


自転車用ケースが超過手荷物となる場合には、
超過手荷物料金が課されます。



で、この「自転車用ケース」であるが、とくにハードケース
でなくてもいいようだ。今回、私は輪行袋に入れて
持ち込んだけど、とくになにも言われなかった。
けれども、「損傷が発生しても免責となる」という
書類(タグのようなもの)へのサインを求められたけど。

ちなみに、ジェットスターの場合、その書類は英語であった。
なにが書いてあるのか興味があったので、いちおう目を通す。
書いてあること自体は、「破損については免責とし、自己責任
で輸送することに同意する。」くらいの表現だったと思う。
けど、その後ろに、いくつかの質問項目があって、
客自身が読んで、チェックを入れるようになっていた。
ちょっと、めんどうくさい。
「やれやれ。」と思いつつ、読み始める。

すると、地上勤務職員のおねえさんが、
「ああ、そこはいいですから。」
と言って、私の手から書類をとって、2番目と5番目くらいに
自分でチェックを入れた。で、それでOKとなった。

ちょっと、フクザツな気分である。

「どうせ、あんたに英語なんか読めないでしょうから、
私がやってあげますよ。」というようにもとれるし、
「あんたなんかに全部目を通されると、時間がかかって、
後ろのお客様に迷惑がかかるんだよ。」ともとれる。
いずれにしても、軽い侮辱を含んだ対応である。

私自身は、いちおう大学を出ているし、英検2級である。
英語の書類に目を通して、チェックするくらい、
わけなくできるんだけどね。
けど、にこっと笑って、
「そうですか。どうもありがとうございます。」
と言っておいた。


ブログを書くことを続けてきて、よかったなー、と思うことに、
人間がまるくなったことがあげられる。
私のブログの意見欄には、本当にいろんなことを書いてくる
人がいるし、また、オフで会った人にも、
頭が固いとか、上から目線とか、表裏を感じさせるとか、
人あたりはいいが信用できないとか、
その人のブログに、いろいろと書かれてしまった。

まあ、そう思われたのなら仕方がないし、
私自身の不徳のいたすところである。
たしかに、当たっているところもあるし。(笑)

それにしても、意見欄とはいえ、世の中には、
人を誹謗・中傷するようなことを書いてくるような人がいるんだ、
ということは、私にとっては意外であったし、
また、不特定多数の人が目にするブログという
公開の場において侮辱されたことについては、
くやしいというよりも、心底、驚いたものである。

ま、そのこと自体は、もう、どうでもいい。
はっきり言って、もう、忘れた。
けど、この世の中、そういうものなのだ、ということが、
この年齢になり、はじめてわかったことは、
私にとっては、かるい衝撃であった。

このあたりは、男性の欠点かもしれないね。

女性だと、お母さん同士のつき合いがあるから、
「世の中にはいろんな人がいるんだ。」ということが
自然にわかる。
けれど、男性で職場、友人、子どもたちが全員、
偏差値60以上の大学卒、みたいな生活をしていると、
どうしても、世界がせまくなるもんな。
私自身の世界がせまかったことにより、
私と接した人をいらいらさせたことについては、
いまとなっては、反省している。

それはともかく、ブログを書き始める前の私だったら、
地上勤務職員のおねえさんに対して、ひとこと言ったかもしれない。
けど、いまの私は、少しくらい侮辱を含んだ対応をされても、
平然としていられる。
うん、よかった、よかった。じぇじぇじぇ。


ちょっと話がとんだけど、受託手荷物として自転車を
預ける場合、まずいのは輪行袋が破れているとか、
袋の口がしっかりしまっていない、などである。
あるいは、自転車の一部が飛び出ているといった状態。
こういった状態は、「適切に収納されている」とは
みなされないようだ。ガムテープなどを使って、
完全に梱包するようにしておくべきであろう。

計量が終わって、自分の手で荷物コンベアに乗せ、
搭乗手続きは終わりである。そのまま、飛行機に乗り、
鹿児島空港に着くと、バゲッジクレイムの前で待つ。
私の自転車は、コンベアには乗せず、
ヘルメットをかぶったおじさんが大事そうに抱えて
持ってきてくれた。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ジェットスターで自転車を輪行することは、可能である。
それだけ。


飛行機で輪行して旅をしている者にとっては、
鹿児島空港に着いてから、少しだけ、むずかしい問題がある。
というのは、鹿児島市内行きのバスには、700Cサイズの自転車
をのせることができないのである。
私は以前、バス会社に直接問い合わせて、そのことを知っている。
が、今回は知らんぷりをして、バスの切符を買って、
自転車をトランクに入れた。

もちろん、運転手さんには、自転車であるとは言っていない。
単なる大きな荷物である、という顔をしている。
運転手さんは、わかっているようだけど、とくに尋ねず、
私はそのままバスに乗ることができた。
ということで、鹿児島市内まで、バスで移動できた。
料金は、1,200円であった。

タクシーだと、最寄りのJR加治木駅まで、3,000円くらい。
鹿児島中央駅までだと、1万円を超える。
成田から鹿児島まで1,900円で来ておいて、
タクシー代にそんだけかけるのは、いかにもバカバカしいもんな。

ま、ルール違反だったかもしれないけど、
不正乗車というほどでもないだろう。
トランクには、十分な余裕があったし。
もし、「ダメだ。」と言われたら、そのときはそのとき。
あきらめて自転車を組み立てて、鹿児島市内まで約33km、
走るしかないね。wwww

野間池までの道は遠かった

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薩摩半島の西端、野間池(のまいけ)まで自転車で走った。


noma.gif
枕崎~野間池のコース


2013年11月16日午前8時、私は枕崎市内を自転車で
走っていた。これから、薩摩半島の西端の野間池まで
行こうと思う。枕崎から野間池までは、リアス式海岸
の地形である。たくさんの小さな峠を越えるので、
自転車だときついだろうな。


nomaike.gif
枕崎~野間池のプロフィールマップ


枕崎市街を出ると、すぐに登りが始まった。
最初の峠、耳取峠(みみとりとうげ)である。
が、これはあっさりと越えた。
まだまだ、元気だからね。(笑)
峠には、あずまやとベンチのある展望台がある。
天気がよかったので、開聞岳(かいもんだけ)が
きれいに見えた。

耳取峠を越えると、一方的な下りで、すぐに坊津(ぼうのつ)
まで降りる。坊津は中世からの海上交通の要衝であり、
清や琉球との中継貿易で栄えたところである。
現在は周辺の市町村と合併して、南さつま市になっている。

坊津をすぎると、「この先行き止まり」という標識があった。
国道226号線は一本道だとばかり思っていたので、
ちょっと面食らう。
慎重に地図を確認して、右に曲がる。
その先の峠は、標高が約90メートル。
だんだん疲れてきて、越えるのがきつくなってきた。

久志(くし)という、ちょっと大きな集落に出る。
自動販売機で水を買っていると、おじさんが私を見て、
「おっ、おもしろそうなやつが、きよったばい。」
という感じで、話しかけてきた。
鹿児島県人は、基本的にあかるくてオープンな人が多い。
私の自転車の旅について、いろいろと尋ねられた。

久志から先の今藤峠(いまふじとうげ)は急勾配であり、
マジできつかった。勾配は、たぶん10%を超えていると思う。
鹿児島県の道は、概して急勾配が多いのだが、
この区間は極端である。
私は、前のチェーンリング32T、うしろのスプロケット32Tに
落とすまで、追い込まれた。

登り坂におけるペダリングのコツは、ペダルを踏まない
ほうの足を、かるく引き上げるようにして、
体重を抜いてやることである。これは、“引き足”といった
積極的なものではなく、踏む足の力をじゃましないように
するための動作である。自転車ツーリングの経験があさい人は、
往々にして、ペダルを踏まない方の足に体重がかかっていて、
ペダルを踏むのを邪魔しているのである。

もちろん、もっと積極的に、ふともものうしろの筋肉を使って、
ペダルを引き上げるときもトルクをかけるようにすると、
速く走ることができる。プロの選手は、そうやってペダリング
の効率を上げているわけだけど、ふだん、トレーニングを
していない人がそれをやると、あっというまにけいれんをおこす。

やっとの思いで、今藤峠を越えると、秋目(あきめ)という集落に出る。
鑑真(がんじん)が上陸したところである。
753年12月20日のことであった。
密航者のハシリと誤解されそうであるが、
むかしは、中国への留学に生命をかけた日本人、
あるいは、日本との交流に生命をかけた中国人が
たくさんいたのである。現在の日本文化は、
彼らの多くの犠牲の上に成立しているのである。
そのあたりは、「天平の甍(いらか)」という井上靖の小説に詳しい。
がんじん荘という民宿の前で、男の子が紙ヒコーキを飛ばしていた。
それを見ながら、自動販売機で500CCのスポーツドリンクを買い、
1本、のみ干してしまった。

10分ほど休んで、また、登り始める。
はあはあ。息が上がって、苦しい。
なんで、こんなに苦しいのかな、と思った。
「生きているからですよー。」
と、不意に友人の声が聞こえたような気がした。
私は、はっとした。

今年の1月に、友人が亡くなった。
享年54才。私より2才、年下である。
闘病生活は、約2年にわたった。
彼は、私がなにか疑問に思ったことを言うと、
明快でありながら、どこか、突き放したような答え方をした。
いまの私の疑問に対しても、彼ならきっと、そういう答え方
をしただろうな、と思った。
「takさんは、いま、生きているということに対して、
感謝すべきですよ。」
という意味もこめて...。

思えば、私と彼は、戦友のような関係であった。
人生という試練に対して、ずっといっしょに戦ってきた仲間であった。
だから、お互いに決して裏切ることはなかった。
彼の人生は、まだまだ、これからであった。
さぞや、無念だったろう。
人生は往々にして、道半ばで終わる。
そういう現実をまのあたりにして、私はしばらく、
かなり落ち込み、かるい鬱状態になってしまった。
最近になり、ようやく自分のなかで整理ができたのであった。

生きるということは、長い坂道を登り続けるようなものである。
急ぐことはない。
けれど、どんなに苦しくても、走り続けるしかない。
倒れてしまっても、すぐに立ち上がって、走り続けるしかない。
死ぬ、その時まで。

友人のことを思い出しながら、ペダルを踏んでいると、
ようやく、峠にさしかかった。
展望台のようなものがある。
自転車をとめて、そこからの景色を眺めてみる。
眼下に太平洋がひろがっていた。
いい天気で、海は青く澄み切っていた。
「死んだら、こんな美しい景色を見ることはできないんだな。」
と思った。彼にも、この景色を見せたかったな、と思って、
少しだけ、涙が出た。

akime.jpg
峠から見た景色


私は、現在57才。
あと、何年かすれば、私も死ぬ。
それまでのあいだ、できるだけ長く、走り続けて、
きれいな景色を見たい。そう思った。

ちょっと、話がとんだけど、
いま越えた名もない峠が、枕崎~野間池間の最高地点である。
標高は、約160メートルと大したことはない。
けれども、なんどもアップダウンが繰り返されるので、
箱根を越えるよりも疲れるから。
峠の近くに「杜氏(とうじ)の里」という施設があったけど、
登り坂の途中なので、ペダルを踏むのに忙しく、私は素通りした。
けれど、焼酎が好きな方にとっては、
おもしろいところかもしれない。

野間池には、午後1時ごろ着いた。
鰤(ぶり)の飼付け漁で有名なところである。
いまの時期の鰤は、脂がのって美味しそうである。
けれども、自転車旅行中なので、なまものを食べるわけ
にはいかない。途中で走れなくなってしまうと、危険だからだ。
JA南さつまというところで、菓子パンを買って食べた。

nomaike.jpg
野間池にて



ということで、今回の記事のまとめであるが、
枕崎~野間池の国道226号線は、アップダウンが連続し、
自転車乗りにとっては、非常に厳しいコースであるが、
景色は非常によい。
急ぐならば、国道270号線で加世田(かせだ=南さつま市の中心地)
に出る方が早くてラクだけど、時間があって、もの好きな方ならば、
国道226号線がおすすめである。


野間池で30分ほど休憩して、出発した。その日は日置市(ひおきし)
まで走った。

篤姫の像は宮崎あおいに似ていた

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薩摩今和泉(さつまいまいずみ)というところに、
篤姫(あつひめ)の幼少の頃の像があるのだが。


atsuhime.jpg
篤姫の銅像

指宿市観光協会「篤姫のページ」
http://www.ibusuki.or.jp/atsuhime/top/

2013年11月15日金曜日、午前9時ごろ、私は鹿児島県指宿市(いぶすきし)
の国道226号線を自転車で走っていた。

「篤姫」というTVドラマがあった。2008年のNHK大河ドラマである。
篤姫(=天璋院、てんしょういん)の役は、宮﨑あおいが演じていた。
ふだん、ほとんどテレビを見ない私が、なんでそんなことを
知っているのかというと、私の家内が「篤姫」を見ていたからである。
まだ、地上波デジタル放送になる前で、わが家にテレビがあった頃である。

ということで、私も夕食後、お茶を飲みながら、短い時間、
「篤姫」を見ることがあった。私にとっては、ドラマの本編には
あまり興味がなかったけど、本編のあとの「篤姫紀行」という、
1分くらいの短い映像情報がおもしろかった。
現在の篤姫ゆかりの地を訪ねるというものである。

篤姫紀行
http://www.nhk.or.jp/kagoshima/atsuhime/kikou.html


じつは、私は「篤姫紀行」により、天璋院が今和泉領主の娘である
ということを、はじめて知った。天璋院の幼少名は「於一(おかつ)」といい、
18才のとき、徳川家に嫁がせるため、島津斉彬の養女としたのであった。
徳川家に人質として差し出すのに、本当の娘を行かせるわけがない。
私はうっかりしていた。それはともかく、「篤姫紀行」により、私のなかに、
今和泉の地名がインプットされた。


あれから5年、そのことは、もう、すっかり忘れていたのだが、
国道226号線を走っていて、JR薩摩今和泉駅の前を通り、
思い出したのであった。
駅に行くと、「天璋院篤姫ゆかりの地」と、でかでかと書いてある。
駅のなかに入っていくと、天璋院ゆかりの地を散策するための地図があった。
私は、その日のうちに枕崎まで行きたかったので、全部をまわるわけには
いかなかったのだが、天璋院の生家跡である今和泉小学校にだけ、
行ってみることにした。

imaizumi.jpg
JR指宿枕崎線 薩摩今和泉駅


500メートルほど、国道226号線を鹿児島方面にもどる。
指宿商業高校の隣に、指宿市立今和泉小学校があった。
なんのへんてつもない、普通の小学校である。
正門の周辺には、観光客のための案内、施設はなにもない。
平日の朝、授業をしているなか、小学校の前をふらふらする
わけにはいかない。児童性愛者と間違われて、
警察に通報される可能性がある。私は早々に立ち去り、
裏にまわってみることにした。
小学校の裏の海岸沿いは松林があり、遊歩道のようになっていた。
裏門の脇には、「天璋院篤姫(幼名一子、かつこ)が暮らした
今和泉島津家館跡」という案内が立っていた。

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今和泉小学校の裏門前にて


さらに進むと、なんと、銅像があった。
「幼少の篤姫・於一像」と書いてあった。
ここに来るまで、まったく知らなかったのだが、
2012年9月にできたのだそうだ。「篤姫」の放映が終わって
4年も経過していながら、こういったかたちで銅像ができるあたり、
NHK大河ドラマの影響の大きさを感じさせる。

それはそうと、銅像はたいへん可愛らしいけれど、
なんとなく、顔が宮崎あおいに似ている。
天璋院は、当時の女性としては斬新で新しもの好きであり、
写真も残っているのだけど、少女時代の写真など、あるはずがない。
だから、これは作者のイメージを表現したものであると思われるのだが、
なにも、ここまで大河ドラマに影響されなくてもいいのではないか。

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銅像の顔


まあ、これは歴史の記録ではなく、大河ドラマの記録なのである、
と考えれば、これはこれであり、なのかもしれない。
像は錦江湾に面したところにあり、とても景色がいいところであった。
ともあれ、私は薩摩今和泉で寄り道して、天璋院)の生家跡と
幼少時の銅像を確認し、その後、枕崎にむけて、ふたたび、
自転車をこぎ出したのであった。




ということで、今回の記事のまとめであるが、
鹿児島県指宿市の今和泉小学校の裏、海岸沿いには、
宮崎あおいに似た、篤姫(天璋院)の幼少の頃の像がある。
ご興味がある方は、行ってみるのもよろしいかと思われる。

3回海をわたる国道389号線

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蔵之元(くらのもと)~牛深(うしぶか)、および
鬼池(おにいけ)~口之津(くちのつ)のフェリーに乗って、
国道389号線を走った。


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国道389号線

海をわたる国道というものがある。
路線としては1本なんだけど、途中に海があり、
航路などによりつながっているというものである。
いくつか存在するのだが、代表的なのは国道30号線であろう。
岡山から高松まで続いている国道で、宇野~高松間は
宇高連絡船(うこうれんらくせん)がつないでいる。
あるいは、九州と四国をつなぐ国道197号線。
佐賀関~三崎間を、国道九四フェリー(こくどうきゅうしフェリー)
がつないでいる。

海をわたる国道の多くは、1回だけわたるのだが、
なかには、3回もわたるというものがある。
大牟田~阿久根をむすぶ国道389号線がそれで、

 1.長洲(ながす)港~多比良(たいら)港(有明フェリー)
 2.口之津港~鬼池港(島鉄フェリー)
 3.牛深港~蔵之元港(三和フェリー)


の3つの航路を経由している。



2013年11月18日午前8時ごろ、私は阿久根を出発し、
国道3号線を走っていた。あいにくの雨である。
ホンダCarsをすぎたところにあるファミリーマートの店先で、
カレーパンと野菜ジュースの朝食をとった。
すると、Googleカーが通りすぎていったので、
ピースサインを出しておいた。
今後、Googleマップのストリートビューをご覧になって、
国道3号線のファミリーマート阿久根赤瀬川店の前に
グレーのレインウェアを着て、ピースサインを出している
中年の自転車乗りがいたら、それは私です。

約6kmほど走って、肥薩おれんじ鉄道の折口駅の近くを左折。
国道389号線に入った。
約8kmほど走ると、黒之瀬戸橋という、約500メートルの
トラス橋を渡る。海面までの高さは、約30メートル。
橋の上から海面を見下ろすと、流れが速く、
ところどころ、渦を巻いていた。

kuro.jpg
黒之瀬戸大橋にて


黒之瀬戸大橋を渡り、約17kmほど、アップダウンの続く
区間を走ると、蔵之元港に着く。フェリー乗り場には、
ちゃんと「国道フェリー」と書いてあった。
10時すぎに着いたのだが、あいにく、いま船が出たばかりで、
つぎの出航は11時20分発である。待合室で待つことになった。

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蔵之元港にて

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乗船券 大人480円+自転車250円=730円

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第二天長丸(577トン)


11時10分ごろ、フェリーが入ってきた。
トラックがたくさん降りてくる。
そのなかには、豚を満載したトラックがいた。
天草は畜産業がさかんである。
さて、いよいよ乗船、と思ったが、乗組員が車両甲板を
水で洗いはじめた。乗船整理をしている係員に、
「どうしたんですか?」
とたずねたら、
「豚を積んだトラックがいたでしょ。それが汚物を
撒き散らして行ったので、甲板を洗っているんです。
すみませんが、しばらくお待ちください。」
ということだった。お互い、顔を見合わせて苦笑した。

11時50分頃、牛深に着く。
こういってはなんだけど、ちいさな島に似合わず、
意外なくらい、大きな町だった。
牛深高校の前を右折、さらに左折して、
14kmほど走り、「天草町」という案内標識を左折。
サンセットラインと名付けられた区間を走る。
途中、崎津、大江というところにカトリック教会がある。
が、素通りする。
それぞれ、立派な天主堂があることは知っているのだが、
レインウェアを着ているので、見学するのに脱ぐのが面倒くさい。
天草バイパスをひたすら走り、下田温泉というところで泊まった。


翌日も雨であった。朝7時30分に下田温泉を出発。
約30km走り、鬼池港に着く。
9時45分に着いたのだが、またもや、船が出たばかりであった。
10時45分まで、待合室で待つ。

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鬼池港にて

ところで、どうも体調がわるい。
疲れがたまっているのか、なんだか、やたらと眠い。
2日間にわたり、気温10℃以下の雨中走行を強いられ、
体力を奪われたのがきいているのだ。
あきらかに、トレーニング不足である。
これから、標高900メートルの雲仙ごえがあるのだが、
どうも無理っぽい。今回の私の旅のメインの目的は、
国道389号線を自転車で完走することだったのだけど、
途中リタイアすることにした。残念だけど、途中でやめる
勇気も必要である。

ということで、口之津から諫早にむかった。
諫早からは長崎空港が近いから、続きをするのは容易だろう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
3回海をわたる国道389号線というものがあり、
フェリーを乗り継ぐことにより、自転車でも走ることができる。
全線を走ってみたいと思われる方は、まあ、いないだろうけど、
天草の景色はきれいである。たずねてみるのもいいかもしれない。


天草を走っていると、イルカウォッチングという
観光船をひんぱんに見た。どうやら、このあたり、
イルカが非常に多いようだ。
フェリーに乗れば、イルカに会えるかもしれないな。

本年もどうもありがとうございました。

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いつも、当ブログをお読みいただき、どうもありがとうございます。


すこし、長めの挨拶になって恐縮なのだが、
今年はガソリンが高くて、まいったよね。
CB750はお財布にやさしい、レギュラーガソリン仕様。
それでも、レギュラーガソリン1リットルが160円に
なってしまったので、8月にバッテリーをおろして休眠させた。
その後、ガソリンの値段は150円まで下がったけど、
高止まりしたままで、結局、年内はまったくオートバイ
に乗らなかったな。

もともと、私はオートバイなんか好きでもなんでもなく、
旅の道具として使っているだけだから、
そのあたりは転換がはやい。
8月以降は、自転車とか鉄道、あるいはLCC(格安航空会社)の
航空機を利用した旅が多かったね。

で、ガソリンの値段であるが、原油価格が1バレルあたり
95ドル~100ドル前後で推移していることから、
今後も、急に安くなるとは思えない。
ちなみに、私がサラリーマンになったばかりの頃は、
1バレル20ドルくらいだった。
まさに、隔世の感がある。

もう、内燃機関の乗り物に乗る時代ではない
のかもしれないね。



現在、私は電動バイクへの乗り換えを真剣に考えている。
ねらいとしては、原付2種の電動スクーターなんだけど、
航続距離が約60kmと短いのと、まだまだ希少で高価である。
旅の道具として使うためには、航続距離は、少なくとも200kmはほしい。
それと、全国のコンビニに充電設備がほしいね。
そういった条件が整ったうえで、はやく、国産メーカーが
原2の電動スクーターを出してくれないかな、と思っているのだけど...。
あと、2~3年はかかりそうだね。




みなさまからの励ましのメッセージのおかげで、
今年も1年間、記事を書き続けることができました。
感謝申し上げています。
みなさまにとって、来年がいい年でありますように。
そして、どうか、みなさまが健康でありますように。

フォーサーズ、オワタ \(^o^)/

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オリンパスのフォーサーズが、いつのまにか、
オワっているのだが。


ちょっと遅くなったけど、新年、あけまして
おめでとうございます。今年もオートバイや
自転車を使った旅が好きな人にとって、
読むと、ホンの少しだけタメになるBlogを
めざして、記事を書いていきたいと思います。
どうかよろしくお願い申し上げます。
m(_ _)m


で、新年最初の記事であるが、
ちょっと、愚痴っぽくなってしまう。
ていうか、愚痴なんだけどね。wwwww


私は、2008年にオリンパスのE-510という
デジタル一眼レフを買った。
フィルム一眼レフはニコンを使っていたから、
デジタル時代をむかえて、オリンパスに乗り換えたわけである。

その理由なんだけど。
デジタルカメラは、撮像素子と画像処理ICの性能が、
写真の出来上がりに、大きく影響するよね。
フィルムカメラであれば、風景撮影にはベルビア、
人物撮影にはコダクロームなどというように、
目的におうじて、フィルムを使い分けるのが一般的である。

でも、デジタルカメラの場合は、撮像素子と画像処理IC
の性能により、写真の出来、とりわけ発色がずいぶんと違う。
ニコンの色、キヤノンの色などというように。

いってみれば、デジタルカメラを買うということは、
フィルムを買うようなもの。
異論がある方もいらっしゃるかもしれないけれど、
私は、そう思っている。

で、私の撮影目的からすると、ニコンの色は地味すぎるし、
キヤノンはハデすぎる。それに対して、オリンパスのE-510は、
いかにもオリンパスらしい、自然で、はなやかな発色である。
空の青もヌケがいいし、森の緑も鮮やか。
花の色もきれいに映るね。

ということで、オリンパスのデジタルカメラは、
日本の風景を撮るのにむいていると思う。
E-510は、とてもコンパクトなボディだから、
オートバイや自転車の旅に持っていくのに便利だし。
そのようなことから、私はオリンパスのE-510を、
ヒジョーに気に入って、使っていた。

E-510の欠点としては、ファインダーがちっこくて、
ピントの山がつかみづらいことだけど、
オートフォーカスは、なかなかスルドくピントを合わせてくれるし、
精密なピント合わせが必要な場合は、
ライブビュー機能をつかって、液晶ディスプレイ上で
7倍の像を見ながら、マニュアルで合わせればいい。

ま、いまさら、こんな古いカメラのインプレを書いても
しょうがないんだけど、なかなかのスグレモノなのであった。
(あんまり売れなかったみたいだけどね...。)


で、私は3本のD-ZUIKOレンズを買って、
E-510を、ガンガン使いたおしていたわけだけど、
最近、ちょいとした撮影目的があって、
マクロレンズが必要になり、
ひさしぶりに、カタログを調べていた。
で、おどろいたね。

フォーサーズ、オワッてるじゃん。
\(^o^)/


現在、オリンパスのラインアップでフォーサーズマウントを
使っているのは、フラッグシップ機のE-5のみ。
PEN、OM-Dをはじめ、ほとんどの機種は、
マイクロ・フォーサーズに移行している。
おまけに、オリンパスは新しいフラッグシップ機として
2013年10月に、OM-D E-M1を発表している。
ということで、フォーサーズを使ったEシリーズは、
ディスコンが確実。

omd.jpg
オリンパスの新しいフラッグシップ機 OM-D E-M1
出所:オリンパス  http://www.olympus.co.jp/jp/


いまごろ気がついたのかよ!

とか、言われそうである。
そう、いまごろ気がついたのである。
というのは、私は写真を撮るのは好きだけど、
カメラなんか、好きでもなんでもない。
だから、ふだんはカメラのことなんか、考えたこともない。
こういう状況になっているなんて、全然、しらなかった。

やはり、いっしょにフォーサーズ規格を
推進したコダックが経営破綻したのが、
大きかったのかな。



それはともかく、困ったことになったものである。
Eシリーズのユーザーとしては、このまま、フォーサーズ
のレンズを買い揃えていっていいものだろうか。

フォーサーズとマイクロ・フォーサーズのマウントを変換する
アダプタが売られているから、今後もフォーサーズのレンズ
そのものは活かせるけれど、オートフォーカス機能などの
互換性の点で、不安が残る。
それに、マイクロ・フォーサーズに移行すると、
ミラーレスの一択になってしまうし...。

いまどき、OVF(光学式ファインダー)
なんて、意味ねーだろー


とか言われそうだけど、私にとっては、これから撮ろう
としている像を、直接、自分の目で見てチェックする
というプロセスは、けっこう、大事なのである。
ミラーレス機は、そのプロセスを根底から崩してしまう。

とにかく、いま予定しているマクロ撮影については、
以前に使っていたニコンのレンズを使ってすますことにして、
これ以上、フォーサーズレンズを購入するのはひかえよう
と思うのであった。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
現在、オリンパスはフォーサーズからマイクロ・フォーサーズ
への移行戦略を明確にしており、Eシリーズはディスコンに
なることが明らかである。フォーサーズレンズを買い揃えていく
ことについては、一考を要すると思う。


それにしても...。
オリンパスのカメラは、私のように風景を撮る者だけでなく、
鉄道写真を撮る人のあいだでも、結構、人気があった。
やはり、発色がはなやかなのと、手ブレ防止機能がスグレて
いるので、流し撮りなどの技術が使いやすいから。
鉄道ファンこそ、ミラーレスなんか、絶対に使わないだろうから、
これまでのユーザーは、はなれて行ってしまうね。

それと、オリンパスのふるくからの固定的ユーザーとしては、
OM-1の時代からのマクロユーザーがいる。
昆虫写真家の栗林慧さんが、超有名だよね。
マクロユーザーも、ミラーレスなんか、絶対に使わない。

フォーサーズをあきらめたことにより、こういったオリンパスの
固定的なファンを切り捨てることにはならないのかな。
まあ、最近のオリンパスは、内視鏡などのメディカル分野に
注力しているから、デジタルカメラ分野なんか、どうでもいいと
思っているのかもしれないけどね。
...さびしい限りである。


OVF(光学式ファインダー)or EVF(電子式ファインダー)

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私はOVF(光学式ファインダー)のファンなのだが。


前回の記事については、いくつか、ご意見をいただいた。
とりわけ多かったのが、
「風景を撮るのであれば、
OVF(光学式ファインダー)なんか、
必要ないんじゃ?」

というものであった。

たしかに、動かない風景を撮るのであれば、OVFは必要ない。
ミラーレス+EVF(電子式ファインダー)で十分である。
ていうか、一眼レフそのものが必要ないよね。wwwwwww
私自身、そのような考え方から、フィルムの中判カメラ
については、距離計連動式のフジカGW690を使っていた。
動かない風景専用のカメラだった。

けれども、風景が動かないものと決めつけることはできない。
例えば、朝の光が差し込むなか、水鳥が飛び立つ瞬間、
みたいな風景を撮りたいこともあるだろう。
そういう場合、OVFの一眼レフは、ヒジョーに便利なものである。

私の場合、たしかに風景の撮影が多いけれど、
風景だけを撮っているわけではないし。
人も撮るし、花も撮るし、鳥も撮る。
いまだに、鉄道を撮ることもあるし。wwwww
そういった意味では、いろいろな撮影シーンに対応できる
カメラでないと困るのである。

動かない風景だけを撮るのであれば、
富士写真フイルムのミラーレス機、X-Pro1が
いちばんいいだろうね。
画質もレンズも、申し分ないし。
けれども、X-Pro1だと対応できない撮影シーンがあることは、
最初からわかっているわけだし、私の場合、
それを切り捨てることは出来ないのである。


それに...。
風景写真を撮るのって、ずっとシャッターチャンスを
待つわけだから、基本的にヒマなんだよね。
そういうとき、望遠レンズとOVFで、これから撮ろうと
している被写体を見るのって、いいヒマつぶしになる。
「あそこに光がさしこんだ瞬間、
シャッターを切ろう!」

みたいな想像をしながら、OVFで被写体を見て、
シャッターチャンスを待つのは、楽しいものである。

ミラーレス+EVFだと、そのあたりの楽しみがなくなる。
カメラとは別に、双眼鏡を持っていかなくては
いけなくなるね。wwwwww


OVFのEシリーズから撤退する
オリンパスにも言い分はある。


オリンパスは、ミラーレス機の新しい可能性として、
EVFにより、これから撮る画像を直接見ることができる、
ということを主張している。すなわち、ホワイトバランスとか、
露出などを調整して、パソコンで表示される画像を
直接、眼で確認しながら撮影できるというもの。

「ああ、すっかり顕微鏡とか内視鏡
の会社になってしまったんだなあ。」

と思う。 一般的なユーザーは誰も、カメラにそんなこと、期待してないって。

露出については、オートブラケットにより、1段ずつ、
3枚撮ればいいじゃないっすか。ホワイトバランスなんか、
撮るときには、誰も気にしてないって。
どうしてもホワイトバランスを調整したいなら、
あとでRAW現像ソフトか、画像処理ソフトで調整すればいい。
そんなことよりも、写真を撮る者にとっては、
とにかく、一瞬のシャッターチャンスを逃さない
ことの方が、よほど大事だよね。
そういう考え方をする者にとっては、いまだにOVFは
捨てることができないシステムなのである。

ニコンは、望遠鏡の会社から、50年くらいかかって、
やっと、カメラの会社になったんだけど、
オリンパスは、顕微鏡の会社から、とうとう、
脱皮できなかったのかもしれないな。


前の記事に書いたように、オリンパスはマクロ関係の
ユーザーが伝統的に多いんだけど、それはOMシリーズにおいて
「TTLダイレクト測光」という方式を開発したことによる。
これは、要するにフィルム膜面に写った像の明るさを
直接、測定する方式なんだけど、これにより、ストロボの
自動調光が可能になった。

接写をやる者にとっては、いちいち、ガイドナンバー
を距離で割る、みたいなこと、やってられないから。
TTLダイレクト測光だと、なんでもいいから、シャッターを
切りさえすれば、写真が撮れるわけで、これにより、
昆虫なんかを撮る人にとっては、一瞬のシャッターチャンス
を逃がすことがなくなったのである。

最近のオリンパスは、自分がなぜ成功したのか、を
見失っているように思う。

まあ、オリンパスとしては、あくまでもミラーレス+EVF
の可能性を追求するということであり、それはそれで、
カメラメーカーとしての、りっぱな戦略である。
われわれユーザーがとやかく言うべきことではない。
けれども、それにより、対応できない撮影シーンがある
ことは明らかであるし、現状のOVFで簡単にクリアできている
ことを、わざわざEVFで実現しようとするのは、バカげている。

要するに、オリンパスは科学写真撮影用機材の専業メーカー
になろうとしているのであり、それはそれで、顕微鏡、内視鏡
の事業とのシナジー効果があるから、結構なことである。
われわれ、一般のカメラユーザーは、そのあたりは
理解すべきだよね。
そのうえで、オリンパスと心中するのか、
あるいは、他社に乗り換えるのか、の選択をすべきであろう。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
写真を撮る者にとって、まだまだOVFは捨てることができない。
これから撮る像を、直接、自分の目で見てチェックすることは
きわめて大事なプロセスであり、一瞬のシャッターチャンスを
逃さないうえで、重要である。
また、私のような古いカメラユーザーにとっては、
写真を撮る楽しみそのもの、である。



ちなみに、ニコン、オリンパスはカメラ以外の光学機器から
カメラに参入したメーカーだけど、キヤノン、ペンタックスは、
最初から、カメラメーカーである。
彼らは、よくわかっているよね。

ペンタックスなんか、いまだにペンタプリズムにこだわっているもんな。
6×7センチ判の弁当箱みたいな暗箱にペンタプリズムを
付けたカメラを出したときは、思わず笑ってしまったけど、
ペンタックス6×7は、その後もずっと、特定のマーケットで
人気を保ちつづけた。
カメラメーカーは写真を撮るための道具をつくる。
それに対して、望遠鏡、顕微鏡のような光学機器メーカーは、
観察、記録のための道具をつくる。
そういった会社のDNAみたいなものは、結局、最後まで
残り続けるのかもしれないね。

自転車のブレーキは右前? 左前?

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「自転車のブレーキが、左右逆なのでは?」
と指摘されてしまったのだが。


むむむ。よく見ておられますね。
はい、私の自転車は左右逆に付けています。

(^^;


自転車のブレーキは、ママチャリの場合、
右が前輪ブレーキ、左が後輪ブレーキである。
これは、JISでそう決められている。
それに対して、ロードスポーツ車のブレーキは
右が後輪ブレーキ、左が前輪ブレーキだね。
つまり、逆。

フレームもパーツも、それを前提につくられていて、
前輪ブレーキキャリパーのケーブルをとめる部分は右側についている。
また、後輪ブレーキのケーブルはフレームの左側を通り、
後輪ブレーキキャリパーのケーブルをとめる部分は左側にある。
だから、右後輪ブレーキ、左前輪ブレーキにすると、
ケーブルの取り回しが非常にすっきりする。
そのようにできているのである。


けれども、私は自転車のロードスポーツだけでなく、
オートバイにも乗るから、右が前輪ブレーキでないと、
どうもしっくりこない。
オートバイのスポーツ車は、右が前輪ブレーキ、左はクラッチ。
だから、自転車も右が前輪ブレーキでないと混乱するし、
だいいち、危険だよね。
ということで、私は自転車を組むとき、ブレーキを左右逆につけている。
これにより、どういうことが起こるかというと、
ケーブルの取り回しが、ぐちゃぐちゃになるね。
wwwwwwwwwww

cabling.jpg
私の自転車のケーブル取り回し
※ブレーキが左右逆のうえ、ハンドルをはずして輪行するため、
ケーブルを長くとっている。その結果、ぐちゃぐちゃ。(笑)


自転車屋さんにとっては、これが気に入らないらしく、
お店に行くたびに、「左右、逆ですよ。」と言われる。
それどころか、一度、整備に出したときには、
頼みもしないのに、
「ブレーキが左右逆でしたから、付け替えておきました。」
と言われてしまった。

私はオートバイにも乗るから、と事情を説明しても、
ガンとして聞き入れず、
「昔から、そう決まっているのです。」
の一点ばり。自転車屋さんというのは、保守的だよね。

結局、頼みもしないのに、ブレーキケーブルの
左右入れ替えをされたうえ、そのぶんの工賃を
取られてしまった。
家に帰ってから、速攻で入れ替えたけどね。
そのショップには、それ以来、一度も行ってない。

では、どちらが正しいのか。

オートバイ乗りにとっては、前述のような理由で
右前輪ブレーキについては譲れないよね。
オートバイに乗らない自転車乗りにとっても、
微妙なコントロールが要求される前輪ブレーキは
右利きの人は右手で使った方がいいと思うけどな。
左利きの人は、左手でコントロールした方がいい
かもしれないけど、数としては少数だろうし...。

ま、結論としては、好みで決めればいいだろう。
けど、オートバイと自転車のロードスポーツの両方に乗る人は、
ブレーキを左右逆に付け替えて、右前輪ブレーキにすることを
強くオススメする。
見ためを気にする人、あるいは自転車屋さんにとっては、
ケーブルの取り回しがごちゃごちゃするのが
許せないかもしれないけど。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
自転車のロードスポーツ車のブレーキは、
デフォルトでは、右が後輪ブレーキ、左が前輪ブレーキだけど、
私はオートバイにも乗るので、ブレーキを左右逆に付けている。
見ためがわるいとか言う自転車屋さんもいるけど、
そんなもん、人の勝手である。


できれば、右前輪ブレーキに対応して、左側にケーブル止め
がある前輪ブレーキキャリパーがあるといいよね。
後輪ブレーキキャリパーについては、現在、大半のフレームが
左側にケーブルが通っている以上、左側にケーブル止めがあるのは、
やむをえないけど。
ていうか、そもそも、JISでは右前輪ブレーキ、左後輪ブレーキと
決められているのだから、日本国内の市販車については、
それに統一するべきである。
競技用車両については、国際統一仕様で、右後輪ブレーキ、
左前輪ブレーキというのは、まあ、仕方がないと思うけどさ。

「ローカル路線バスの旅」にJRバス白棚線が登場した

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テレビ東京の「ローカル路線バスの旅」を見ていたら、
JRバス白棚線(はくほうせん)が出てきたのだが。


hakuho.gif
JRバス白棚線


最近、テレビを買った。
わが家では、2011年7月の地上波デジタル放送への
移行に伴い、アナログ放送が終了した時から、
テレビがなかった。とくに必要性を感じなかったから。
しかしながら、あるテレビ番組を見たくなったので、
約2年半ぶりにテレビを買ったのである。
その番組とは、テレビ東京系列の「ローカル路線バスの旅」である。


この番組、結構、視聴率が高いようだから、
説明は不要かもしれないが、簡単にふれておくと、
太川陽介さん、蛭子能収(よしかず)さんという
レギュラー出演者と、マドンナといわれるゲストの
女性タレントの3人で、路線バスだけを乗り継いで
旅をする、というものである。
シンプルな内容だけど、それだけにウソがつけず、
おもしろい旅番組になっていると思う。


1月4日放送(BSジャパン 2月3日再放送)の第16弾、
館山~会津若松編では、私にとって、ちょっとなつかしい
路線が出てきた。JRバス関東の白棚線である。
もう、10年以上も前であるが、私はこの路線に乗ったことがある。
ちょっと変わった路線であり、番組のなかでも、
注意して見ると、その様子がよくわかったのだが。


太川さんたち一行は、栃木県の追分というところから、
徒歩で、この白棚線の古関(こせき)というバス停までたどり着く。
そこから、JR東北本線の白河に行くか、
JR水郡線(すいぐんせん)の磐城棚倉(いわきたなくら)
に行くかで迷うのだが、結論が出ないまま、
運転手さんに聞こう、ということになる。
すると、出発時間に差があるはずの上りと下りのバスが、
なぜか、ほぼ同時に来てしまう。

太川さんたちは、バスの運転手さんにそれぞれの終点
におけるバスの連絡を確認するため、上りと下りのバスを
2台とも停車させてしまう。
結局、白河に出た方がいいのではないか、という結論になり、
白河行きに乗るのだが、この間、約2分間、2台のバスにより、
道路は完全にふさがれたままであった。


さて。
このシーンを見ておられた方は、なにか違和感を
お感じになったのではないだろうか。
上りと下りのバスが長時間停車して、道路をふさいでしまう
というのは、一般公道であれば、他のクルマの通行のじゃま
になるから、ありえない。
「田舎のバスだから、大丈夫なのでは?」
と思われるかもしれないが、路線バスが走っているような道路は、
どこでも、それなりに交通量があるのが普通である。

じつは、あれが可能だったのは、あの道路には
他のクルマが入ってくることが、絶対になかったからである。
そう。バスの専用道路だったのである。


あの道路は、もとは鉄道であった。
国鉄時代の白棚線であり、すでに廃止されている。
そして、かつて線路が敷かれていた路盤を舗装して、
バス専用道路として使っているのである。
バス専用道路は、この白棚線のほか、
奈良県の五新線(ごしんせん)などがある。
いずれも同じような事情による。


太川さんたち一行が、たどりついた古関のバス停は、
鉄道時代の駅があったところで、あの部分だけ道幅が
ひろくなっている。そして、上下のバス同士が鉄道の
単線区間のように行き違い交換するのである。
白河行きのバスと磐城棚倉行きのバスが、
ほぼ同時に来たのは、そういうことであったのだ。

古関バス停付近の地図

大きな地図で見る


shiratana.jpg
古関バス停付近の写真
出所:Google Maps ストリートビュー   ※「バス専用道路あり」という標識がある


非常におもしろいシーンであったのだが、番組の中では、
あの道路がバス専用道路であるという説明は
一切なかった。おそらく、TV東京の制作スタッフの
みなさんは、そういった事情を知らなかったのであろう。


これが大手のテレビ局なら、あらかじめ、こういった事情は
完璧に調べあげており、古関での行き違い交換のシーンでは
女性アナウンサーが、
「さて、ここで問題です。」などと言って、突然、クイズが始まるだろう。
そして、「なぜ、この2台のバスは、停まったままなのでしょうか。」
という問題が出される。

それに対して、大勢のひな壇芸人たちが、ボケまくる。
「運転手さんが、女性の乗客にナンパをするため。」とか、
「乗客同士が日記を書いていて、あそこで交換するため。」とか、
ありえない回答が続出する。その間、女性アナウンサーは、
たいしておもしろくもないのに、わざとウケまくる。
そして、正解はCMのあとで、などとムダに引っ張る。

そして、CM明けに女性アナウンサーが、
「じつは、ここはかつて鉄道だったのです。
現在はバス専用道路として使われており、
このバス停では、バス同士で行き違い交換
をしているんです。」
などと、したり顔で正解を言う。
すると、ひな壇芸人たちが、「えーーーー!」と
おおげさに驚く、という感じになるだろう。


TV東京では、そんなくだらない演出はいっさいなし。
3人は本当に行き当たりばったりで、旅をしている。
そして、最終的に目的地に到達できず、「失敗ーーー!」
などという結末になることもある。
テレビ番組としては、考えられないゆるさであるが、
それが「ローカル路線バスの旅」の魅力になっていると思う。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
JRバスの白棚線は、バス専用道路を走るという
おもしろい路線である。もし、近くに行くことがあったら
乗ってみるのもいいかもしれない。


JRバス白棚線は、ローカル鉄道路線の将来像を
さぐるうえでのテストケースとなっている。
道路と線路では、保守にかかる手間はくらべものにならないし、
車両も、鉄道車両が1台1億円ちかくするのに対して、
バスは2~3,000万円くらい。
また、鉄道の運転手になるには専門機関での訓練が必要
であるのに対して、バスの場合は大型二種免許があればいい。
つまり、鉄道とバスを比較すると、運営にかかるコストは、
バスの方が飛躍的に安いのだ。
さらに、専用道路を走ることにより、定時運行が可能でもある。

そのようなことから、将来的には、ローカル鉄道路線は
そのほとんどがバスに転換され、白棚線のようになる
のではないか、と考えられている。

実際に乗ってみると、白棚線は、案外、便利である。
専用道路を、バスは時速60kmで走る。
信号もないから、はやい。
古関のバス停から新白河駅までは、15分くらい。
そこから東北新幹線で、東京まで1時間半くらいで着く。
職種によっては通勤することも可能だろう。

新幹線の駅をハブとした公共交通網の整備は、
日本の交通におけるひとつの課題なのであるが、
白棚線のような形態は、その有望な解決策のひとつ
であると考えられている。

ツェルトを持っているのだが

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ツェルトを持っている。が、使ったことがない。


ツェルトとは、登山用の小型軽量テントのことである。
天候悪化などにより、山小屋にたどり着けない場合など、
非常時の幕営に使う。

いったい、なんでそんなもん、持っているのか。

ハナシは、約7年前にさかのぼる。
2007年の夏、私は北岳に登った。
標高3193メートルの、日本で2番めに高い山である。

北岳に登ってきた

それまで、山なんか登ったことがない私が、なんで
そんな山に登ったのかというと、まあ、いろいろとあったのだが、
とにかく北岳に登るにあたって、装備を揃えた。
また、そのとき、大学時代からの付き合いである、
山に詳しい友人に相談した。

たくさん買い揃えた私の装備を見て、友人は、
「ツェルトがないぞ。」
とか言う。私が
「いや、山小屋に泊まるから。」
と言うと、ばかやろう、と言われた。

それまで、私はツェルトというと、「ポールのない簡単なテント」
だとばかり思っていたのだが、どうやら違うらしい。
実際には、不意の天候悪化や視界悪化などにより
動けなくなってしまったとき、体温の低下を防ぐため、
頭からかぶって使うものだという。
要するに、“死なないための装備”であり、
山に行くためには必須のものだ、というのだ。
そんなこと、私は初めて知った。

山に登るのは初めて。しかも単独行。
登ろうとしている山は、3000メートル級。
山頂付近の気温は平地よりも18℃も低く、
7月とはいえ、5℃以下になることもある。
でありながら、ツェルトなど、山道具に関する知識はほとんどなし。
その友人には、「山、なめてんのか。」と言われてしまった。
私は少し反省し、帰りに御茶ノ水のスポーツ用品店に寄って
ツェルトを買って帰ったのであった。

が、結局、その北岳行きでは、ツェルトを持って行かなかった。
(^^;

経験のなさを装備でカバーする、という考え方には
賛成なのだが、ツェルトは、やはりそれなりにかさばるし、
荷物はできるだけ減らしたかった。
北岳には、ほぼ2kmごとに山小屋があるし、
夏季の登山であれば、GPSなど、道に迷わないための
装備さえ持っていけば、まず大丈夫だろう、と思ったのだ。
それでも最悪の場合に備えて、銀色のフィルムでできた
サバイバルシートだけは持って行ったけど。
結果は、とくに道に迷うこともなく、無事に登ってきた。

北岳行きで使わなかったツェルトは、その後、
ずっと、私の部屋の押入れで眠ったままであった。
が、数年前から自転車でツーリングをする機会が
多くなり、持って行くことが増えている。
考え方としては、やはり非常用であり、
ツーリング中、出血をともなうケガを負うなどの
状況で動けなくなってしまったとき、
救急車の到着を待つまでのあいだ、
体温の低下を防ぐ、という目的である。
もちろん、使ったことはない。


ということで、ツェルトを持ってはいるのだが、
7年前に買って以来、ずっと未使用のまま、という
私にとっては、限りなく不要に近い装備である。
オークションに出して売っぱらってしまおうか、と考えた
こともあるのだが、まあ、いつの日か、どうしようもない
状況に追い込まれたとき、
「持っていてよかったああああ! \(ToT)/。」
と叫ぶこともあるかもしれないから、いちおう手元に
置いておこうと思っている。



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ツェルトは、日帰りとか山小屋泊まりで山に行く人、
あるいは、一般の自転車ツアラーにとっても、
まず使うことはない装備である。が、持っておくと、
死なずにすむかもしれない。それだけ。

※ブルベなどに参加するロードスポーツ乗りは
 持っておいた方がいいかもしれない。



先日、東京では大雪になった。
ふだんは、奥多摩や丹沢などで遭難することなんか、
まず、ありえないのだが、あの日、山に入っていた人は
かなり、ヤバかったかもしれない。
ツェルトを持っているかどうかにより、
安心感はかなり変わっただろう。
そういった意味では、ツェルトは万一の場合の保険、
あるいは行動の自由度をひろげるための装備であり、
通常は使うものではないのかもしれないな。


P.S.
先日のJRバス白棚線の記事を読んでくださった方より、
「結局、どのようなルートを行けば、ゴールできたのか?」
という質問をいただいた。
いくつか可能性のある選択肢はあるのだが、
2日めの水戸駅におけるバスの運転手さんによると、
14:39発の常陸太田行きのバスに乗れば、その日のうちに
常陸大子まで行けたことは、ほぼ確実だったから、
とりあえずそれに乗ったとすると、3日めは以下のコースになる。

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 第16弾 (館山~会津若松)
正解ルートの例


常陸大子駅 7:55→下野宮バス停 8:07 (茨城交通)
(徒歩3.5km)
高地原入口バス停 8:59→東館 9:20 (福島交通)
東館 9:32→棚倉駅 10:15 (福島交通)
棚倉駅 10:55→白河駅 11:48 (JRバス白棚線)
白河駅 12:45→石川駅 13:28 (福島交通)
石川駅 15:15→須賀川駅 16:14 (福島交通)
須賀川駅 16:40→郡山駅 17:16 (福島交通)




4日目は、郡山駅から磐梯熱海駅経由で会津若松に
楽勝で行くことができるね。
ま、放映を見る限りにおいては、水戸のバス案内所
における案内担当者の対応が悪すぎた。
私のようなど素人でも、ちょっと調べればすぐにわかる
上記の乗り換えを、ろくに調べもしないで、
「行けない。」とか、「その先はわからない。」とか言ってたから。
太川さんたちにとっては、ちょっと気の毒であったと思う。

ユーザー車検を受けてきた

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CB750であるが、5回めの車検を受けてきた。


seal.jpg

私のCB750は、2004年(平成16年)4月に初登録。
今回で、5回めの車検となる。
5回の車検は、すべて自分で受けて通している。
いわゆるユーザー車検。
一度も不合格になったことはない。

ぶっちゃけ、車検なんて簡単である。
オートバイに乗っておられる方々は、
自分で車検を受けることを強くオススメする。



ユーザー車検を受けるには、まずは予約をとらないといけない。
予約は以下のページで取れるから。

自動車車検インターネット予約システム
https://www.yoyaku.navi.go.jp/pc/reservationTop.do


持っていくものは、以下の5つ。
①車検証
②自賠責保険証
③自動車税納入証明書
④お金 19,160円
⑤印鑑

 
それだけ用意して、陸運局自動車検査登録事務所(=車検場)
に行けばいいから。あとは、太く大きな流れに乗っていけば、
約40分後には、新しい車検証とシールを手にすることができるだろう。


<検査で見られるポイント>
1.タイヤの残り溝
2.ブレーキパッドの残り
3.光軸
4.排気ガス中のCO(一酸化炭素)、NOx(窒素酸化物)濃度


始業点検に含まれる項目(=ネンオシャチエブクトウバシメ)
はすべて満たしているという前提で申し上げると、
検査で見られるポイントは、だいたい上記の4つである。

1.のタイヤの残り溝であるが、規定では0.8ミリあればいい
ことになっている。けれども、二輪の場合、残り溝が少ないと
検査官の心証はよくない。
ユーザー車検にすれば、オートバイ屋さんや整備工場に
依頼するのにくらべて、5~10万円は節約できるのだから、
残りが少なくなったタイヤは、さっさと新品に交換してから
検査を受けた方がいいだろう。

2.のブレーキパッドも同様で、残り1ミリあればいいこと
になっているが、やはり、新品に交換した方がいい。

3.の光軸は、検査でいちばん落ちやすい項目である。
私も最初の頃は調整方法がわからず、車検場の周辺にある
テスター屋さんに持ち込み、約2000円の調整料を払って、
調整してもらっていた。けれども、だんだん、それすらも
バカバカしくなってきたので、いまは最下部の囲みに
書いた方法により、自分で調整して、検査を受けている。
それで落ちたことはない。
テスター屋さんは、おおげさに微妙な調整をしているけど、
検査ラインの装置は、意外とアバウトである。

なお、HID化、ブルーレンズ化など、ヘッドライトの改造を
やっていると、ほとんどの場合、光量不足と判定されるうえ、
検査官の心証はめちゃめちゃ悪く、まず通してくれないから。
必ず、もとの白いハロゲンバルブに戻してからいくか、
あるいは、一時的に安価なシールドビームなどに変更した
うえで、検査を受けるしかない。

4.の排気ガス中の濃度であるが、私のCB750の場合は、
2004年式のキャブレター仕様車だから、
検査の基準値そのものがあまく、まず落ちることはない。
けど、もし落ちてしまったら、どうするか。

ここから先は、私だったらこうする、というハナシをする。
決して、おすすめするものではないから、念のため。
落ちるとしたら、ふつうCO(一酸化炭素)だろうから、
私ならエアクリーナーエレメントを外して、
もう一度、ラインに行く。
それで、たぶん大丈夫だろう。

それでもダメなら、キャブレター仕様車の場合は、
アイドリングアジャスティングスクリューを調整して、
混合気を限界まで薄くし、アイドリングの回転数を
下げてみる。
それでもダメなら...、ちょっと厄介だね。
(^^;

いずれにしても、2007年までのキャブレター仕様車の場合、
検査基準値もゆるいし、うまく調整していけば、
まず大丈夫だと思う。

2007年排ガス規制以降のFI(フューエルインジェクション)
仕様車についてはどうか。検査基準値は、かなり厳しくなっている。
けれど、マイコンにより、混合気の濃度を厳密に管理している
わけだから、マフラーの改造でもして、触媒をはずしたり
していない限り、検査に落ちることは考えにくい。
もし、落ちたとしたら、対策は上記に書いたエアクリーナー
エレメントをはずす、という手くらいしか、考えられないね。
燃料に添加剤(ワコーのプレミアムパワーなど)
を混ぜるという手も考えられるけど、効果は未知数だし。

まあ、FI仕様車で排気ガス検査に引っかかるということは
酸素センサーの故障など、重大なトラブルが考えられるから、
さっさと修理に出した方がいいとは思うけど。

ということで、ちょっと長くなったけど、上記4点の整備を
やっていけば、まず大丈夫だろう。


検査ラインに入るときに、検査官は必ず、
「ひとりでできますか?」
と聞いてくれるから。無理をせず、
「ちょっと自信がないです。やり方をご説明いただけますか。」
と、はっきり言うこと。
検査官としても、ローラーに巻き込まれてケガでもされたら困るので、
そう言えば、必ずついて来てくれる。そして、終わったら必ず、
「どうもありがとうございました。」
と、丁寧にお礼を言っていただきたい。
挨拶やお礼がきちんと言えることは、人として当然であるし、
ユーザー車検を受けに来るオートバイ乗りのマナーの悪さが
問題になり、締め出されると困るからね。


なお、整備記録簿は、必ず、自分で記入して持っていくこと。
検査官に見られることがあるから。
私が受けた過去5回の車検で、整備記録簿の提示を求められたのは、
1回だけだけど。その際、空冷式のオートバイなのに、「冷却水の量」
という項目に✓マーク(=点検したという意味)を付けたりしていると、
まず通してくれない。正しくは/マーク(=該当なしという意味)だから。
そのあたりは、ご自分でよく考えて記入してください。wwwwww



ということで、今回の記事のまとめであるが、
ユーザー車検は簡単である。ぜひとも、自分でやってごらん
になることをおすすめする。

恐縮だけど、いちおう、決まり文句だから。
この記事を読んで、あなたがユーザー車検を受けたことにより、
オートバイが故障したり、あるいは、あなたがケガをしても、
takは責任を負いません。


なお、車検はあくまでも、受検時点での車両の状態を検査するだけ。
車検に通ったからといって、2年は安心して乗れる、という意味
ではないから。メインテナンスに関しては、必ず自己責任で
行うべきである。自信がないなら、迷わずオートバイ屋さんに
依頼したほうがいいと思う。


光軸の調整方法
1.自分でまたがってフォークが沈んだ状態で、ヘッドライトの中心の高さを測定する。
2.垂直の壁(ブロック塀など)に、1.で測定したヘッドライトの高さをマークする。
3.夜、5メートルほど離れた位置でハイビームにしてヘッドライトを点灯し、中心がマークした位置よりも2センチくらい下にあればOK。


この状態で検査ラインに行く。
たぶん、合格するだろうけど、落ちた場合、検査官は必ず、「もっと上」とか「もう気持ち下」とか言ってくれるから。それを参考に微調整して、もういちどラインに。
それでも落ちたら、あきらめてテスター屋さんに行った方がいい。1回の検査料(1700円)で検査を受けられるのは、3回までだから。約2000円で光軸を調整してもらってから受けた方が確実だからね。
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